これから海外移住や海外長期滞在者へのアドバイスとか注意とか心構え、というか過去の自分への言葉

「海外移住のアドバイスとか注意とか心構え」とかすごい題材ですが偉そうなことは何にも言えな長い自分の海外生活を振り返って過去の自分に言ってあげたい事として考えてみた。これから日本を出る人や長期滞在になる人の道しるべになればと思う。

私は海外移住組、アメリカに1年住んだ後現在スペインのマドリードで暮らしている。こんなに長く暮らすとは想像していなかったので後ろを振り返って時間の長さにびっくりしている。「何年ですかって?」「30年ですッ」

長期海外生活をするにあたっての注意と心構え


これから海外移住を考えている人やそろそろ3年経ったなあ、とか5年経ったなあ、悩んでいる人もいると思うので自分の経験を振り返って過去の自分に言ってあげたい言葉にしてまとめてみた

「良い人達」がいる環境に自分を置く

周りにいる人によって環境大はきく変わる。出来るだけ良い人達と良い関係を長く持つことは非常に大切。偶然に大きく左右されるが心がけているのと無防備なのは違う。

働けるなら働く

仕事をして自立するのは大事。働くことで経済的にも人間的にも自立が出来る。そして仕事で一緒に苦労した仲間が出来ると人間関係の幅が広がり信頼関係が深い。

健康に気をつける

毎日食べるものが体を作る。日々の食事のバランスに気を配ろう。日本人が西欧型の食事を続ける事による特定の病気など食事と健康の関係は様々なところで指摘されている。

外国にいる事に満足してただ滞在しているんじゃない?

と自分に時々問いかける。

カルチャーショックは時間が解決する

誰にでも起こるカルチャーショック。日本国内の引っ越しでもたいていの人に起こる現象だ。

最初は嬉しくてとてもハッピーで過ごす蜜月期間、次第に嫌な部分に目が行き始めて最悪な気分になる苦悩期間、すべてを受け入れてもう一度好きになる満足期間。

実際はこの波を何度も経験しながら暮らす事になる。最悪な苦悩期間が長く続き低迷したまま帰国した人もいた。せっかく外国で暮らすチャンスを手に入れたのだから最悪な時間を過ごすより楽しく幸せな方が良いに決まっている。引く波があれば押す波も必ずやって来る。

お金は有った方が良い

お金は力、全てではないが有る方が良い。お金が無いからあきらめることが世の中には非常に多い。「お金は力」は心の底に据えておこう。海外移住組は夢を追いかけるタイプが多いので、「お金じゃない」ではなく「お金は大事」をあえて心に。

目標というか長期予定は持った方が良い

私は最初は1年の予定で暮らしていた。来年は帰るからと少しずつ滞在が長くなった。5年とか10年とか予定と目標があれば着地点はもっと違ったと思う。

日本の事をもっと知っておく

住んでいる国の事を少し知ったら日本の事をもっと知った方が良い。日本のいろんなことを説明できた方が良い。

親には出来るだけ逢いに帰る

若いときはお金も無いし親はいつまでもいると思っていたので時々しか帰らなかった。気が付いたら見送る親がだんだん小さくなって寂しそうで辛くなって泣けた。余裕が出来たらなるべく逢いに帰るべし。帰るだけでこんなに喜んでくれる存在は他にそうは無い。

日本は何でも優れていると思うのを捨てる

「日本だったらこうなのに」「日本人ならこうしてくれる」となんでも日本は良いを捨てよう。ここは日本じゃ無いし意味が無い。

外国被れな嫌な奴にならない

「日本はどうしてこうなの?」「日本人てなんでこうなの?」とかを日本に住む日本人に口に出して言わない。

そして態度や考え方の日本的なところを捨ててしまう人もいるが日本人ぽい色々を忘れないよう、私は肝に銘じて生きている。

そんなに嫌いなら帰れば?

時々スペインとスペイン人の悪口しか言わない人がいる。そんなに嫌いなら帰ったらいいと思う。

要注意は意外と日本人

来たばかりの日本人をカモにする輩がいる。後から来た日本人をいじめる先輩もいる。意外と注意は日本人。

まとめ


以上海外へ移住又は長期滞在する人達への注意事項まとめ。若い人を想定して書いてみたが改めて今の自分にもう一度言っても良い内容だと思った。人生は長いようで短い。楽しい人生を送るためには知恵と知識があった方が良い。その役に立てたらと思ってまとめてみた。