スペインは世界で一番健康な国で平均寿命は2040年には世界一になるらしい

エルラコンのバル店内写真

スペインは世界で一番健康な国だそう。以前からスペインは平均寿命が欧州の中では長い国で肉食が多いヨーロッパの中でその秘密はスペインの伝統食に違いないと言われてきた。特にオリーブ・オイルと赤ワイン存在が重要だと指摘されていた。そして2019年にスペインは世界で最も健康な国に選ばれた。

スペインは世界で一番健康な国


アメリカの大手総合情報サービスブルームバーグの指標により平均寿命などをに基づいて健康度をチェックした結果スペインは2019年世界で一番健康な国ナンバーワンになった。

<下はブルームバーグの記事です>

世界で一番「健康な国」はスペイン、2位はイタリア-日本は4位

 

豊富な果物と野菜

バルバストロの朝市
筆者撮影

スペインは国土の7割ほどが耕作地で日照時間が長く豊富な果物や野菜が採れる。果物の生産は世界一でオレンジやレモン、ブドウやキーウィが広大な国土の様々な地方で生産されている。オリーブは世界の4割を作っているオリーブ大国でオリーブオイルはスペインの食卓に欠かせない。自国で大量に採れる安価な果物や野菜を日常的に多く食べるのは健康に良いに違いない。

食生活の豊かさ

カサ・デ・アブエロ
筆者撮影

伝統食が豊かでインスタント食品が少なく日ごろから食事の内容が豊かだ。牛や豚なども広大な牧場で放牧されており幸せそうだ。ホルモン剤を打たれて小さな暗い牛舎に押し込まれていないのでストレスは少ないに違いない。

ピレネー、オルデッサ
筆者撮影

内陸は豆料理が豊富で様々な豆料理を食す。ガルバンソ(エジプト豆)やレンテハス(レンズ豆)等家庭料理に豆の煮込みを大量に摂取する。又スペインの国の回りが海で北部ガリシア地方に行くとタコやホタテ貝やマテ貝、地中海沿岸部でも様々な魚や貝類が豊富だ。ヨーロッパは日本より厚生省の管理が厳しく加工食品に含まれる保存料や添加物が少ない。日本の食品に含まれる多くの添加物が禁止されているのだ。いやそれよりインスタント食品自体がスーパーにあまり無いのだ。

よく噛む食事

スペインにはボカディージョと言うサンドイッチが有る。固めのフランスパンに生ハムやチーズ等をはさんだ食べ物でピクニックのお弁当や夕方のおやつにスペインでは度々食べる機会がある。一個の大きさが15センチはある固めのパンにイカのリング揚げがこれでもかと入っている代物もある。私は食べ終わるころには顎が痛くて疲れ切っているがスペイン人はこれを食べながら良くしゃべるのだ。生ハムや牛肉の塊などしっかりかまないと食べられない食事が多いのもスペインだ。咀嚼と脳とか咀嚼と健康について論文があるかどうかは知らないがこれもスペイン人の健康の秘密ではないかと、こっそり私は思っている。

夕食はとっても軽い

スペイン人は一日に5回も食事をする。その中で一番大きな食事はお昼ご飯。14時30分頃から一日で一番大きな食事をゆっくりと出来れば家族と一緒にいただきます。夕食は21時頃と大変遅いので軽くチーズとハム等で終える人が多い。夕食はとっても軽いのだ。

スペインの医療制度

意外と知られていないがスペインの医療制度は世界でもトップレベルだ。すべてのスペイン人とスペインに住む人々は(違法滞在者も含め)公立の医療システムを無料で利用できる。インフルエンザやはしかのワクチンも無料で受けることが出来るし生活習慣病やガンなどの治療も外科手術も無料で受けられる。(並ぶこと必須です)

お散歩

マドリードショッピング
筆者撮影

スペイン語で「パセオ」と呼ぶがスペイン人はお散歩が大好きだ。夕方になると家族そろってお散歩に出かけ近所のバルでお喋りに花が咲く。用事が無くても外に出るのだ。

マドリード、オエステ公園
マドリード・オエステ公園旅スペイン筆者撮影

都会にはどこの街にも広大な公園が整備されていてお散歩がしたくなる。マドリードは市の面積の6割もが緑が繁る森のような公園だ。そして街だけでなくスペイン人はビーチに行っても浜辺を歩いている、ビーチで寝転んではいないのだ。家にいる高齢者にはケアーマネージャーがやって来て身の回りの世話だけでなくお散歩に連れていくのだ。杖を突いた高齢者がお散歩して居る光景をよく見かける。スペイン人を健康にしている秘密のもうひとつはお散歩に違いない。

人間関係の濃密さ

スペイン人の寿命と健康に人間関係の濃密さも関係しているもあるという話を読んだ事が有る。孤独な老人が少なく老人ホームに入るのはほんの一部のスペイン人だという。確かにスペインでは年齢に関係なく人間同士の関わりが日本より濃い目だ。保育所から団体生活をするスペイン人は人とのコミュニケーション力が強い。相手の事を気にしたり迷惑じゃないかとか考えなくていい、「遠慮」が無いのは有り難い。特に高齢になってから周りに人がいて会話が出来るのは良い事だと思う。

ワーク・ライフ・バランス世界2位

仕事と生活の調和をワーク・ライフ・バランスという。人生は楽しむために有ると信じているスペイン人は仕事は仕事と割り切りプライベートな時間を大切にする。OEDC経済協力開発機構が定義付ける「ワーク・ライフ・バランス」は人生の中で仕事に費やす時間とプライベートの時間のバランスの事だ。家族との時間を大切にするスペイン人は仕事は生きる糧を手に入れる手段で最も大切なのはプライベートの時間だと思っており各自の得意分野の趣味で生きる人達が多い。だからと言って仕事を疎かにするわけではなく優秀な人や真面目な人は仕事もしっかりできるのだ。

 

2040年には世界一の長寿国

保険指標評価研究所(IHME:Institute for Health Metric and Evaluation)によるとスペインの平均寿命は2040年までに日本を抜いて世界一の長寿国となる見込み。様々なデータから研究者はランキングを作成したという。

<ビジネスインサイダーの記事>

スペイン、日本を抜いて世界一の長寿国へ ── その理由は?

 

スペインは世界一の長寿国まとめ


食生活とお散歩と医療制度は間違いなくこの国の人を健康にしている。乾燥した天候や日照時間も関係あるに違いない。気にしない性格と言いたいことをはっきり言っても問題が無い社会もうらやましい限りだ。お酒の値段が安く飲酒率が高いわりに長寿なのは飲酒と健康の関係は適量なら百薬の長という事なのか。喫煙者がスペインはまだ多いのでこれが変わればスペイン人はもっと長生きするという事だ。目指せ120歳、スペイン恐るべし。