マドリード観光、散策モデルコースとおすすめバル、初めてのマドリードなら外せないスペイン広場からマヨール広場、そしてバル街へ

マッシュルーム

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マドリードの中心部だけなら歩いて楽しめる。この記事ではスペイン広場から始めて簡単な散策のあとにおすすめのバル巡り、マドリード散策モデルコースを作ってみました。最後にサンミゲール市場とマッシュルーム屋さんやマヨール広場でバル巡りを楽しんでください。

歩いて楽しむマドリード散策コース


スペイン広場(Plaza de España)⇐2019年6月から工事が始まりました。

スペイン広場は2019年6月から約2年間の改修工事が始まりました。周りが高い塀に囲まれて近づけなくなっています。次の項目エジプトの神殿から観光を始めてください。

スペイン広場
メトロ10番線と3番線「プラサ・デ・エスパーニャ」下車。グランビア通りや王宮のすぐ近くで街の中心です。スペイン広場というとローマが有名ですがマドリッドのスペイン広場が本家本元です。

スペイン中どこにでもスペイン広場がありますがマドリードのスペイン広場はドン・キホーテとサンチョ・パンサで有名です。写真中央。

この2人はラ・マンチャの男という小説の主人公達で左が憂い顔の騎士ドン・キホーテ。当時流行の騎士道精神の本を読みすぎて頭がおかしくなって自分も本の中に出てくる騎士の様な気がして旅に出た。となりでロバに乗っているのが一緒に来た従士のサンチョ・パンサ。約400年前の小説に出てくる主人公たちが出迎えてくれます。後ろの白い石像は作者のミゲール・セルバンテスです。

時期によってはお店が出ていたりイベントをやっていたりしますがマドリードを訪れた世界中の人達が必ず写真を一枚とる場所だそうです。

マドリード歩いて楽しむコースをビデオで

エジプトの神殿(Templo de Debod)

スペイン広場のメトロの出口から10分ほど歩いて行くとなんとエジプトの神殿がある公園がある。

Templo de Debod=デボ神殿という名のナイル川にあった2000年以上前の神殿で無料で入る事が出来る。

アスワン・ハイ・ダムを造る時水没する事になった沢山のモニュメントのひとつ。
それらを救うためにスペイン政府が援助したお礼にエジプト政府から贈られた。
「神殿のプレゼント」なので桁外れの贈り物です。
マドリードにあるエジプトの神殿マドリードにあるエジプトの神殿
入場無料無料。上記写真に開館時間が出ています。

4月1日~9月30日10時~2時と午後6時~8時、            10月1日~3月31日10時~2時と午後4時~6時。           土曜日曜祝日は9時30分~午後8時。                   休館日:月曜、1月1日、6日5月1日12月25日。

内部に入るとヒエログリフ(象形文字)が綺麗に残っている。
アメン神に捧げた神殿で2400年ほど前のもの。内部一番奥に石室があり秋分の日と秋分の日は朝日が真っ直ぐここに届く設計。二階に上がるとナイル川沿岸の地形図が展示されています。

神殿から外へ出て広場の奥の方へ行くとマドリードの郊外の森が展望できます。夕方来ると夕陽がとっても綺麗でマドリード夕日絶景のスポットです。(夏は夕日になるのが22時とかですが・・・)

王宮(Palacio Real)

再びスペイン広場方面に戻り東に向かうと歩いて13分ほどでマドリード王宮があるオリエンテ広場へ


王宮

マドリード王宮ともオリエンテ宮殿とも呼ばれてる白い綺麗な宮殿。1738年日本の江戸時代、徳川吉宗の頃に作られた王宮、現在は迎賓館。

特に公式行事が無いときは公開されているので入場することが可能。ブルボンの王様達が夏の初め暮らした王宮で内部は殆どそのまま公開されている。家具や絵画、天井画、晩餐会の大広間は現在も使われている。入口は上記写真の一番向こう側(アルムデナ大聖堂側)から。

入場時手荷物検査あり。内部の最初階段を登るまで写真撮影可能。王様達の暮らしたお部屋になるところから写真禁止。

冬季(10月~3月)10時~午後6時                   夏季(4月~9月)10時~午後8時

休館日 1月1日、1月6日、5月1日、10月12日、12月24日(15時で閉館)12月25、12月31日。さらに各公式行事、又予告なく閉鎖することが有ります。

 

プラサ・デ・オリエンテ(Plaza de Oriente)

王宮の前の綺麗な広場がオリエンテ広場(Plaza de Oriente)。お散歩する人達でいつも賑わっている。

マドリードのオリエンテ広場
De Luis García (Zaqarbal) – Trabajo propio, Dominio público, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=789047

中央の騎馬像はフェリペ4世、プラド美術館の名作「ラス・メニーナス」の鏡の中にいるスペイン王でベラスケスの絵をもとに作った。

オリエンテ広場のフェリペ4世像
筆者撮影

 

ベラスケスが描いたフェリペ4世騎馬像
De Diego Velázquez – [1], Dominio público, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4727424
注意:このあたりにスリが観光客に混じって時々やってきます。上手に隙を狙って知らないうちにお財布をすって行くプロの外国からきているスリ集団に注意。乱暴ではないのでちょっと気をつければ大丈夫です。

オペラ座を左に見ながら進むとカフェ・オリエンテというエレガントなカフェレストランがある。ここでお茶をするのもおすすめ。

カフェオリエンテ

朝食や食事も出来て夜は王宮を見ながらワインも楽しめます。スペイン国王もお食事に来る有名店。

このあたり王宮が見えるところに素敵なレストランやカフェテリアが沢山ある。夜は王宮の間接照明を楽しめる。(夏は暗くなるのは22事以降です)

王宮からラマレス広場                                                  (palacio Real~Plaza de Ramales)

王宮を背中に右のほうへ、緩やかな登坂を登って行くと
その先に可愛いパン屋さん。お散歩中のわんちゃん駐車出来ますの看板。

かわいいパン屋さん、ワンちゃんパーキング

広場にはベラスケスのパネルが
ここはベラスケスが埋葬されていた教会があったそう
ナポレオン戦争で破壊され画家のお墓は今も行くえ不明。

ベラスケスが埋葬されていた教会あと

サンティアゴ広場からサンミゲール市場へ

ラマレス広場から右手の方にサンチアゴ通りの方へ歩いて行くとサンチアゴ教会(Iglecia de Santiago)。マドリッドからサンティアゴの道を始める人はここからです。


サンティアゴ教会を背中にサンティアゴ通りを歩きます。小さなレストランや小売店が並ぶ良いムードの通りです。ちょっと路地に入るとルティエール(楽器工房)やゴヤが住んでいた家が残る。

ルティエール
ゴヤが住んでいた家
大きな通りにでたらそこはマヨール通り(Calle Mayor)。

マヨールはスペイン語で大きなという意味でマドリッドが首都になった頃に造られた大通り。フェリペ2世がトレドからマドリードに首都を移動したころに作られた通りです。

16世紀頃日本は戦国時代に作られた街が残るのがこのあたりです。。

サン・ミゲール市場(Mercado San Miguel)

目指すはサン・ミゲール市場。昔は本当に生鮮食料品を扱う市場だったが今はマドリッド人気スポットの飲食店が入るフードコートになっている。
中に色んなバルが入っていてここだけで充分楽しめます。随分混んでいるのと少し値段は高めで最近は地元の人は来ないツーリスティック。バルの人もあまり感じ良くないのが残念で私は行かなくなった。

朝の10時から夜0時ころまで毎日開いているので。真ん中に座れるように椅子とテーブルがあるのであちらこちらで買ったものをそこで座って楽しめる。ただいつも満員。

サンミゲール市場サンミゲール市場

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*サン・ミゲール市場のトイレは中で飲食したレシートを持って行けば無料。

マヨール広場(Plaza Mayor)

通りを挟んで四角いマヨール広場に行こう。1617年に造られた広場でお祝いの式典やお祭り、魔女裁判などに使った広場で今もクリスマスマーケットやワインまつり等年中賑やかです。真ん中の騎馬像はフェリペ3世。江戸時代に伊達藩の遣いが謁見した王様。

マヨール広場
マヨール広場
哀愁あるスパイダーマン。こういう路上アーティストも楽しめます。

 

サン・ミゲール市場の横の下り坂にはメソンと呼ばれる居酒屋は全部
昼12時頃から開き始め夜中まで営業。

アルコ・デ・クチジェロス(arco de cuchilleros)

 

アルコデクチジェロスはこの通りの名前。マヨール広場とサンミゲール市場の間のこの通りは洞窟のような細長い居酒屋風の飲食店が並びます。このあたりのレストランをメソン=mezonと呼びここは地元の人達も訪れる古くからあるバル街。

マッシュルーム屋さんやスペインオムレツ屋等が並ぶ。

マドリード・アルコ・デ・クチジェロス

マッシュルーム専門店(Mezon del chanmipinion)

メソン・デル・チャンピニオンに行ってみよう。マッシュルームの鉄板焼きを100年以上焼き続ける店だ。ここは人気店でいつもお客さんで混みあっているがみんなお目当てはマッシュルーム、そんなに長居はしないので少し待てば大丈夫。

マドリードマッシュルーム屋

 

メゾンデルチャンピニオン

メゾン・デ・チャンピニオンは細長い小さなお店。入ってすぐはカウンターでスペイン人は立ったままビールやワインにマッシュルームを2~3人に一皿で食べたらすぐに立ち去る。奥に小さなお部屋があって座ることも可能。少し混んでいてもお店の人に座りたい風のジェスチャーをすれば理解してくれて空いたら案内してくれる。

<マッシュルーム屋奥の座れるところ、壁にマッシュルーム>

マッシュルーム

 

マッシュルームだけなのでみんなそんなに長くはいないので少し待てば大丈夫。スペイン人はギューギューに無茶苦茶混んでいてもカウンターですが。

<入ってすぐのカウンターの所>写真は割と空いていた日です。

マッシュルーム屋

アツアツのマッシュルームを鉄板で焼いて岩塩とハムとオイルだけで調理。絶妙の美味しさなので是非とも試してください。

マッシュルーム

鉄板の熱気でガラスが曇った中ひたすらマッシュルームを焼き続けるおじさん。

マッシュルーム

注文の仕方:先に飲み物、その後食べるものをを頼みましょう。2人でマッシュルーム一皿でも十分です。ほかにチーズやハムとしし唐ピーマンが有ります。これも鉄板焼きでとっても美味しいですよ。指さして頼んでください。

<しし唐ピーマン・pimiento de Padron>

マッシュルーム屋

マッシュルーム以外にもこのあたりに昔から続くお店が並んでいますので何件も梯子しながら楽しめます。

ヘミングウェイが通った有名店Botin

ギネスブックに載っているレストランで同じメニューを300年近く出し続けている。ヘミングウィーが絶賛したので人気が高まりアメリカ人がマドリードで絶対に来るお店。

名物はっ子豚の丸焼きで生後3週間以内の子豚をさっくりお料理。母親のミルクだけしか飲んでいないのでお肉に臭みが無くミルクの味と言われている。

子豚がダメな人が一緒の場合の為に魚や野菜料理なども有ります。

年中絶対予約しないと無理なお店です。行くと決めたら予約をしましょう。

<ボティンでメニューを見る人達>
ヘミングウェーが通った子豚料理屋ボティン

<ギネスブック>ヘミングウィーが通った子豚料理屋のギネスブック

1725年からの営業で約300年同じメニューで勝負しているのでギネスブックに登録されている。

<ボティンBotin> 住所 Calle arco de cuchilleros 17  電話913664217

時間 営業毎日13:00~16:00 20:00~0:00

私のおすすめは、最初に生ハム(ハモンイベリコ)はシェアーで、前菜にニンニクスープ(ソパ・カステジャーナ)メインに子豚(コチニージョ)ワインはハウスワイン(ビノ・デラ・カサ)が安くておいしい。約1人45ユーロ位。

 

マヨール広場界隈

マヨール広場に面してテラスのお店が沢山有ります。

マヨール広場からトレド通り(Calle Toledo)の方へ(奥に教会が見えるアーチです。)上の広場のフレスコ画の有る建物を背中にして下って行く通り。

<むこうにサンイシドロ教会が見えるアーチを下るとトレド通り>

エビのアヒージョ専門店が支店を出しました。100年エビのアヒージョ作り続ける「カサ・デル・アブエロ」

テラス席はいつもいっぱいですが

カサデアブエロ マヨール広場

店内は割と空いていてエビ以外にも色々あります。そろそろ疲れて来て座りたい感じだったらこちらへ。二階にもテーブル席が有るので座れる確率高いです。

 

カサデアブエロ マヨール広場

エビのアヒージョgambas al ajillo

カサデルアブエロ マヨール広場

これは絶対美味しいので試して帰ってくださいね。

下はマドリードのおすすめバルの記事です、参考にどうぞ。

マドリードおすすめバル6軒、昔ながらの地元人気店をご紹介します<バル編です>

 

この地区の飲食店の大体の営業時間

ほぼ年中無休(12月24日、25日、1月1日は休み)

サンミゲール市場は10時から1時

マッシュルーム屋さん等バルやメゾンは昼12時から1時

レストランは13時から16時、20時から24時

バルで一息ついたらプエルタ・デル・ソル、ソル広場へ

ここからソル広場はすぐそこ。ソル広場(puerta del sol)プエルタ・デル・ソルにには地元のデパート(エル・コルテ・イングレス)やお店、地下鉄の駅スペイン国鉄の駅がある。

 

ソルからプラド美術館迄歩いて15分、美術鑑賞するのも良しソル界隈でお買い物を楽しむもよし。下の記事はソル広場界隈のショッピング案内です。

マドリードでショッピングならまず中心部セントロ地区へ。マドリード・セントロ徹底調査。スペイン・ブランドがここで完結。

投稿者: 大森由美

スペインに1989年から住んで日本からのお客様と旅に行ったり美術館を巡ったりしています。お休みの日は夫とキャンピングカーで放浪、スペインに長年住んでもスペインが大好きで日本から来たお客様にもスペイン大好きになってもらうために働いています。趣味はバイオリンとスキーとワイン。

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