セゴビアの行き方と観光。世界遺産の水道橋と白雪姫の城<セゴビア行き方とモデルコース付き>

アルカサール

 

セゴビアの行き方と観光の仕方を説明します。マドリードから簡単にアクセスできる世界遺産の街セゴビアはローマ時代の水道橋と白雪姫のお城、旧市街等スペインに行ったら絶対外せない街です。

Contents

セゴビア行き方と観光


セゴビアとは

マドリードからセゴビアの地図
筆者作成

マドリードから北西80キロの所にあるローマの水道橋がある世界遺産の街。ローマの水道橋と中世の街、アルカサールというお城は白雪姫のお城のモデルになり有名。

片道1時間程なので日帰りでも充分行けるし時間があれば宿泊もいい。夜のセゴビアの街は観光客がいなくなり落ち着いたムードになる。街のサイズはコンパクトで治安も良く歩いて楽しい世界遺産。

行き方はバスか新幹線か現地各社のツアー

それぞれメリット・デメリットがあります。

①バス=マドリードからセゴビア間バスは1時間15分から1時間30分かかりますが頻繁に出ていて予約もいらない。セゴビアのバスターミナルは水道橋から徒歩5分の所です。

②新幹線=マドリードからセゴビアのスペイン新幹線アベはマドリードから30分で着き快適ですがデメリットは本数が少なく予約が必要そしてマドリードのセゴビア行き新幹線の駅は街の北側のチャマルティン駅到着のセゴビアの駅もセゴビアの街から離れているのでタクシーか路線バスに乗る必要があります。

③現地各社ツアー=英語のアビラ・セゴビア終日で効率よく回ってくれる。日本のエージェントは日本語ガイドの説明を聞きながらのセゴビア半日ツアーをやっていいるので各社に問い合わせてください。

路線バスでマドリードからセゴビアへ行く方法

メトロ6号線モンクロア=Moncloaで降りるとバスターミナルがある。

メトロの路線図でモンクロア
筆者作成

 

メトロ6号線モンクロアに着くとバスターミナル=terminal de autobusと書いているほうに進む。

バス会社Sepulvedanaで1時間15分から時間30分でセゴビアまで。

*バスは直行=Directと途中村に何回か止まるルートがある。切符を購入する時にDirectoディレクトというと直行便という意味だが15分位の違いなのであまり気にしなくて良い。直行じゃなくても余分に景色が見えると思えば得した気分になれる。

下の写真はマドリードセゴビアのバスの時刻表です。

*夏に撮ったのになぜかInvierno冬と書いてあったが不明。時刻の前のアルファベットDがDirecto=直行。

*Lunes a Viernes=月から金、

*Sabado Laborables=普通の土曜日、

*Domingo y festivos=日曜祝日

バス時刻表マドリードーセゴビア

 

バス時刻表 セゴビアーマドリード

 

バス会社ホームページ 日本語 https://lasepulvedana.es/rutas-horarios.php

スペイン新幹線でマドリードからセゴビア

スペイン新幹線アベのセゴビア行きはマドリード・チャマルティン駅出発。ほとんどのスペイン新幹線はアトーチャ駅発だがセゴビア行きはチャマルティン駅発。

セゴビア行きのアベが出るチャマルティン駅

マドリード・チャマルティン駅からバジャドリード行きの新幹線でセゴビア・ギオマールまで新幹線で約30分。

チャマルティン駅はマドリードの北。メトロ10番線と1番線でChamartin又はレンフェ(スペイン国鉄)の近郊線でChamartin。

セゴビア行き新幹線出発はチャマルティン駅右端の17番ホームから。

チャマルティン駅のセゴビア行き
筆者撮影

スペイン国鉄のホームページ出発地目的地を入れて検索して下さい。http://www.renfe.com/viajeros/

セゴビアに着いたら

①セゴビア・バスターミナルから

セゴビアバスターミナルはとっても小さい。着いたら外へ出ていき水道橋を目指すのみ。

セゴビアバスターミナル
筆者撮影

セゴビアのバスターミナルにコインロッカーと無料のお手洗いがある。街へ行く前にお手洗いを使っていきましょう。

セゴビア、バスターミナル
筆者撮影

帰りの切符を買う場合この列が切符売り場。帰りの時間が読めない場合はその場で買ってもいいと思う。マドリード行きのバス通常はそんなに混んでいません。その方が時間に縛られず楽しめると思う。

セゴビアバスターミナル
筆者撮影

セゴビア・バスターミナルを出ると商店街通りを5分歩くと水道橋が見えてくる。写真下はバスターミナルに貼ってあるセゴビアの地図。バスターミナルから水道橋の位置の部分。

セゴビアのバスターミナルと水道橋と場所の地図
筆者撮影

 

どっちかわからない場合は「アクエドゥクト?=スペイン語で水道橋」と街の人に聞きましょう。

セゴビア・バスターミナルを出て左へ出ると写真下の景色。この横断歩道を渡り右へ移動し最初の道を左へ。

セゴビアのバスターミナルを出たところ
筆者撮影

商店街になっている割と広い道路を真っ直ぐ歩くと水道橋が見えてくる。

写真下は遠くにアーチが見えて来た所。

セゴビアの街、水道橋が見えてくるところ
筆者撮影

写真下は更に水道橋に近づいた所。水道橋の高さが良くわかる。この辺りにバルやレストラン等飲食店が続く。

セゴビア水道橋
筆者撮影

水道橋のすぐ横にインフォメーションがありそこで街の地図を無料でもらうことが出来る。(インフォメーションの中にトイレ有、有料で20セントコインを入れて中に入る。小銭が無い場合はインフォメーションで両替してくれる。)

インフォメーションの上のテラスから水道橋の写真を撮るといい。

セゴビアのインフォメーションと水道橋
筆者撮影

 

②セゴビア・レンフェの駅から

路線バス、11番でも12番でもいたのに乗れば大丈夫、または空いているほうで座って行く。

新幹線を降りて人の流れと一緒に駅の外へ出るとバスが待っている。前は12番で後ろが11番。

セゴビアの新幹線駅からのバス
筆者撮影

(11番)で水道橋迄15分、

(12番)のバスでバスターミナルまで15分。上記のバスターミナルの斜め前に着く。

水道橋行きの11番にみんな乗るので11番は目茶混んでいる。空いていたら12番でバスターミナルに行きそこから歩いて水道橋へ行くといい。

タクシーなら水道橋迄10分

タクシーの場合先にお城をしたから綺麗に見える=mirador de  alcazar de fuencislaまで行ってお城の写真を取り同じタクシーでお城まで(すごい登りなので)行くと無駄が無い。

 

セゴビアの歩き方

セゴビアは町がコンパクトで徒歩で充分観光出来る。治安も良いので気が向くまま散策を楽しむと良い。

<セゴビアの地図>

セゴビアの地図
筆者作成

水道橋とアルカサール(セゴビア城)の間に旧市街。歩いて回れるけどセゴビア城=アルカサールが一番きれいに見えるところへ行くにははタクシーを使うことをお勧め。上のセゴビアの地図の一番上お城の写真ポイント。下写真はそこから撮ったアルカサール=セゴビア城。

<フエンシスラ展望所から撮ったセゴビア城>

セゴビア城アルカサール
筆者撮影

歩いていく事も出来るが写真で見る通りお城は崖の上に有りお城から20分位下って行って帰りはまた登って行く必要がある。

タクシーでフエンシスラ展望所に行く場合のセゴビア観光モデルコース

水道橋の先のタクシー乗り場からタクシーでフエンシスラ展望所(タクシーにミラドールデフエンシスラと言う)=>タクシーは待ってもらう(タクシーにウンモメントと言う)=>タクシーでアルカサール(セゴビア城)まで行く(タクシーにアルカサール・ポルファボールと言う=>アルカサール(セゴビア城)入場しても良いし、しなくてもいいのでその後ゆっくり旧市街を歩いて=≫大聖堂=≫マヨール広場=>水道橋と観光。

 

水道橋の横の階段を登って行くと水道橋の最上部レベルから見ることが出来る。(水道橋の上には登れない。)上まで登るのがつらい場合はインフォメーションの上からでも充分いい写真が撮れる。

セゴビアの水道橋
筆者撮影

フエンシスラのアルカサール展望所に行かないセゴビア観光モデルコース

水道橋=>マヨール広場=>大聖堂=>アルカサール=>また水道橋の方へ戻る

 

セゴビアのモニュメント

<セゴビア水道橋>

セゴビアの観光の目玉は何と言ってもこの水道橋。2000年前のローマ人が創った水を運ぶために石を積み上げた。

 

セゴビア水道橋
筆者撮影

 

両側の丘と丘を結び水道管を渡すために石を積み上げた。石と石の間に接着剤は使われていない。17キロ離れた山から上水道を引くために作ったものでほとんどは地中を水路が通っているが丁度ここは谷になっているのでこの高さの橋が必要だった。

セゴビア水道橋について詳しくははこちらに書いています

<セゴビア・ローマの水道橋>

 

水道橋の横の坂道を(インフォメーションの階段のある反対側)上って行くと10分くらいで導入部まで行くことが出来ます。坂を上ると水道橋が低くなって行きもう少しで上の水路が見えそう。

セゴビア水道橋

<セゴビア旧市街も世界遺産>

セゴビアは街も世界遺産で散策が楽しい。中世の街並みが残っていてそこで暮らしている人々の生活感も楽しめる。文房具屋さんや食材屋さんなども見ながらの散策。15世紀頃の邸宅や貴族の家牢獄や教会等を見ながらセゴビア城(アルカサール)まで1,5キロ20分から30分の距離。

<セゴビア15世紀の貴族の家・とげの家>

セゴビアとげの家
筆者撮影

<セゴビア・サンマルティン広場>

セゴビア・サンマルティン広場
筆者撮影

サン・マルティン広場はセゴビアで一番中世のムードが残っている広場。横にある教会はロマネスク様式のサンマルティン教会(12世紀)は今も現役の教区教会。柱頭の彫刻が少し摩耗しているが聖書の場面や魑魅魍魎の生き物たち。

<右側がサンマルティン教会・奥にセゴビア大聖堂の尖塔が見える>

セゴビア・サンマルティン教会
筆者撮影

<セゴビア・マヨール広場>

セゴビア・マヨール広場
筆者撮影

セゴビアのマヨール広場は大聖堂が綺麗に見える。お土産物屋やカフェなどがありお天気がいいとテラスでお茶もいいです。ここにもセゴビアのインフォメーションと公衆トイレがあります。

<セゴビア・マヨール広場から大聖堂>

セゴビア大聖堂
筆者撮影

 

<セゴビア・サン・エステバン教会>

サンエステバン教会
筆者撮影

 

サン・エステバン教会は13世紀後期ロマネスク。セゴビア大聖堂ができるまではこのあたりで一番高い塔で遠くからくる旅人の目印だった。53メートルで形も美しいのでスペインに数々有る教会の塔でも女王と呼ばれる。

<セゴビア・サンミゲール教会>

セゴビア大聖堂を背にして右手の方にサンミゲール教会。イサベル女王が戴冠式を行った教会。入口の横にスペイン語で1474せ年12月13日イサベル女王戴冠と書いてある。

セゴビア・サンミゲール教会
筆者撮影
セゴビア・サンミゲール教会
筆者撮影

<セゴビア大聖堂>

スペインで最後に作られたゴシック様式の大聖堂。内部は広々としている

セゴビア大聖堂
筆者撮影

 

<セゴビア大聖堂内部>

セゴビア大聖堂内部
筆者撮影

セゴビア大聖堂から5分ほど歩くとアルカサールへ

<アルカサール・セゴビア城>白雪姫のお城

セゴビア城はディズニーの白雪姫のアニメの中に出てくるお城のモデルだと言われている。外側のメルヘンな感じと中は随分ムードが違い堅牢な城郭。中には甲冑やイサベル女王の肖像画、王座の間等楽しめる。内部は写真可(フラッシュ不可)。

<アルカサール・セゴビア城>

セゴビア・アルカサール
筆者撮影

切符売り場は向かって左側の別の建物内。一番上の塔まで登る場合は別料金。

 

 

<フエンシスラのミラドール(展望場)からアルカサール「白雪姫のお城」が展望できる>

白雪姫がここに住んでいたわけではなくウォールとディズニーがアニメを作るときに白雪姫の物語にふさわしいお城を探して旅をした。この「お城がぴったりだ!」とアニメの白雪姫のお城のモデルに使った。

セゴビア城
筆者撮影
アルカサール
筆者撮影

<エスグラフィアード>

セゴビアの街の家をよく見ると壁に綺麗な装飾が入っている。これらの漆喰に彫刻でほられている装飾をエスグラフィアードをいう。幾何学模様がほとんどでイスラムの影響がみられる。

セゴビアのエスグラフィアード
筆者撮影
エスグラフィアード
筆者撮影
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セゴビアの食事<子豚の丸焼き>

セゴビア名物コチニージョ
筆者撮影

名物料理は子豚の丸焼き<コチニージョ>。生後21日までの子豚をオーブンで焼き上げる。雑食していない子豚は母豚のミルクしか飲んでいないので肉が柔らかくミルクの味と言われる。街の中のあらゆるところに専門店。

<セゴビア名物有名なのはこの2店>

有名なのはエル・カンディドEl Candido 水道橋のすぐ横にある有名店。いつも込み合っているので予約した方が良い。お昼の12時から開いています。ホセ・マリアJose Maria は地元の人に人気。こちらも予約した方が良いでしょう。それ以外にも街にはたくさん子豚料理の店が並ぶ。どの店もほかのお肉、魚料理、野菜もあるので同伴の人が子豚を食べたくなくても大丈夫です。

<バルで簡単にだったら>

レストランでの注文は前菜・メイン・デザートとコースで頼むのが掟。時間もかかり量も多いので少しだけ味見したい場合は水道橋の横の登り坂沿いにバルで単品で子豚を頼める店が2件。2人で「子豚の丸焼き」一皿を頼んで飲み物でも大丈夫です。

マドリードから日帰りでセゴビアへ行った旅の記録

セゴビア観光まとめ

セゴビアはマドリードから近くにある世界遺産で日帰りも可能だし一泊できればなお楽しめる。ローマの水道橋はヨーロッパ中で見れるがこれほど完璧で美しい水道橋はあまりない。そして街も中世のムードが残っていて白雪姫のモデルになったセゴビア城=アルカサールや騎士の館、教会等街が世界遺産、綺麗でこじんまりしているのでセゴビアは散策するのに最適です。

投稿者: 大森由美

スペインに1989年から住んで日本からのお客様と旅に行ったり美術館を巡ったりしています。お休みの日は夫とキャンピングカーで放浪、スペインに長年住んでもスペインが大好きで日本から来たお客様にもスペイン大好きになってもらうために働いています。趣味はバイオリンとスキーとワイン。

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