アメリカの土地の名前にスペイン語が沢山あるのをまとめてみた

スペイン語がアメリカ合衆国の町や州の名前に多く使われているのをご存じだろうか。特にアメリカの西海岸の町の名前に多いのは大航海時代にスペイン人達が入植して開拓していったから。ロス・アンジェルスやサン・フランシスコ、ネバダ州やコロラド州等意外と多い。ここではアメリカ合衆国の土地につけられたスペイン語の名前を紹介します。

アメリカの地名にスペイン語が沢山

Los Angeles

ロス・アンジェルスはアメリカ西海岸の大都会。名前は天使たちという意味のスペイン語。Losは男性名詞の定冠詞の複数形。Angeles は天使。スペイン語の発音はロスアンヘレス。正確には天使の女王である聖母マリアの街。正式には El Pueblo de Nuestra Señora la Reina de los Ángeles

San Francisco

サン・フランシスコもアメリカ西海岸の町でロス・アンジェルスと並んでアメリカ合衆国西海岸の大都会。聖フランシスコという聖人にちなんだ名前から取られた。カトリックのフランシスコ会の修道士によって築かれた街。

Las Vegas

ラス・ベガスはカジノで有名なアメリカのネバダ州にある町。Las はスペイン語の女性名刺につける定冠詞、Vegaは豊かな肥沃な大地という意味のスペイン語。19世紀にモルモン教徒が付近のネバダ砂漠のなかで窪んだオアシスを見つけた。肥沃なベガの複数形がラス・ベガス。砂漠の中の肥沃な土地。

Nevada

カジノの町ラス・ベガスが有るネバダ州のネバダはスペイン語で雪が積もったという意味の女性形容詞。州の西側にある山をシエラ・ネバダ=雪が積もったと呼んだことに由来する。

 

Sierra Nevada

シエラネバダはネバダ州にある山の名前でスペイン南部のグラナダにも同じ名前の山が有る。シエラは山脈の事でネバダは雪が積もったという意味。雪が積もった山という意味のスペイン語から来ている。スペイン側では半島最高峰の山。

Colorado

コロラド州はアメリカ西部にあるロッキー山脈がある地域。コロラドは色が付いたという意味のスペイン語。コロールが色という意味のスペイン語の名詞。コロールが形容詞になるとコロラド。ロッキー山脈から流れる川の色が赤く濁っているので先住民が「色が付いた」と呼んでいた川をスペイン語で「リオ・コロラド」と呼んだ事に由来。

Florida

フロリダ州はアメリカの南東部に位置しバハマ諸島やキューバが近い。フロリダは花が咲いたという意味のスペイン語。フロールが花の事でその形容詞になる。大航海時代ポンセ・デ・レオンはコロンブスの第2回目の航海に同行した探検家だった。カリブ海からフロリダ半島に到着した時が4月で花が咲き乱れていたという説と復活祭の花の過ぎ越し祭りの時ラ・パスクア・フロリダだったという説がある。

El Paso

エルパソはテキサス州にある街の名前。パソは通り道や難所、峠などという意味。今もアメリカ合衆国でスペイン語圏の人が多く暮らす町。

Rio Grande

リオ・グランデは上記エルパソに流れる川の名前。大きな川という意味のスペイン語。リオは川でグランデは大きな。

Fresno

フレズノはアメリカのカリフォルニア州にある都市の名前。スペイン語でトネリコという植物の事。スペイン語だと「フレスノ」と発音し「ス」は濁らない。

スペイン語のアメリカの土地名まとめ

私たち日本人に馴染のある有名な町や州ばかり集めましたがアメリカの地名でサンやサンタが付くのはほとんどスペイン語。カリフォルニアを中心として西海岸地帯には他にも沢山のスペイン語起源の土地が沢山あります。サンノゼ、サンタモニカ、サンディエゴ等数えたらきりがない程あります。

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