マドリード中心部のカバ・バハ通りの美味しいバル2軒、カバ・バハ通りは300メートルに50軒の飲食店。

 

今日はマドリード中心部のおすすめ美味しいバル通り「カバ・バハ」CAVA BAJAをご紹介。マドリードの中心部のバル街はいくつかの地区に分かれていてそれぞれの地区で完結できる様になっている。マヨール広場近辺やラス・レトラス地区、チュエカ地区、それぞれ特徴があり何軒か梯子をすれば一晩中楽しめる。今日はマヨール広場から更に少し下って行ったところにあるカバ・バハ通り(Cava Baja)を紹介します。マヨール広場から5分くらい坂道を下って行くかメトロ・ラ・ラティーナからでもすぐです。既にサンミゲール市場も美味しいマッシュルーム屋もエビのアヒージョ専門店のカサ・デル・アブエロも行ったしという方をもう少しディープな世界へお連れしましょう。別に危険はないですがイギリス人の超酔っ払いが時々出没します。あ、でも食事中も貴重品には気をつけましょう。

カバ・バハ通りCall CAVA BAJA

マヨール広場とサン・ミゲール市場の間の下り坂を下りてマッシュルーム屋も通り過ぎると小さな広場に出る。プエルタ・セラーダという名の広場で昔はここに小さな城門があったところ。目印はこの十字架。

<プエルタ・セラーダ>

プエルタ・セラーダ
筆者撮影

丁度この十字架の向こうにまだ細い道が伸びていてそこが目的のカバ・バハ通りだ。(交差している通りではなく同じ方向に下って行く細い通り)

近くにあるセバダ広場は穀物を集めたところでそれらを売る商店がこの通りに集まるようになったらしい。今は300メートルの細い通りにバルやレストランが集まり炭焼きの美味しい老舗レストランや美味しいピンチョが並ぶバル等が約50店舗程並んでいる賑やかなバル街になった。歩いてみて気に入ったバルに入ればそれで間違いない楽しい時間を過ごせる。週末は大変混みあうのでスペイン人の行く時間より少し早めに行く事をお勧めします。お昼は13時、夜は20時ならまだスペイン人には早すぎて空いている。月曜日は休むバルやレストランが多いので注意ですが開けているところもあります。

<カバ・バハ通り。CAVA BAJA>

カバ・バハ通り
筆者撮影

通りの壁にこのセラミックが見えたら大丈夫。通りの反対側にも通りの名前が壁に出ていますので確認しましょう。旧市街は似たような道がいっぱいですので注意。

カババハ通り
筆者撮影

 

カバ・バハ通りに入ると約300メートルの細い通りにバルやレストラン等飲食店が約50軒並んでいます。地元人気バルやピンチョス屋、伝統のある本格レストランもあり、又最近は店舗の変化も早く来るたびに変わって行きファーストフードも出来ていてちょっと残念です。週末のランチ時や週末の夜はマドリードの地元の人々でにぎわう地域で絶対おすすめのバル街です。日本のガイドブックなどに紹介されていないようですが心配いりません。少しディープなところですが安全です。お食事中の貴重品の扱いは気をつけてください。食事中のバッグの盗難等は時々あるようです

<カバ・バハ通り>

カババハ通り
筆者撮影

 

バルは何軒か梯子をするのがスペイン式、気に入ったバルに入ってピンチョやつまみを頼んでみてください。やはり混んでいるところは絶対に美味しいし失敗は無いですね。今日は私の個人的に行く美味しいおすすめバルを2軒ご紹介します。

カババハ通り
筆者撮影

ポサーダ・デ・レオン・デ・オロ

マヨール広場側から下ってて行くと右側にある。ポサーダは昔の宿泊施設の事で小さなブティック・ホテルも営業している。

カバ・バハ通り
筆者撮影

中はモダンなつくりで広々している。ワインセラーもあってこだわりが感じられる作りだ。ここは料理もしっかりしていて定評がある。座れる確率が高いので日本の方とご一緒して座っていただきたい場合はここに来ています。テーブル席でつまみがいただけるのは有りがたい。

<マドリードのバル通り、カバ・バハにあるポサーダ・デ・レオン・デ・オロ>

カババハのバル
筆者撮影

入ると最初はバルでワインを飲みながらサッカーを見ている人達。

<マドリード、カバ・バハ通りおすすめバル>

カババハ通りバル
筆者撮影

メニューは看板に料理とワインがリストになっている。席にもお品書き。手前はバルメニューで奥の座席はレストランメニューで少し内容が違う。レストランメニューの方が種類が多いので色々試したいときは奥へ行きましょう。言い方は、「食事です」Para comer=「パラ・コメール」だとしっかり食べます、「つまみだけです」=Para picar「パラ・ピカール」だとつまむだけです、少ししかいただきませんというニュアンスです。

<マドリード、カバ・バハ通りおすすめバル>

カバ・バハのバル
筆者撮影

私たちは「パラ・ピカール」つまみだけですで手前のバルコーナーへ。まずはワインを頼むとおつまみを出してくれました。エンパナディージャというパイ地の中に魚と野菜の詰め物。

<マドリード。カバ・バハ通りおすすめバル>

カバ・バハのバル
筆者撮影

<マドリード、カババハ通りのおすすめバル>

カババハのバル
筆者撮影

 

(上)今日はオックステールを注文しました。スペイン語でラボ・デ・トロ(Rabo de Toro)牛のしっぽを長時間煮込んだもの。ここはエレガントに骨は外れて食べやすくして出てきました。独特のコッテリソースが美味でした。これはレストランメニューでしたがバルでもいただけます。

 

タベルナ・デ・ルシオ

マドリードの老舗の有名レストラン「ルシオ」の直営のタベルナです。ルシオは芸能人や有名人が来たら絶対訪れると言われている有名レストラン。カバ・バハといえばこのレストランなのですが予約も取りにくい。そしてレストランでは前菜メインとデザートと注文すると値段も2人で70ユーロとか100ユーロになる。タベルナはバルの少し上にあたるカテゴリーで料理がしっかりした居酒屋みたいな位置付けです。こちらの「タベルナ・デ・ルシオ」でレストランと同じ料理が少し安く、そしてカウンターで一皿だけでもいただけるのがうれしいのが人気の秘密。いつも劇混みです。ワインと一品だけにしたいときや梯子したいときは私はカバ・バハならここに来ます。

<マドリードのバル通りカバ・バハにあるタベルナ・デ・ルシオ>

カババハのバル
筆者撮影

 

ルシオの有名な料理はポテトの卵落とし。何とも単純で簡単な料理と呼んでいいのかと思う一品ですがこれをいただきにはるばる人々は劇混みのルシオに来るのです。Huevos rotosウエボス・ロトス 又は Huevos estrellados con patatasウエボス・エストレジャードス・コン・パタタス。ウエボスはスペイン語で卵の事でロトスは壊れたという意味でまさに卵がポテトの上で壊れています。まわりのスペイン人たちは見事に全員これを頼んでいます。私たちはウエボス・ロトスにチストラというバスクのソーセージが乗ったのを頼みました。

カババハのバル
筆者撮影

レストランで12ユーロ位の一皿がタベルナで9ユーロで少し安くいただけます。

ここはお肉も有名ですのでサーロインステーキ(ソロミージョSolomillo)を試してみました。

<マドリード、バル通りカバ・バハのタベルナ・デ・ルシオ>

カババハのバル
筆者撮影

お肉の味がしっかりしていて美味しいです。脂身のないお肉ですが牛自体の味が美味しいのがスペインの牛肉。放牧なので飼料も気を使って育ているのが美味しい牛肉の秘密です。でレストランだと一人でこれを一皿いただくのですがバルなので2人から3人で分けても大丈夫です。

<マドリードバル通りカバ・バハのルシオ。

カババハのバル
筆者撮影

マドリードのウエルタスとカババハのバルを巡る動画です

行き方

マドリード中心部マヨール広場から徒歩10分、地下鉄5号線ラ・ラティーナから徒歩5分

まとめ

マドリードのカバ・バハ通りの美味しいおすすめバルを2軒ご紹介しました。ここは昔からの地元の人がやって来るバル通りで旧市街の中心地。ガイドブックに載っている中心部のサンミゲール市場やマヨール広場は観光客ばかりで最近は質もサービスも低下している。せっかくマドリードに来たら絶対美味しいものを食べてお帰り下さい。