夕陽が浦木津温泉の旅館「夕彩響季」へ高齢母を連れて一泊旅行の記録(2019年1月)

夕陽が浦温泉、響季、夕食

高齢者を連れての旅行は色々下調べが大変だ。毎回高齢の母との鉄道を使っての旅行は乗り継ぎや旅館の設備等をかなり調べてから予約をする。今回は1泊2日で丹後半島の夕陽が浦温泉へ行って来た旅の記録。ほぼ自分の忘備録です。

 

行きは京都から天橋立経由

母との旅の条件は

1あまり歩かせない

2乗り継ぎは走れない

3ホームの移動に階段は無理

4旅館は温泉だけど和洋室タイプでベッド付

5旅館の食事は椅子席

6騒がしい旅館はダメ

という何かと難しい母の要望にあう旅館を探した後JRの乗り継ぎ等を調べ上手く行きそうなら予約を入れる。今回は「遠くには行きたくない」という希望だったので美味しいカニを食べに丹後半島に行くことにしたが、今度は「食事がカニ尽しは嫌だ」というのでカニとお肉も有るメニューで探す。色々注文が多いのだ。

旅館は夕日が浦温泉の「響季(ひびき)」7部屋だけの旅館でバリアフリー、お部屋の前が海で和洋室ベッドに食事は椅子席。これにしようとほぼ決めた後JRの乗り継ぎに悩んだ。

京都タンゴ鉄道路線
京都タンゴ鉄道ホームページよりお借りしました

 

JRから途中京都タンゴ鉄道に乗り換える事になるが乗換駅の情報があまり無くて困った。ホームの階段の有無や駅間の移動等詳細がわからないのだ。JRのみどりの窓口でタンゴ鉄道の切符は購入できるのか等とネットで調べているうちに京都から「はしだて号」という特急に乗ると乗り換えなしで京都タンゴ鉄道に乗りいれていることが分かった。「これにしよう~」そして帰りは豊岡経由で尼崎からJR神戸線に乗って帰って来る事が出来そうだ。

2019年1月10日JR摂津本山駅出発

JR本山駅を朝8時37分の普通電車、次の芦屋で快速に乗り換え京都駅に9時41分到着。45分程乗り継ぎ時間が有るのでどこか座れる所を探す。京都駅で改札から出してもらいグランビア・ホテルのロビー喫茶に行こうと決めた。ところがこれが思ったより移動距離があって随分歩き最初の大クレーム。なだめながら歩いてもらってホテルのロビー喫茶へ。コーヒーとサンドイッチの朝食をいただきました。

京都駅ホテルグランビアのテールーム
筆者撮影

メニューにある「カフェラテ」と「カフェオレ」の違いが納得出来ずイタリア語とフランス語の違いで同じ物でしょ?と思ったがホテルの人に罪は無いので黙って注文。

ホテルのロビー喫茶は値段が高いけど静かで落ち着くので母も好きなんです。

京都駅ホテル喫茶
筆者撮影

45分の乗り継ぎなので大丈夫だと思ったがミックスサンド作成の15分が命取りになり最後は時間切れで一気にいただきました。

京都駅ホテル喫茶
筆者撮影

コーヒーが1050円なのね、ホテルだけあって値段も立派でした。でも美味しかったしサービスもムードも満足。

京都駅ホテル喫茶
筆者撮影

JR京都駅はかなり大きい。「特急はしだて」が出るホームは京都駅北西側の端の方の31番ホーム。またしても随分歩かせたので2度目の大クレーム。高齢者を連れての旅は大変だ。

JR京都駅
筆者撮影

10時25分発はしだて3号入線してきました。はしだてはJR山陰線から京都タンゴ鉄道を通り天橋立まで行く特急。

はしだて3号路線
JRお出かけネットページよりお借りしました

次のはしだて5号は宿泊地の夕日が浦温泉まで行くようだがひとつ早い「はしだて3号」に乗って天橋立で降りて軽く見学をしてみようと母に内緒で決めた。「はしだて3号」は287系の新型車両。

JR特急はしだて
筆者撮影

つるんとした可愛い顔の特急電車でした。

JR特急はしだて
筆者撮影

グリーン車は1号車、京都天橋立まで乗車券は摂津本山から夕陽が浦温泉。

JR特急はしだて
筆者撮影
はしだて号グリーン車
筆者撮影

車両の一部がグリーン車仕様でA,Bが並び席通路をはさんでC席。平日という事もあり電車内はガラガラ。窓からの景色は山の上の方は雪が薄く積もっていた。

JR特急はしだてグリーン車
筆者撮影
JR特急はしだてグリーン車
筆者撮影

お手洗いは普通席を通り過ぎて次の車両間まで移動が必要でした。スペース上仕方が無いんでしょうね。これに関しては母は特にクレームなしでしたが「グリーン車にも専用お手洗いをお願いします・・JRさん」とつぶやく。

はしだて3号
筆者撮影

 

車窓から福知山城が見えた。ここは明智光秀のお城らしい。城は明治の初めに取り壊された後、昭和61年に市民運動で再築されたのが現在の福知山城。ここで乗り換えにしてお城を見る案も考えたんだった。うちの母はお城好きでお城見学なら意外と頑張ってくれる。しかし駅から遠くタクシーを使うにしても時間が読めなく乗り継ぎ時間に見学するには無理があるので諦めた。

福知山城
筆者撮影

特急は途中スイッチバックもあり約2時間で天橋立到着。

天橋立駅
筆者撮影

駅はエレベーターが有り移動は問題なしでご機嫌な私たち。

天橋立駅エレベーター
筆者撮影

エレベーターが有るのは調査済みだったがここからが大変。「乗り継ぎ2時間取ってあるから」と発表すると母は「駅で座って待ってるわ~」とめんどくさがり「ちょっとだけ散策しよ」と言うと「どこいくのん?何にもないって~」「やめとこ~」と母のネガティブ発言が始まる。

天橋立駅
筆者撮影

騙して透かして母を歩かせるのも一苦労だ。近くの文殊堂まで連れていく。駅を出て右に少し歩くと文殊堂に到着です。正式名称は知恩院。知恵の神様文殊菩薩を祀っている。今日は1月10日、文殊堂は「えべっさん」の御参りの人でにぎわっていた。。

天橋立駅周辺
筆者撮影

天橋立には車やバスで何度も来ているがいつも有名な「又覗きの丘」の所だけしか行っていなく鉄道で来るのは初めてで私はとっても新鮮だ。次回は夫か友達とゆっくり来る事にします。

天橋立駅周辺
筆者撮影

知恵の輪は船の安全の祈る灯篭だそう。この輪を3回くぐると文殊様の知恵を授かるという言い伝えがあるという。くぐるって?この輪の中に入るのか?頭を入れるのか?行き交う人の動きを見ても皆さん様々でしたが頭だけを3回入れるというが正解の様でした。私は見ただけで終了。

 

天橋立駅周辺
筆者撮影

石のベンチが有ったのでの母を座らせ「ちょとだけそこまで行って来る~」と一人で散策。知恵の和の先に橋があって渡って行くと橋にロープが張られはじめて慌てた。係りの人に「戻れなくなりますか?」と尋ねたら「5分くらいですよ~」。この橋は船が通り度に90度水平に回転する橋で天橋立と陸の文殊堂の方を繋ぐ橋だそう。大正15年に手動で回す橋が作られ昭和35年にに電動の廻船橋になった。

天橋立駅周辺
筆者撮影

もう少し先まで行きたかったが駅に戻りましょう。お土産物屋さんを冷やかしながら駅に戻った。

天橋立駅周辺
筆者撮影

乗り継ぎは特急に乗ることにします。指定席を取ろうとしたら駅員さんが「空いてますからいりませんよ~」と提案してくれ特急券だけ購入。

天橋立駅周辺
筆者撮影

お腹が減ったので何か買って来よう。しかしこの辺りの名物鯖寿司は母は食べない。若い頃に鯖にあたってひどい目に合ったらしくそれ以来口にしていない。「鯖のアレルギーは無い」と何度説明しても全く聞く耳なしでめんどくさいので我が家では母は鯖アレルギーで解決している。年を取るという事はこういう事なのだ。

駅の売店で見つけた牛の稲荷寿司を買ってみた。好みを知っているのは選ぶときに楽だ。これなら絶対食べてくれるのが見ただけで解る。

牛稲荷寿司
筆者撮影

ホームに早めに行くと一両しかない可愛い電車がやって来た。これに乗って行くのも良かったかも。いやいや座れないと大変な事になるので特急で良かったんです。

天橋立駅
筆者撮影

特急は丹後の海という観光列車で自由席はかなり混んでました。「駅員さん~話が違うヨ~」と思ったがとりあえず何とか2人一緒に座れてセーフでした。

特急丹後の海
筆者撮影

「特急はしだて5号」約40分で夕陽が浦温泉到着しました。旅館にあらかじめ送迎をお願いしていたので駅から送迎車で5分程の移動。駅前にはお土産店もタクシー乗り場も無い。

夕陽が浦温泉駅
筆者撮影

母も私も観光地っぽい賑やかな温泉は好きではないのでこのひなびた感じは問題なし。

夕陽が浦温泉駅
筆者撮影

旅館「響季」到着しました。

夕陽が浦温泉旅館入り口
筆者撮影

到着するとお茶と和菓子で一息つきながら宿帳を記入。靴は履いたまま自分の部屋まで移動。

旅館響季入り口
筆者撮影

部屋が7室しかない2階建ての旅館。エレベーターが有る事を確認済みで2階の部屋をリクエストした。海を見るのには2階の方が見えるかなと思った。

夕陽が浦温泉 響季
筆者撮影

お部屋は2階突き当りの夕帆。全室が室和洋室でベッド付で海の前オーシャンフロント旅館だ。

夕陽が浦温泉、旅館響季
筆者撮影

浴衣

作務衣

テラスに出るには今日は寒かった。暖かい頃なら海を見ながらテラスでのんびり過ごすのも良いでしょうね。

夕陽が浦温泉 響季
筆者撮影

冷蔵庫の飲み物は自由にお飲みください。

コーヒーとお茶はエスプレッソマシーンで。コーヒーは嬉しかったがポットと急須が有った方が自由にお茶が飲めるなあと思った。

大浴場が無く部屋の温泉のみ。アメニティ類はこんな感じ。

夕陽が浦温泉、響季
筆者撮影

全館バリアフリーでお風呂の中も手すりや台座など配慮が感じられた。

夕陽が浦温泉、響季
筆者撮影

必要だと思うところに手すりが付いている。

夕陽が浦温泉 響季
筆者撮影

窓は両側にスライド式に開くようになっていて海を見ながら入浴が出来る。手前にも手すり。

夕陽が浦温泉、響季
筆者撮影

窓を全開にするとテラスに繋がっているのでおしゃべりしながらユックリ入れますね。

夕陽が浦温泉、響季
筆者撮影

生憎の曇り空です。夏は海水浴客が来るんでしょうか。ビーチに人がいるとこのお風呂の静けさはどうなんだろう。果たしてくつろげるものなのかと疑問に思った。夕食前にマッサージをお部屋に頼んで二人並んで50分間ほぐしてもらった。

夕陽が浦温泉、響季
筆者撮影

夕食は1階に降りて個室でいただきました。

夕陽が浦温泉、響季、夕食
筆者撮影

冬の日本海はやはりカニです。松葉ガニを中心にしたコース。丹後半島のあたりで水揚げするカニは特に品質、味ともに最高級。

夕陽が浦温泉、響季夕食
筆者撮影

ワインを一本注文。

夕陽が浦温泉、響季夕食
筆者撮影

新鮮なお刺身。

夕陽が浦温泉、響季夕食
筆者撮影

丹後半島の沖合は直ぐに200メートルの急斜面になっているそうでそこに定置網漁でカニを日帰りで取って来るので鮮度も良く味は最高です。

夕陽が浦温泉、響季、夕食
筆者撮影

松坂牛。

夕陽が浦温泉、響季
筆者撮影

カニ鍋の後の雑炊はお腹いっぱいでお断りしました。

朝食は7時半にお願いして1階の個室にて。

夕陽が浦温泉響季朝食
筆者撮影
夕陽が浦温泉響季、朝食
筆者撮影

チェックアウトは11時。朝食の後私はもう一度お風呂に入る。単純泉でお湯は管内循環式でいつでもたっぷりで暖かかったです。

旅館について

夕陽が浦温泉 夕彩Resort響季

今回は楽天トラベルから予約を入れた。ポイント貯めているので。

夕陽が浦温泉 響季公式ページ

旅館はほぼ満足。1泊2日2食付きで2人合計で約8万円。大浴場が無いのが物足りないが他の宿泊客に一度も会わず過ごせたのは良かった。部屋でのんびり過ごす人にはいいだろう。仕事もしようとコンピューター持参で行ったがデスクが無くコンセントもソファーの近くになかったのは苦労した。仕事持ち込みで高齢者と来る人もいることを今後配慮してくださるといいですね。お食事担当の方もお部屋担当の方も親切で丁度いい距離感でした。松葉ガニは最高に美味しかったです。宿泊料金の半分は食事代でしょうね。

1月11日神戸へ帰る

 

旅館の送迎で駅に向かう。駅で市役所の観光局のアンケートをやっていて長い長いアンケートに答えた。京都のこの辺りはマイナー観光地でこれから取り組んでいくのだろう、アンケートは観光の目的や旅館の満足度など多岐に渡っていた。

夕陽が浦温泉駅
筆者撮影

駅のホームはひとつだけなので階段無しで到着も出発も同じ改札を出たところ。

京都タンゴ鉄道夕陽が浦駅
筆者撮影

 

10時09分発の宮豊線で豊岡へ。単線で一両編成の電車にゆられ約33分で豊岡へ。

京都タンゴ鉄道
筆者撮影

地方のローカル線は楽しい。

豊岡で乗り継ぎ便のようなJRがあったけれど念のためさらに次の電車にしておいたが乗換は通路を通って歩くだけでJRのホームに着いた。これなら高齢者でも5分もあれば乗り継げる。

豊岡駅京都タンゴ鉄道とJRの乗り換え
筆者撮影

仕方が無いので駅で時間をつぶすが母は椅子に座って待っている宣言。

豊岡駅乗り継ぎ
筆者撮影

小さなキオスクと駅前にスーパーが有るだけだった。夕陽が浦から同じ電車だった男性は別の旅館の板長だそう。最近は中国の船が底からカニをさらって行くのでカニが少なくなってもう日本人の口に入らなくなるかもと話していた。

豊岡駅
筆者撮影

JR特急コウノトリ号は城崎温泉から大阪に向かう特急だ。

JR豊岡駅
筆者撮影

11時3分豊岡発のコウノトリ14号は14時16分尼崎着。

JRコウノトリ号
筆者撮影

コウノトリ14号のグリーン車。殆どお客さんいませんでした。

JR特急コウノトリ号
筆者撮影
JR特急コウノトリ号
筆者撮影

私たちは尼崎で降りてJR神戸線に乗り帰宅。

JR尼崎駅
筆者撮影

今回の旅行に使ったお金

旅館1泊2食 76000円+消費税6080=82080

入湯税150円x2=300円

JR往:乗車券 摂津本山~夕陽が浦木津温泉4020円x2=8040円

特急グリーン車京都~天橋立3600円x2=6200円

特急券 天橋立~夕陽が浦木津温泉x2=?

JR帰り 乗車券 木津温泉~摂津本山3850円x2=7700円

特急券グリーン車豊岡~尼崎4480円x2=8960円

京都駅喫茶 3700円

マッサージ 6000円x2=12000円

夕食ワイン 4000円+消費税320円=4320円


合計約133300円

母がJRジパング倶楽部会員だが同一区間往復101キロ以上ではなく適応されなかった。3割引きになるので次回はもっと上手く使いましょう。