スペインのクリスマス時期のお店やレストラン情報と過ごし方。意外と注意は12月24日の夜。

 

 

年末年始のお休みを利用してクリスマス時期にスペインを訪れる方も多いと思う。スペインのクリスマスは12月24日から1月6日まで続きお店や商店やレストランが閉まってしまう日がある。旅行に来る方は観光やお食事にショッピング注意が必要。

Contents

スペイン・クリスマス時期の祝日扱いの日や注意事項とイベント

2020年11月26日からマドリードのクリスマス・イルミネーションが始まりました。動画を作ったので見ていってください。


クリスマスシーズン注意事項箇条書き

*12月24日はカレンダー上は平日ですが店は早く閉まり飲食店も夕食は開け無い所がある。マドリードは20時頃からタクシーも少なくなりメトロは22時までで終了。地方都市はタクシーは無いと思った方がいい。

*12月25日と1月1日はモニュメントと商店は休み。飲食店はマドリードは少しは開く。

*12月25日と1月1日にマドリードにいるならトレドやセゴビアへ行くのはひとつの方法。バスは動いているので時刻や行き方を調べておく。又は日本のオペレーターの会社のバスツアーに問い合わせる。

*12月31日カウントダウンには赤い下着を付けてブドウを食べる事!(作法は記事に書いてあります)

*1月6日も祝日でお店やモニュメントは休み。

*クリスマスのイルミネーションはスペイン全土で11月最後の週末から1月6日まで楽しめる。


12月6日祝日

この日はクリスマスとは関係なくスペインの憲法記念日にあたる日。12月8日も祝日なので7日を休みにして連休にする人が多く前日の午後から町から外へ出る主要幹線道路が混む。マドリードの中心部=セントロとサラマンカ地区の商店は営業する。

12月8日聖母の無原罪の御宿りの祝日

聖母マリアの無原罪の御宿りを祝う日で全国祝日。6日の憲法記念日と合わせて連休にする人が多い。各教会でミサが行われる。マドリードの中心部=セントロとサラマンカ地区の商店は営業する。

12月初旬の日曜日毎年恒例サンタのマラソン

マドリードでは毎年12月初旬の日曜日にクスマス恒例のサンタクロースのマラソンがある。朝9時にプラド美術館の前のムリーリョの広場から出発ネプチューンの広場シベーレスからコロン広場を北上してプラド美術館まで(コースは毎年多少変わります)全員サンタクロースの恰好をして走るので時間が上手く会えば見るのは楽しいと思います。

 

12月22日は宝くじの発表

スペインのクリスマスの宝くじは毎年12月22日に発表される。朝9時から全国テレビ放映される。沢山の当選者数で世界一の当選金額を誇る宝くじ発表の日。抽選会はテレビでも放映される。⇚嬉しくて泣きながらシャンパンを仲間と飲んでいる無邪気なスペイン人たちを見て楽しめます。

**注意は12月24日の夜**

カレンダー上は平日だが夜から閉める店が多い。スペイン人にとって12月24日の夕食は家族と過ごす一番大切な日で殆どの店舗が早めに閉め(20時頃)レストランも夕食は開けない所が多い。

*2019年マドリードのサンミゲール市場は10時から19時までと公式発表。19時までという意味は19時には従業員は帰るという意味です。めちゃ混むこと間違いなし。

*マヨール広場近くのマッシュルーム屋なども昼間は開いているが夜は早めに終了。

*マドリードの各広場でやっているクリスマスの露店も15時位で終了する。

*プラド美術館は10時から14時まで。

*ソフィア王妃芸術センターは休み。

*他の地方都市はまず全部閉まると思っておいた方がいい。ホテルにバルやレストランが付いていたら何時まで開いているかをあらかじめチェックしましょう。

*中国人はクリスマスは関係ないので営業する。どこも無ければ夕食は中華を探すべし!

*新幹線や飛行機も30分位は早めに到着します。⇚パイロットも早く帰りたい。

*路線バスやメトロも早く終了します。⇚従業員は家族が大事。

予定している様々なモニュメントの開閉情報を調べておくといいでしょう。

クリスマス・イブとクリスマスの当日は教会でミサがある

クリスマスの時期は教会で様々なミサが行われる。泊まっているところの近くに教会があったら是非のぞいてみましょう。

スペイン人は正装して教会に行くので少しはきれいにして行く方が好ましいでしょう。クリスマスのミサは約1時間くらい。

*後ろの方にいて邪魔にならないように途中で出ても大丈夫。

*ミサの間はみんなが立ったら立ってみんなが座ったら座る。最後に周りの人と握手して献金が回って来るので小銭を入れます。

*聖体拝領(白い丸いパンを口に入れる)は洗礼を受けた人だけなので興味本位で行くのは遠慮しましょう。

 

12月25日は祝日

クリスマスの当日はカレンダー上祝日です。商店もモニュメントも休みになるので注意です。レストランは意外と開いているところがありマドリード・サンミゲール市場は2019年は12時から24時と公式発表。お昼頃から多少開ける飲食店が有るが地方都市は閉まっているところが多い。

*マドリードの中心部もこの日は休みで全ての商店と美術館や博物館は閉まります。

*タクシーは少なくなるが走っている。鉄道や飛行機、バスなども早く終了する。

*レストランによってはクリスマス特別ディナーをやっているところある。

*サンミゲール市場は2019年12時から24時営業、すぐ横のマヨール広場界隈も開けている飲食店やお土産物屋がある。

12月26日(注意・州によって違う)

マドリード、アンダルシアなど殆どの州でこの日は平日になりますがカタルーニャ州(バルセロナが有る州)等は祝日です。カタルーニャ州で飲食店は営業するところがかなりありますが一般商店は閉まります。

12月30日

マドリードでは31日のカウントダウンの練習がある。

この10年位本番に失敗が無いようにPreuvas=プレウバスといって本番の練習をする。

2019年は12月30日の昼の12時と夜の0時にプエルタデルソルで鐘を鳴らして練習があると発表がありました。

12月31日

プラド美術館は10時から14時

ソフィア王妃芸術センターは休み

マドリード、サンミゲール市場は2019年10時から19時営業と公式発表。

マドリードのカウントダウンは夜中の12時に12個の鐘をききながら12個のブドウを食べる。

カウントダウンが行われるのはマドリードはソル広場=Puerta del Sol

メトロのソルの駅は21時から安全上閉鎖されるので近くの駅から歩くことになる。マドリードのメトロは夜中まで運行。ホテルをソル近くに取ると混み過ぎて帰れなかったりうるさくて眠れなかったりすると思います。

*このところのヨーロッパで起こったテロの警戒で警察が沢山出ています。大きなリュックやガラス瓶やナイフなどは持って行けません。一旦21時にソルから外へ出されて改めて入場になります。

ソル広場の時計台の鐘が12個なるのを聞きながらぶどうを12個食べるのが習慣で12月なるとスーパーマーケットでぶどうを売っている。レストランで食事をしたら12個のぶどうをプレゼントしてくれる。各テレビ局でソル広場が映され各家庭でもテレビを見ながらぶどうを食べる。

タブラオや有名レストラン、ホテルはガラディナー

フラメンコのタブラオやレストラン、ホテルなどは大みそかの特別ガラディナーを準備している。特別料金になるのは間違いないがそれなりに楽しめるので宿泊するホテルや行きたいタブラオの公式ページから調べて予約をしておくのも良い。

*高級ホテルなどはドレスコードが有るので注意。

*フラメンコのタブラオもヨーロッパ人はかなりグレードの高い服装で来る。

12個のブドウを食べるときの注意と作法

*皮をむいて種を取って準備しておいて大丈夫。

*最近は12個入りの缶詰とかも売っている。

*ソル広場にいたら鐘は絶対聞こえない。

*最初に3個のゴ~ンゴ~ンゴ~ンは準備の音なのでここで食べ始めない。

*シャンパングラスにいつも使っている指輪などを入れておく。

*ブドウを食べる間右足を前に出すが足を交差はさせてはいけない。

*赤い下着を身に着けておく。この時期下着売り場などで売られている。

*一番大事なのは願い事をするのを忘れない事。

1月1日

祝日で商店、デパート、美術館等のモニュメントは全てお休みです。

マドリードは飲食店は午後から少しは開く。

見つからなければやはり中華を探す。

サンミゲール市場は2020年1月1日12時から24時営業と公式発表。それ以外のお店は不明ですがマドリードは多少開くが地方都市はほぼ開いていないと思います。

1月1日のみ祝日で2日からは平日になります。

トレドやセゴビアに行くのもいいでしょう。路線バスは動くのでモニュメントはしまっていても街全体が素敵なのでそれなりに楽しめる。

1月5日の夜は大きなパレード

平日で通常通りですが夜に大きなパレードがある。

 

スペインのクリスマスは年明けの1月6日まで続きます。東方の三賢者がイエスキリストの誕生をお祝いしにベツレヘムの馬小屋にプレゼントを持って着いた日が1月6日。スペイン語ではEl dia de Reyes Magosと言ってスペイン人にクリスマスプレゼントを持ってくるのは東方の三賢者たち。1月5日の夜には大きなイベントが各地で行われ東方の三賢者のパレードが有る。必ずテレビでも放送されます。

マドリードのパレードのコースは毎年ヌエボス・ミニステリオからシベーレス広場まで。18時半に出発して20時頃にシベーレス広場へ次々到着し歌や踊りなどのある大きなイベントで子供連れでスペイン人たちは楽しみに行く。これもテレビでも放映される。多分日本の皆さんが想像している「パレード」よりずっと盛大で豪華です。無料でこれを市民に提供できるのが凄い事だと毎年感心します。

マドリード以外の各都市でもパレードが行われるので宿泊地で確認すると良い。

最後にプレゼントを買う人の為に中心部のデパートは23時までオープン。

1月6日は祝日

この日の夜中でクリスマスは終了しイルミネーションもこの日までとなります。祝日でデパートや商店や美術館博物館は休み。飲食店は営業します。家族で食事に来るスペイン人たちでどこもレストランはいっぱいになります。

「年末年始、クリスマス時期にマドリードにいる人へ」イルミネーションを徒歩と路線バスで楽しむルートを考えた

マドリードのイルミネーションを動画で紹介しています。参考にどうぞ〜

まとめ

日本と違ってかなり宗教色の強いクリスマスです。というか本来のクリスマスですね。12月24日の夜と12月25日、1月1日は全てお休みなのであらかじ考慮して楽しく過ごしてください。

スペイン語でメリークリスマスはFeliz Navidad 「フェリース・ナビダー」と出会った人には声をかけてみてください。お店でもホテルのチェックインの時でもレストランでもみんなに使えます!1月6日まで使える挨拶です。

年末年始はスリが増えるので注意しましょう。

では Feliz Navidad~

投稿者: 大森由美

スペインに1989年から住んで日本からのお客様と旅に行ったり美術館を巡ったりしています。お休みの日は夫とキャンピングカーで放浪、スペインに長年住んでもスペインが大好きで日本から来たお客様にもスペイン大好きになってもらうために働いています。趣味はバイオリンとスキーとワイン。

「スペインのクリスマス時期のお店やレストラン情報と過ごし方。意外と注意は12月24日の夜。」への1件のフィードバック

コメントは受け付けていません。