マドリードは街の中心に観光スポットが大体集まっている。散策しなが楽しめる街で中心部にバルも沢山あります。スペイン広場から始めてエジプトの神殿、マドリード王宮の前を通りサンミゲール市場までの簡単な散策のあとにおすすめのバル巡り、絶対行っていただきたいメゾン街までのモデルコースを作ってみました。最後にサンミゲール市場とマッシュルーム屋さんやマヨール広場でバル巡りを楽しんでください。
Contents
- 1 スペイン広場(Plaza de España)
- 2 エジプトの神殿(Templo de Debod)
- 3 王宮(Palacio Real)
- 4 プラサ・デ・オリエンテ(Plaza de Oriente)
- 5 王宮からラマレス広場 (palacio Real~Plaza de Ramales)
- 6 サンティアゴ広場からサンミゲール市場
- 7 サン・ミゲール市場(Mercado San Miguel)
- 8 マヨール広場(Plaza Mayor)
- 9 アルコ・デ・クチジェロス(arco de cuchilleros)バル街でおすすめです。
- 10 マッシュルーム専門店(Mezon del chanmipinion)
- 11 ヘミングウェイが通った有名店Botin
- 12 マヨール広場界隈
- 13 この地区の飲食店の大体の営業時間
- 14 共有:
- 15 関連
スペイン広場(Plaza de España)
メトロ10番線と3番線「プラサ・デ・エスパーニャ」下車。グランビア通りや王宮のすぐ近くで街の中心です。スペイン広場というとローマが有名ですがマドリッドのスペイン広場が本家本元です。
スペイン中どこにでもスペイン広場がありますがマドリードのスペイン広場はドン・キホーテとサンチョ・パンサで有名です。写真中央。
この2人はラ・マンチャの男という小説の主人公達で左が憂い顔の騎士ドン・キホーテ。当時流行の騎士道精神の本を読みすぎて頭がおかしくなって自分も本の中に出てくる騎士の様な気がして旅に出た。となりでロバに乗っているのが一緒に来た従士のサンチョ・パンサ。約400年前の小説に出てくる主人公たちが出迎えてくれます。後ろの白い石像は作者のミゲール・セルバンテスです。
時期によってはお店が出ていたりイベントをやっていたりしますがマドリードを訪れた世界中の人達が必ず写真を一枚とる場所だそうです。
エジプトの神殿(Templo de Debod)
5分ほど西の方へ(銅像を背中に右へ)歩いて行くとなんとエジプトの神殿があります。マドリードにエジプトです。
「デボ神殿」ナイル川にあった2000年以上前の神殿です。
アスワン・ハイ・ダムを造る時水没する事になった沢山のモニュメントのひとつ。
それらを救うためにスペイン政府が援助したお礼にエジプト政府から贈られた。
その贈り物がマドリードに置いてあり無料で中に入れます。神殿のプレゼントなので桁外れの贈り物です。
入場無料無料。上記写真に開館時間が出ています。
4月1日~9月30日10時~2時と午後6時~8時、 10月1日~3月31日10時~2時と午後4時~6時。 土曜日曜祝日は9時30分~午後8時。 休館日:月曜、1月1日、6日5月1日12月25日。
ヒエログリフ(象形文字)が綺麗に残っていて愕然、読めなくても楽しめます。
アメン神に捧げたもので2400年ほど前の神殿です。内部一番奥に石室があり秋分の日と秋分の日は朝日が真っ直ぐここに届く設計。二階に上がるとナイル川沿岸の地形図が展示されています。
神殿から外へ出て広場の奥の方へ行くとマドリードの郊外の森が展望できます。夕方来ると夕陽がとっても綺麗でマドリード夕日絶景のスポットです。(夏は夕日になるのが22時とかですが・・・)
王宮(Palacio Real)
再びスペイン広場方面に戻り東に向かうと歩いて5分ほどで王宮が見えてきます。
マドリード王宮ともオリエンテ宮殿とも呼ばれています。1738年日本でいうと徳川吉宗の時代に作られた王宮で現在は迎賓館。
特に公式行事が無いときは公開されているので入場することが出来ます。ブルボンの王様達が夏の初め暮らした王宮で内部は殆どそのまま公開されています。家具や絵画、天井画、晩餐会の大広間は今も使われています。入口は上記写真の一番向こう側(アルムデナ大聖堂側)から。
入場時手荷物検査あり。内部の最初暫く写真撮影可能です。王様達の暮らしたお部屋になるところから写真禁止になります。
冬季(10月~3月)10時~午後6時 夏季(4月~9月)10時~午後8時
休館日 1月1日、1月6日、5月1日、10月12日、12月24日(15時で閉館)12月25、12月31日。さらに各公式行事、又予告なく閉鎖することが有ります。
プラサ・デ・オリエンテ(Plaza de Oriente)
王宮に向かっている綺麗な広場がオリエンテ広場(Plaza de Oriente)。お散歩する人達でいつも賑わっています。中央の騎馬像がフェリペ4世。プラド美術館の名作「ラス・メニーナス」の鏡の中にいる王様です。
注意:このあたりにスリが観光客に混じって時々やってきます。上手に隙を狙って知らないうちにお財布をすって行くプロの外国からきているスリ集団に注意。乱暴ではないのでちょっと気をつければ大丈夫です。
広場に向かって素敵な「カフェオリエンテ。」朝食もやっていますしお食事も出来て夜は王宮を見ながらワインも楽しめます。スペイン国王もお食事に来られます。
お茶だけでもワイン1杯でも1本でも。このあたり王宮が見えるところに素敵なレストランやカフェテリアがあってテラスもあるのでちょっと休憩にいかがですか
夜は王宮の間接照明を楽しめます。(夏は暗くなるのは22事以降です)
王宮からラマレス広場 (palacio Real~Plaza de Ramales)
王宮を背中に右のほうへ、緩やかな登坂を登って行くと
その先に可愛いパン屋さん。お散歩中のわんちゃん駐車出来ます。
広場にはベラスケスのパネルが
ここはベラスケスが埋葬されていた教会があったそう
ナポレオン戦争で破壊され画家のお墓は今も行くえ不明。
サンティアゴ広場からサンミゲール市場
ラマレス広場から右手の方にサンチアゴ通りの方へ歩いて行くとサンチアゴ教会(Iglecia de Santiago)。マドリッドからサンティアゴの道を始める人はここからです。
サンティアゴ教会を背中にサンティアゴ通りを歩きます。小さなレストランや小売店が並ぶ良いムードの通りです。ちょっと路地に入るとルティエール(楽器工房)やゴヤが住んでいた家が残ります。
大きな通りにでたらそこはマヨール通り(Calle Mayor)。
マヨールはスペイン語で大きなという意味でマドリッドが首都になった頃に造られた大通り。フェリペ2世がトレドからマドリードに首都を移動したころに作られた通りです。
16世紀頃日本は戦国時代に作られた街が残るのがこのあたりです。。
サン・ミゲール市場(Mercado San Miguel)
目指すはサン・ミゲール市場。昔は本当に生鮮食料品を扱う市場だったけど今はマドリッド人気スポットの飲食店が入るフードコートになっています。
中に色んなバルが入っていてここだけで充分楽しめます。随分混んでいるのと少し値段は高めで最近は地元の人は来ないツーリスティック。バルの人もあまり感じ良くないのが残念。
朝の10時から夜0時ころまで毎日開いています。真ん中に座れるように椅子とテーブルがあるのであちらこちらで買ったものをそこで座って召し上がれます。ただいつも満員。
マヨール広場(Plaza Mayor)
通りを挟んでマヨール広場。1617年に造られた広場でお祝いの式典やお祭り、魔女裁判などに使った広場で今もクリスマスマーケットやワインまつり等年中賑やかです。真ん中の騎馬像はフェリペ3世。江戸時代に伊達藩の遣いが謁見した王様です。
哀愁あるスパイダーマン。こういう路上アーティストも楽しめます。
サン・ミゲール市場の横の下り坂にはメソンと呼ばれる居酒屋は全部
昼12時頃から開き始め夜中まで営業。アルコ・デ・クチジェロスへ
アルコ・デ・クチジェロス(arco de cuchilleros)バル街でおすすめです。
マヨール広場とサンミゲール市場の間の通り<アルコ・デ・クチジェロス>は洞窟のような細長い居酒屋風の飲食店が並びます。このあたりのレストランを(mezon)と呼びここは地元の人達も訪れる古くからあるバル街。
マッシュルーム屋さんやスペインオムレツ屋さんイワシヤさん等それぞれのお店が専門店です。
マッシュルーム専門店(Mezon del chanmipinion)
メゾン・デ・チャンピニオンは細長い小さなお店。入ってすぐはカウンターで奥に小さなお部屋があって座れます。少し混んでいてもお店の人に座りたい風のジェスチャーをすれば理解してくれて空いたら案内してくれます。
<マッシュルーム屋奥の座れるところ、壁にマッシュルーム>
マッシュルームだけなのでみんなそんなに長くはいないので少し待てば大丈夫。スペイン人はギューギューに無茶苦茶混んでいてもカウンターですが。
<入ってすぐのカウンターの所>写真は割と空いていた日です。
アツアツのマッシュルームを鉄板で焼いて岩塩とハムとオイルだけで調理。絶妙の美味しさなので是非とも試してください。
鉄板の熱気でガラスが曇った中ひたすらマッシュルームを焼き続けるおじさん。
注文の仕方:先に飲み物、その後食べるものをを頼みましょう。2人でマッシュルーム一皿でも十分です。ほかにチーズやハムとしし唐ピーマンが有ります。これも鉄板焼きでとっても美味しいですよ。指さして頼んでください。
<しし唐ピーマン・pimiento de Padron>
マッシュルーム以外にもこのあたりに昔から続くお店が並んでいますので何件も梯子しながら楽しめます。
ヘミングウェイが通った有名店Botin
ギネスブックに載っているレストランです。ヘミングウィーが絶賛したので人気が高まりアメリカ人がマドリードで絶対に来るお店。
同じメニューを約300年近くも出し続けていて子豚の丸焼きが名物です。
生後3週間以内の子豚をさっくりお料理。母親のミルクだけしか飲んでいないのでお肉に臭みが無くミルクの味と言われている。
子豚がダメな人が一緒の場合の為に魚や野菜料理なども有ります。
年中絶対予約しないと無理なお店です。行くと決めたら予約をしましょう。
1725年からの営業で約300年同じメニューで勝負しているのでギネスブックに登録されています。
<ボティンBotin> 住所 Calle arco de cuchilleros 17 電話913664217
時間 営業毎日13:00~16:00 20:00~0:00
私のおすすめは、最初に生ハム(ハモンイベリコ)はシェアーで、前菜にニンニクスープ(ソパ・カステジャーナ)メインに子豚(コチニージョ)ワインはハウスワイン(ビノ・デラ・カサ)が安くておいしい。約1人45ユーロ位。
マヨール広場界隈
マヨール広場に面してテラスのお店が沢山有ります。
マヨール広場からトレド通り(Calle Toledo)の方へ(奥に教会が見えるアーチです。)上の広場のフレスコ画の有る建物を背中にして下って行く通り。
<むこうにサンイシドロ教会が見えるアーチを下るとトレド通り>
エビのアヒージョ専門店が支店を出しました。100年エビのアヒージョ作り続ける「カサ・デル・アブエロ」
テラス席はいつもいっぱいですが
店内は割と空いていてエビ以外にも色々あります。そろそろ疲れて来て座りたい感じだったらこちらへ。二階にもテーブル席が有るので座れる確率高いです。
エビのアヒージョgambas al ajillo
これは絶対美味しいので試して帰ってくださいね。
この地区の飲食店の大体の営業時間
ほぼ年中無休(12月24日、25日、1月1日は休み)
サンミゲール市場は10時から未明
マッシュルーム屋さん等バルやメゾンは昼12時から未明
レストランは13時から16時、20時から24時
ここからまだ歩ける方はソル広場迄すぐ。ソルからの散策コースはこちらの記事をどうぞ マドリード散策ルート,ソルからプラド美術館迄
ここからソル広場はすぐそこ。ソル広場(puerta del sol)プエルタ・デル・ソルに行けば地元のデパート(エル・コルテ・イングレス)や地下鉄の駅スペイン国鉄の駅があります。ソルからプラド美術館迄歩いて10分から15分です。
*地元デパートエル・コルテ・イングレス
朝10時から22時営業。 日曜祝日は11時から21時。12月25日、1月1日休業。
ソル店とグランビア店があります。ソル店の方に靴、洋服、下着、周りの建物に書籍、音楽関係、スポーツ館地下にスーパーマーケット。スペインのお土産にオリーブオイルやお菓子等探せますね。グランビア店は家電やコンピューターが中心ですが地下にスーパー最上階にグルメコーナー。グルメコーナーに飲食店が入っていて楽しめます。