旅をすると楽しみのひとつはお買い物。マドリードでショッピングを楽しめる地区はいくつかに分かれているが大雑把に分けると中心部のセントロとチュエカ地区、セラーノ通りがあるサラマンカ地区とその近くのゴヤ地区、学生街が近いプリンセサ地区になる。今日は殆どの人が行くであろうセントロ地区Centroのプレシアードス通りを中心にお買い物が楽しめるセントロ(中心部)のショッピングゾーンを紹介します。
Contents
マドリードの中心部、セントロCentro
ソルから始める
スペイン語でCentro セントロは中心という意味で英語のCenterセンターにあたる。そのど真ん中はプエルタ・デル・ソル=Puerta del sol広場、通称ソル=Sol。ここを中心に解説します。
<地下鉄ソルの表示、ソルは太陽という意味>
Puerta del Sol
ソルsolはマドリードの超ど真ん中。全ての道はここから図っているゼロキロ地点にあたるのがPuerta del Sol=プエルタ・デル・ソルという名のソル広場だ。地元の人はSolソルと呼んでいる。長い名前は「太陽の門広場」という意味でもともと「太陽の門」という城門が有った。ソル広場から道が分かれていてどの通りに行ってもお店がいっぱいありいつも賑やかだ。目印は時計がついている建物マドリード州政府庁。
<時計がある建物はマドリード州政府庁>
建物の前の道路にゼロキロと書いた地点がある。
各国から来た旅行者の人達がみんな記念に踏んでいく場所です。
写真下:ゼロキロの所に立ち、時計がある建物を背中側にしてソル広場を見るとTIO PEPEティオぺぺの看板がある建物がある。(TIO PEPEは有名なシェリー酒の名前)
TIO PEPEの建物の左側がプレシアードス通り、右側がカルメン通り。まずプレシアードス通りから歩いてみます。
(お買い物の前にスペインのタックスフリーについて少しだけ)
スペインでお買い物をした場合タックスフリーの手続きが出来る場合がある。(以前は一店舗90.16€以上の場合と決っていたがこの枠は無くなった)書類を作りEU最終出発地の税関にて書類に押印してもらい後から消費税が戻って来る。こちらから言わない限りお店はやってくれないので金額によっては書類作成をしましょう。「タックスフリー・プリーズ」で大丈夫。約10%から14%の消費税が後から戻ります。EU外で消費する場合の免税なのでEU外の国のパスポートが必要(コピーで代用できる場合が多い)手続きをしても何故か戻ってこない事もあります。
セントロ地区のsolからcallaoへの「プレシアードス通り」は王道の中の王道
ソル広場からカジャオ広場に伸びている通りプレシアードス通り=Calle Preciados =カジェ・プレシアードスは中心部の中でも一番人気のショッピング通り。約400メートルにお店がぎっしりだ。
地図:カジャオ広場からソル広場へのプレシアードス通り
まずはソル広場からプレシアードス通りへ入ると地元のデパートEl Corte Ingles=エル・コルテ・イングレスの本店がある。
*エル・コルテ・イングレス(地元デパート)ソル本店
純スペインのデパートで各大都市に店舗がある。本店はここソル店。
営業時間:平日朝10時~22時/日祝11時~21時(12月25日、1月1日、1月6日5月1日は休業)
日本のデパート程の高級感は無いが大抵の物はここに来れば手に入る。スーパーマーケットは他のスーパーより少し良い食材を中心にそろえている。スーパーとは別にグルメクラブ=Club de gourmetという食料品コーナーには高級感のある食材がそろう。
*地下鉄(メトロ)で来た場合プレシアードス通り方面に出ればエルコルテイングレスに直接入ることも可能。出口=Salidaがいくつかあるので Preciados、Zona Comercial方面へ向かう。
写真下:地下鉄の出口の標識Salida。さらに下に矢印が付いてC.Preciados=プレシアードス通りとZona Comercial=お買い物ゾーンと出ている。
写真下:Centro Comercialの方へ進むとデパートへPreciados方面に進むとショッピング通りプレシアードス通りに出る。
写真下:地下鉄からそのままデパートへ入れる入り口
ここではデパートに入らずにプレシアードス通りへ出てみます。
プレシアードス通りはいつもショッピングやお散歩の人でいっぱい。ヨーロッパで一番混んでいる通りです。
<MANGO/マンゴ>
写真上:エル・コルテ・イングレスの向かい側にスペイン・ブランドの洋服MANGOマンゴ。ZARAサラより少しだけ上のブランド。大衆ブランドだがデザインを重視し靴やバッグやアクセサリー等トータルファッションを目指す。
写真下:ストラディバリウスはZaraサラグループの姉妹ブランドでガールズ・ファッション。母親受けのいいハイティーン用ファッションブランド。
<Stradivarius/ストラディバリウス>
写真下:ZARAは日本ではザラと呼んでいるがサラと発音。マドリードの中心部に何軒かあるので動きやすい所で入るとよいですね。日本より値段はかなり安いです。
<ZARA/サラ >
写真下:PULL&BEARもZARAグループの姉妹ブランド。こちらはアメリカンカジュアルに近い品揃えでジーニングカジュアル。
<PULL&BEAR/プル&ベアー>
写真下:BershkaベルシュカもやはりZARAグループの姉妹ブランド。ティーンエイジャー向けの男女のストリート・ファッション・ブランド。
<Bershka/ベルシュカ>
写真下:Camperはスペインのシューズ・メーカーで日本にも進出している。履きやすいレザースニーカーが有名でメンズもレディスも定評がある。
<CAMPER/カンペール>
個人商店の靴屋もあって掘り出し物が見つかるかも。
写真下:Desigualデスイグアルも市内に何軒も有るスペインブランド。かなり派手な色のシャツやジャケット等個性的なデザインのものが見つかる。デスイグアルが有るのがカジャオ広場でその先の大通りがグランビア通り。
<Desigual/デスイグアル>
ここまで来たらカジャオ広場に到着。
地下鉄(メトロ)のカジャオ駅(Callao)の向こうに見える大通りがグラン・ビアGran via通り。カジャオには地下鉄3号線と5号線が乗りいれ。
ソルからカルメン通り(プレシアードス通りとほぼ平行してカジャオ広場へ)
<カルメン通り>
下の地図は同じくソルからカジャオだがカルメン通りから。ほぼ平行にプレシアードス通りがあるので気に入ったお店を見ながらあっちやこっちへ行きながらお買い物を楽しむと良いですね。
カルメン通りに入るとすぐにサッカーのレアル・マドリードのオフィシャル・ショップがある。
<レアル・マドリード・オフィシャルショップ>
写真下:スペイン・ブランドの中で日本未上陸のトゥルッコ。サラやマンゴより少しだけ大人ブランドでレディスファッション。ワンピースやブラウス等可愛いデザインの物がそろう。
<TRUCCO/トゥルッコ>
写真下:マンゴはプレシアードス通りと同じ店舗のカルメン側入り口。
<MANGO/マンゴ>
カルメン通りは靴屋が多く安価なスペインの靴が沢山。スペインは靴の生産国です。気に入ったのが見つかれば絶対お買い得。
ロキシタンはフランスのブランドですがスペンでも人気。シャワージェルやシャンプー、トリートメント等。
サラとベルシュカはプレシアードス通りの同じ店舗のカルメン通り側入り口。
<ZARA/サラ、Bershka/ベルシュカ>
個人商店の靴屋が沢山あります。日本にないような綺麗な色の皮の靴が安い。
フランス系の音楽CDと書籍のFnac。カメラのメモリーや電子機器なども揃う。
<Fnac/フナック>
エル・コルテ・イングレス(地元デパート)のカジャオ店。ここは最上階に行くと高級食材とフードコートが入っている。景色が良いので登ってみることをお勧めする。
<エル・コルテ・イングレス・カジャオ店>
カジャオからグランビア通りを右に行ってみる
カジャオ(Callao)3号線の地下鉄の入り口の向こうはグランビア通り
カジャオ広場からグランビア通りを右に行くとファスト・ファッションの大型店舗が続く。
カジャオ広場から右に行くとすぐにH&M
<H&M/エイチ&エム>
グランビア通り道の反対側には大きなZARAこの並びに大型ファストファッション店舗が並ぶ
<ZARA / サラ・グランビア店>
サラの並びにマンゴ、プリマーク、H&Mと大型ファストファッションブランドが並ぶ。
写真下:プリマーク(英語プライマーク)はアイルランドの激安ファストファッションで日本未上陸。もと劇場だった建物6階全てプリマークで何でもびっくるするほど安い。
<PRIMARKプリマーク、グランビア店>
写真下:カサ・デ・リブロは大型本屋、マドリードで一番大きな本屋です。プリマークのグランビアをはさんで向かい側にある。ここに来れば大抵の書籍は見つかる。スペイン語で漫画を見たいならここの地下に漫画コーナーがある。
<Casa de Libro/カサ・デ・リブロ>
カジャオ広場からグランビア通りを左へ
カジャオ広場から左へは下り坂でスペイン広場迄5分くらいで到着。
カジャオ広場からグランビア通りをスペイン広場迄650メートル下り坂。ここは劇場と飲食店が多い。
カジャオ広場からスペイン広場迄のグランビア通り約600メートルは劇場が多くなる。カジャオ広場から横断歩道を渡ってグランビアをスペイン広場方面へ歩いてみる。
GEOXジオックスは呼吸する靴で有名なイタリア発のレザースニーカーのメーカー。靴の裏部分の特殊技術で汗などを外に出すが水は中に入ってこない。
<GEOX/ジオックスグランビア店>
カンペールは先ほどのプレシアードス通りに比べるとグランビア店は比較的すいている。
<CAMPER/カンペール、グランビア店>
靴屋が続きこれはアルパラガタスはブラジル発の大衆的シューズメーカー。日本の草履をヒントに作られたそう履き心地抜群のリラックス型シューズ。ハリウッドのスターたちが履いている。
<ARPARGATUS/アルパルガタス、グランビア店>
クラークスは英国発の歴史あるシューズメーカー。最高の履き心地で有名。
<Clarksクラークス、グランビア店>
道路の反対側にはアトゥレティコ・マドリードのオフィシャル・ショップ。サッカーファンなら知っているマドリードの地元人気チームのオフィシャルショップ。
<アトゥレティコ・マドリード・オフィシャルショップ>
この辺りは劇場が多くミュージカルやバレエ、コンサートが一年中行われている。ライオンキングはマドリードでも人気でロングランしています。切符はかなり前に購入しないと取れません。
<ライオンキング、グランビアの劇場>
グランビア通りから奥の背の高いビルがあるところがスペイン広場。
スペイン広場まで行くと地下鉄10号線、6号線、3号線が通る。
ソルからオペラ方面アレナル通り
ソル広場から王宮やオペラの方面へ行くならアレナル通りの歩行者天国をショッピングしながら行ける。解り易いようにもう一度ソルへ戻ってみる事にする。
時計台の建物を背中側にして左を見ると道は二つある。写真下の建物の右側の通りがアレナル通り=Calle Arenalで歩行者天国になっていてオペラ座やマドリード王宮迄徒歩10分程の距離。
地図はソルからアレナル通りをオペラまで
アレナル通りに近づくと白い柱の上にマリブランカの石像。この先がアレナル通り。
レザースニーカーのカンペールがある。
PRONOVIAS/プロノビアスはスペイン発のウエディング・ドレスのショップ
Desigualデスイグアルはカジャオ広場にもあるスペイン・ブランドの個性的で派手なファッション。
Women`s secretウィメンズシークレットはスペイン・ブランドの女性用の下着や水着ショップ。日本未上陸です。
APLAUSOアプラウソはマドリードに何軒かある靴ショップ。様々なメーカーの物がそろう。
教会の横に時代を感じさせる古本屋が有る。この通りがサン・イネス通りで有名なチョコラーテ・コン・チュロスの店サン・イネスはこの古本屋の通りを入ったところにある。
写真下:通りの突き当りの建物がオペラ座でその向こうにマドリード王宮がある。
最後に
マドリードの中心部ソル広場界隈でのショッピング通りを紹介しました。この辺りでほとんどのスペイン・ブランドのお買い物できますね。殆どの店舗が日曜日と祝日も営業し、お昼休みも無いので非常に便利です。
営業時間:10時~22時、日祝:11時~21時(店舗により多少違う)
1月1日、1月6日、5月1日、12月25日、は休業。
観光客を狙ったスリがいますのでくれぐれも盗難に注意してお買い物を楽しんでください。