知らない町で奇跡に救われた件

知らない町で

あの時はある日本の偉い方の同行で「行ったことはあるけど曖昧な記憶」の世界遺産の、でもあまり有名でもない街をご案内する行程になっていた。地図も見つからずとりあえず「エイッ」「気合で何とかなるッ」と歩き始める事にした。

ヨーロッパの街は大体慣れると中心があるので知らなくても何とかなることが多い。たいてい真ん中に教会と市庁舎その周りに寄り添うように人々が集まって町が作られ親鳥に寄り添う小鳥たちみたいだ。

旧市街に入り「どっち向いて歩こうか」って思っているところにお客様の携帯電話が鳴った。どうやら御家族からみたいで旅の事やら家の事やらしばらく会話は終わりそうにない。聞いていると申し訳ないので少し遠慮して離れたところに移動した。

そこに木のベンチがあって広告みたいな紙が折りたたんで置いてある。見逃しても構わないくらいに落ちているのか置いてあるのか。別にどうってこともないけど電話も終わりそうにないし何気にそれを手に取ってみた。

「・・・・・」「うそでしょ」

なんとそれはその街の地図。目を疑うとはこの事で「嘘でしょ」って何回も心の中で叫んだ。

電話は結構な長電話だったのでその間に回り方を決めて見るべきものを確認してまるで良く知っている街のように観光を終えることが出来ました。

これって偶然?それとも奇跡?

その後サンティアゴに行く日だったので「サンティアゴ様有難う~」と大聖堂で感謝のハグしてきました。

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一体どこまで歩くつもりだったのか。

本当にあった話です。

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彼は普通の感じの若者だった。
ツアー中は特に目立つ事もなく

礼儀正しくちょっとシャイだったけど
あまり記憶にも残っていない。

 

そんな人だった。

 

毎日「チェックのシャツにキャップ。」
日本ならどこにでも売っていそうな。
約1週間の旅行
何の問題も無くツアーは「明日は日本へ」という日の事……

夕方からフリータイム。

夕食も付いていないのでもう明日の朝までみんな各自で行動だ。
それぞれ三々五々お買い物へ美術館へと散っていった。

宿泊ホテルから徒歩5分のところにスーパーマーケットがある。ホテルを出て暫く歩いて一度右に曲がるだけの至近距離。

そこへ何人かが一緒に又はバラバラと行ってお買い物を楽しんだ。

「そこに彼は来ていた」

それが最後の目撃情報

出発当日の朝
出発時間になって1人足りない
何度数えてもいない
誰だろう・・・・
「1人参加のあの彼いなく無いですか?」
「そうだ、そうだ」
「彼居ないねえ〜〜」
「朝から見てないよね〜」
「まだ寝てるんじゃ無いの?」
いろんなデマが飛び交う中とりあえず部屋のチェック

 

「…………」
部屋はまるで「すぐ帰ってきます」状態
スーツケースは広げられ、
乱雑にバラバラと色んなものが部屋中に散らばっている。
「これって……???」

 

ツアーの最優先順位は全体だ
そして「安全に帰国する事」
グループは彼を残し帰っていった。

 

残された現地は大混乱
警察、日本大使館、ホテル、周辺住民、行ったはずのスーパー
帰ってくるかもしれないホテル。

 

寝ずの捜索をした担当ガイド君は
交代命令が出て約7キロは離れた家に帰り休んだ
もう既に出発の朝から30時間は経っている。
前日の夜からだと40時間以上
現地の不安も心配もピークだ

 

真夏のスペインの昼間の太陽は強烈。
影が出来ない位真上から容赦無く照りつける。
担当ガイド君、暑い時間に外を歩く事はあまりしないのに
何故かその日は誰かに呼ばれたように外へ行った。
お昼寝を中断して。

 

そして彼の家はかのホテルから7キロは離れた普通の住宅街。
決して観光地でも無くもちろんガイドブックにも載っていない。

 

そこに何と、
「チェックのシャツにキャップをかぶった男性」が歩いている。
普通なら気にも止めないくらい普通に。

 

「も、も、もしかしてoxさん?」
「あ、は、はい、そ、そうです、、、」

 

彼は発見された。
偶然にも……

 

そしてとにかく家に入れて飲み物飲ませて休ませて話を聞けば
ーースーパーを出てから迷子になって歩いていた。
ホテルの名前も分からないのでとにかく歩いていた。
何も持たずに出たのでただ歩いていた。
夜は地下鉄の駅で寝て朝になったら又歩いた。ーーー
それにしても

 

いつまで歩くつもりだったのかなあ〜

 

教訓:知らない街で出かけるときは必ずホテルの住所が書かれた何かを持ちましょう。

(これは本当にあった事を何人かの関係者から聞いて私がまとめた物です)

プロの仕事だ。

 

これも本当にあった話です。。

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その日は少人数の個人のお客様達
日本からの長旅でマドリッドには夜のご到着。

多分ご自宅を出て20時間近くは経ったと思う。
お疲れもピークだろう。

年輩の優雅なご夫妻ふた組だ。

とにかく奥のロビーbarで座っていただく事に。
ホテルは5つ星、瀟洒なヨーロッパらしいムード。

置いてある家具も年代物でセンスも良い。
従業員も全員とても丁寧で定評のあるホテル。
ホテルの周りは高級ショップや地元の優雅な高級マンション。
ロビーは夜という事もありあまり人はいなかった…はず。

 

今日の登場人物はこの2組のお客様と前回の
「本当にあった不思議〜〜な話1」のガイド君

 

あ、そしてそこには「誰か」がいた、はず。

 

ガイド君チェックイン手続きを終えてお客様が待っているロビーへと急ぐ
今回はお客様2組とガイド君なので合計5名
お客様4人は輪になる感じで向かい合って歓談していた。
全員が全員の顔が見えている状態で……
ガイド君は立ったままでお客様の方を見ながら質問に答えている。

 

しばらく……と言っても5分だったか10分だったか
現地情報やら明日のことやらお天気やらどうでも良い事やら
とにかく明日までに必要な最小限の情報のやり取り。

 

話も終わってそろそろお部屋に行きましょう〜〜
と、ザワザワと皆さん動き始めた
すると

 

「えっ?これじゃ無いわ〜」
「これ、私のカバンじゃない」

 

1人の女性のお客様が自分の横に置いていた小さなカートが
似た様なサイズの別のカバンに変わっていた。
それは横の自分の視界の片隅にずっとあった。

 

それが何だか安いスポーツバッグみたいな物になっていた
似ているのはサイズだけだ。

 

「い、いったいいつ?」

 

全員が全員の顔が見える状態で座っていて
ガイド君は全員の方を見て立っていたのに……

 

まるでこれは魔法だ
ちなみにロビーにはホテルのセキュリティの人もいたんです。
全員しばらく当然「沈黙」…

 

ホテルのセキュリティ用のビデオを見せてもらった。
すると「そのカート」に似た物を持って
出口を堂々と出て行くカップルが写っていた。
上手に顔は写らないように。

 

全員口を揃えて「プロだ」…

幸い消えたカバンには機内用のスリッパとか洗面用具しか入っていなかったので
お客様は問題無くご旅行を続けられました。(パスポートは無事でした)

 

教訓: 高級ホテルのロビーには天才的なプロの置き引き屋がいる。
(これは当事者のガイド君から直接聞いた話を私がまとめた物です。)

 

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神様はいると思った出来事。

あれはあるカトリックツアーの出来事

あの時はあるカトリックの神父様と信者さん達のツアーでした。フランスのルルドからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ、アビラなどの聖地を巡るツアー。その日はガリシア地方のラ・コルーニャという小さな町で宿泊。次の日はサンティアゴ・デ・コンポステーラの観光後アビラという聖地まで600キロ以上の移動という凄い予定。

聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ

明日ボタフメイロだって

ところが明日サンティアゴ・デ・コンポステーラで特別なミサがあり普段は見れない「ボタフメイロ」という大きな香炉を大聖堂で動かすのが見れるという情報が。今の予定は移動距離が長いので朝早く出発して簡単なサンティアゴ観光後アビラに向かう予定でした。それでも到着はきっと20時頃。現行の行程のままでは「香炉ボタフメイロ」は見れませんがと神父様に御相談。神父様随分悩まれましたが年配の方が多く移動距離も長いので今回は皆様にそれは伏せて予定通り早く出発をしてアビラに向かいましょうということに決定。

突然バスが故障

では出発という朝突然バスの調子が悪くなりボンボンボンと音を立てて止まってしまった。昨日まで絶好調に動いていた最新型バスが。アララ・・・・ドライバーも汗をかきながらエンジンを見たり計器を調べたりするけれどとても600キロは無理でしょう。

慌てて替わりのバスを探してもらうことに。ところがア・コルーニャの田舎からそんな距離を移動ができるバスがそう簡単には見つかるわけも無くやっと見つかったのが2時間後。田舎のスクールバスのようなのがやって来てさあ出発。このバスで着けるのかしら・・・・

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まさかの軌跡の到着

新しいおじいちゃんドライバー見た目よりやるなあって感じでビュンビュン飛ばしてくれてサンティアゴ・デ・コンポステーラ到着はそのミサの約15分前。杖のお客様も結構な数いらしたのですが皆さんやればできる。すごいスピードで大聖堂迄ダッシュ。奇跡的にミサに間に合い全員で「ボタフメイロの香炉」の香りに酔いしれました。

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラ

アビラに到着したのは22時頃になりましたが皆さんこれぞ神様の導きと泣きながら喜んでくださり今思い出しても不思議な出来事でした。

サンティアゴ様有難う。