サンティアゴの道 ヴェズレー
フランスからサンティアゴに向かうルートはル・ピュイの道、アルルの道、ヴェズレーの道。とパリの道。
実際はベルギーや東欧等フランスよりもっと向こうからサンティアゴを目指した長い道。
1000年も前の話です。
フランク王国、時代はカール大帝の戴冠、イスラム教徒との軋轢、カトリックの宗教的熱狂。
ヴェズレーは多くはベルギーの方からの巡礼者が通過していった街
今はヴェズレーの道の出発点
フランスの美しい村にも選ばれた事がある綺麗な村です。
丘の上にサント・マドレーヌ寺院
マドレーヌ寺院
実はここにマグダラのマリア様のご遺体が安置されていて修道士達によって大切に見守られています
なのでマリア・マドレーヌ=マグダラのマリア
フランスには沢山マドレーヌ寺院がありますがマグダラのマリア信仰が根強い訳です。
(実はここのマグダラのマリアの遺体は偽物説もあり本物は南仏のマクシミリアンと言うのが
今では有力説のようですが長きに渡って人々に信仰されてきました)
ロマネスクのタンパン
見所はマドレーヌ寺院のタンパン
ロマネスク時代のもので素朴な彫刻
ロマネスク時代とサンティアゴの道が多くの人に歩かれた時代が重なるのは偶然ではなく
人の往来が激しくなり、教会建築様式が道と一緒に伝わっていった。
巡礼者も1人で歩くのは危険なので仲間だけじゃなくて道化師や娼婦や修道士や金貸しや
偽医者やらと歩いてその中に石工がいたはず。
ヴェズレーからサンティアゴ・デ・コンポステーラ1691キロメートル
1日25キロ歩けたとして68日