スペインは世界で一番健康な国で平均寿命は2040年には世界一になるらしい

スペインは世界で一番健康な国だそう。以前からスペインは平均寿命が欧州の中では長い国で肉食が多いヨーロッパの中でその秘密はスペインの伝統食に違いないと言われてきた。特にオリーブ・オイルと赤ワイン存在が重要だと指摘されていた。そして2019年にスペインは世界で最も健康な国に選ばれた。

スペインは世界で一番健康な国


アメリカの大手総合情報サービスブルームバーグの指標により平均寿命などをに基づいて健康度をチェックした結果スペインは2019年世界で一番健康な国ナンバーワンになった。

<下はブルームバーグの記事です>

世界で一番「健康な国」はスペイン、2位はイタリア-日本は4位

 

豊富な果物と野菜

バルバストロの朝市
筆者撮影

スペインは国土の7割ほどが耕作地で日照時間が長く豊富な果物や野菜が採れる。果物の生産は世界一でオレンジやレモン、ブドウやキーウィが広大な国土の様々な地方で生産されている。オリーブは世界の4割を作っているオリーブ大国でオリーブオイルはスペインの食卓に欠かせない。自国で大量に採れる安価な果物や野菜を日常的に多く食べるのは健康に良いに違いない。

食生活の豊かさ

カサ・デ・アブエロ
筆者撮影

伝統食が豊かでインスタント食品が少なく日ごろから食事の内容が豊かだ。牛や豚なども広大な牧場で放牧されており幸せそうだ。ホルモン剤を打たれて小さな暗い牛舎に押し込まれていないのでストレスは少ないに違いない。

ピレネー、オルデッサ
筆者撮影

内陸は豆料理が豊富で様々な豆料理を食す。ガルバンソ(エジプト豆)やレンテハス(レンズ豆)等家庭料理に豆の煮込みを大量に摂取する。又スペインの国の回りが海で北部ガリシア地方に行くとタコやホタテ貝やマテ貝、地中海沿岸部でも様々な魚や貝類が豊富だ。ヨーロッパは日本より厚生省の管理が厳しく加工食品に含まれる保存料や添加物が少ない。日本の食品に含まれる多くの添加物が禁止されているのだ。いやそれよりインスタント食品自体がスーパーにあまり無いのだ。

よく噛む食事

スペインにはボカディージョと言うサンドイッチが有る。固めのフランスパンに生ハムやチーズ等をはさんだ食べ物でピクニックのお弁当や夕方のおやつにスペインでは度々食べる機会がある。一個の大きさが15センチはある固めのパンにイカのリング揚げがこれでもかと入っている代物もある。私は食べ終わるころには顎が痛くて疲れ切っているがスペイン人はこれを食べながら良くしゃべるのだ。生ハムや牛肉の塊などしっかりかまないと食べられない食事が多いのもスペインだ。咀嚼と脳とか咀嚼と健康について論文があるかどうかは知らないがこれもスペイン人の健康の秘密ではないかと、こっそり私は思っている。

夕食はとっても軽い

スペイン人は一日に5回も食事をする。その中で一番大きな食事はお昼ご飯。14時30分頃から一日で一番大きな食事をゆっくりと出来れば家族と一緒にいただきます。夕食は21時頃と大変遅いので軽くチーズとハム等で終える人が多い。夕食はとっても軽いのだ。

スペインの医療制度

意外と知られていないがスペインの医療制度は世界でもトップレベルだ。すべてのスペイン人とスペインに住む人々は(違法滞在者も含め)公立の医療システムを無料で利用できる。インフルエンザやはしかのワクチンも無料で受けることが出来るし生活習慣病やガンなどの治療も外科手術も無料で受けられる。(並ぶこと必須です)

お散歩

マドリードショッピング
筆者撮影

スペイン語で「パセオ」と呼ぶがスペイン人はお散歩が大好きだ。夕方になると家族そろってお散歩に出かけ近所のバルでお喋りに花が咲く。用事が無くても外に出るのだ。

マドリード、オエステ公園
マドリード・オエステ公園旅スペイン筆者撮影

都会にはどこの街にも広大な公園が整備されていてお散歩がしたくなる。マドリードは市の面積の6割もが緑が繁る森のような公園だ。そして街だけでなくスペイン人はビーチに行っても浜辺を歩いている、ビーチで寝転んではいないのだ。家にいる高齢者にはケアーマネージャーがやって来て身の回りの世話だけでなくお散歩に連れていくのだ。杖を突いた高齢者がお散歩して居る光景をよく見かける。スペイン人を健康にしている秘密のもうひとつはお散歩に違いない。

人間関係の濃密さ

スペイン人の寿命と健康に人間関係の濃密さも関係しているもあるという話を読んだ事が有る。孤独な老人が少なく老人ホームに入るのはほんの一部のスペイン人だという。確かにスペインでは年齢に関係なく人間同士の関わりが日本より濃い目だ。保育所から団体生活をするスペイン人は人とのコミュニケーション力が強い。相手の事を気にしたり迷惑じゃないかとか考えなくていい、「遠慮」が無いのは有り難い。特に高齢になってから周りに人がいて会話が出来るのは良い事だと思う。

ワーク・ライフ・バランス世界2位

仕事と生活の調和をワーク・ライフ・バランスという。人生は楽しむために有ると信じているスペイン人は仕事は仕事と割り切りプライベートな時間を大切にする。OEDC経済協力開発機構が定義付ける「ワーク・ライフ・バランス」は人生の中で仕事に費やす時間とプライベートの時間のバランスの事だ。家族との時間を大切にするスペイン人は仕事は生きる糧を手に入れる手段で最も大切なのはプライベートの時間だと思っており各自の得意分野の趣味で生きる人達が多い。だからと言って仕事を疎かにするわけではなく優秀な人や真面目な人は仕事もしっかりできるのだ。

 

2040年には世界一の長寿国

保険指標評価研究所(IHME:Institute for Health Metric and Evaluation)によるとスペインの平均寿命は2040年までに日本を抜いて世界一の長寿国となる見込み。様々なデータから研究者はランキングを作成したという。

<ビジネスインサイダーの記事>

スペイン、日本を抜いて世界一の長寿国へ ── その理由は?

 

スペインは世界一の長寿国まとめ


食生活とお散歩と医療制度は間違いなくこの国の人を健康にしている。乾燥した天候や日照時間も関係あるに違いない。気にしない性格と言いたいことをはっきり言っても問題が無い社会もうらやましい限りだ。お酒の値段が安く飲酒率が高いわりに長寿なのは飲酒と健康の関係は適量なら百薬の長という事なのか。喫煙者がスペインはまだ多いのでこれが変わればスペイン人はもっと長生きするという事だ。目指せ120歳、スペイン恐るべし。

 

スペイン人のとっても素敵なところ

ヨーロッパや世界のいろんな国を回ってきて私には一番居心地がいい国がスペインでした。これは個人的な経験とその人の性格や好みがかなり左右されるので「私にとっては」という話なので色んなご意見もあると思いますが今日はそのスペイン人のとっても素敵なところをご紹介します。

 

 

めちゃくちゃ他人に親切

他人というのは全くの赤の他人です。困っている人にとにかく親切で私は何度助けられてたか数えられません。地下鉄の駅の階段で転んだらすぐに沢山の人が走って助けに来てくれて抱きかかえられます。大きな荷物を持っていたら知らない男性が一緒に持ってくれたり(そこに下心は無く)、ベビーカーの人が階段で困っていたらいろんな人が一緒に持って上がります。以前年配の日本の方と一緒に夜歩いていてその方が少しヨロッとしたら5メートル向こうにいたスペイン人が走って来てコートを脱いで丸めてその人をベンチで横になりなさいと言って立ち去ろうとしてびっくりしました。いえいえコートお返ししますのでと断るのが大変でした。今もギリシャ沖でボートで来る難民を助けるためにスペイン人の消防士さん達が活躍していますし昔中国の「農村の貧しい家の2人めの子供」を救うために養子縁組キャンペーンで沢山の子供たちが救われました。スペインに住む許可証の無い外国人(つまり税金を払っていない居住者)に「医療と教育は無料で」というのがすべての政党のマニフィエストに入っていて実際そうなっています。この心の広さはどうやっても適いません。議論の順序が日本とは違って「まずは助けることが先にあり」その後のことは後でやって行く。後で混乱もあって大変なんですけれど。

人と人の距離感が近い

初めてあった人でもすぐに打ち解けていろんな話が出来る。エレベーターに乗り合わせたり地下鉄で隣に座ったり別に何でもないけど会話をしてすぐ別れる、この微妙な距離感がとっても居心地がいい。遠慮が無い分直球でわかりやすくてめんどくさくないのが好きです。そして都会でもどこでもみんなが知り合いみたいで安心感がある。

仲間意識が強い

いったん仲間と認識されたら全力で助けてくれます。友達とか仲間が大好きで「個人主義」と言われる中サッカーやバスケット、シンクロスイミング等が強いのはこれなんではないかと思っています。仲間で何かを成し遂げるときに援助を惜しまず馬力を出し切ってくれるので一緒に仕事をしても信頼できる。縁故主義や癒着にこれが繋がるんですが・・・・。

流されない

長いものに巻かれない。簡単にマスコミに誘導されないし反骨精神旺盛で流行とかにも簡単に乗らない。自分の意見をしっかり持っているので何がしたいかを知っている。中々同調してくれないので説得に困ることも多いですがいったん理解すると動きは速い。社会全体がそうなので政治家の演説も用意された紙を読んでいる人はいなくて自分の言葉で自分の信じている信条を語る。日本の政治家に足りないのはこれだと思います。

若い女も媚びない

社会が求めるスタイルに人間はなろうとする。これはいつの時代もそうだった。日本の女子高生(あるいはもっと低学年から)がお化粧したりアイドルに憧れたりするのは社会全体が「若い事」に価値を置いているから。こちらから見るとあれは異常で食い物にされていて消費されているのに社会全体で持ち上げている独特の現象。スペインのオンナの子はもっと自然体で野性的な感じで流行に媚びていない気がする。あ、もちろん全体的な印象で日本にも沢山そうじゃない人達もいるしスペインにもなんだかなあな子たちもいますが。これはマスメディア全体で経済や社会を動かそうとしている日本の問題で流行や美術館や音楽や何でも嗜好をコントロールしようとしていると感じます。それにの踊らされない強さがある。

偉い人もふんぞり返っていない

社会的に偉いと言われる人と何度か会ったり話す機会があったけど本当に対等。これはすべてのスペイン人が持っている神の前にはみな平等意識だと思う。威張っている人も居ると思いますが人間同士の上下関係みたいなのが少なくて楽です。お客様は神様的なのが無いので期待していないし求めていない。逆にお店のお姉さんの態度の悪さに怒りそうになる自分を制していい人ぶるのにてこずりますが・・・・。

掃除が上手

とにかく綺麗好きで小さな田舎の町でバルに入ってもお手洗いの綺麗な事には感心します。スペイン人のお掃除好きはもはや「技」のレベルです。家中隅々まで綺麗に磨き上げていて便利さより美しさを優先させるのでそこにゴミ箱あった方がいいのに無い。見えないところに格納されていて必要な時に出す。水道の蛇口やドアのノブまでいつもピカピカです。片づけと掃除はぜったいにスペイン人に適わない。自分の家はきれいにするのに公共の物はどうでもいい人が多くて困るんです…トホホ

語彙が多くて話が面白い

スペイン語の構成上もあるのですが話をしていてみんな導入部から展開部へもっていく話の仕方がうまい。そして単語量が半端なく多くて表現力が豊か。例えばですが食べ物の話だけでもこんなに展開できるのかと感心するし昨日のサッカーの試合の話を始めたら止まらない。スペイン語は沢山の語彙があって褒めたたえる言葉や綺麗な形容詞が豊かです。もちろんののしる言葉も豊
富ですのでビビります。

逆に「本当に驚くスペイン人の困ったところ」の記事もどうぞ

注意が必要なスペイン人の困ったところ>


まとめ

スペイン人と言ってもいろんな人がいて「考え方」や「良い人度」や「親切度」も違いますが何となく全体の特色をまとめてみました。すべては表裏一体なのでとっても良いこれらの個性が裏側では大変困った事にも度々遭遇しております。さらっとお読みくだされば幸いです。

 

スペイン旅行するなら注意が必要な<スペイン人の困ったところ>

どこの国にも良い人も悪い人も好きな部分も嫌いな事もあって色々な面があるのも承知で「ったくスペイン人って」と思うことがある。仕方ないと諦めながら時々「エー違うでしょ、それ」をちょっとまとめてみました。スペイン旅行するなら注意するべきスペイン人の困ったところです。日本に住んでいる外国人の「ったく日本人って」が知りたい。

スペイン人って


人によって答えが違う

まずはスペイン旅行中一番遭遇するのが「道を聞く」ではないでしょうか?これに注意が必要。街で道に迷って人に尋ねるときは最低3人は聞いたほうが良い。知らなくても教えてくれるし、間違ってるとは思わないので自信たっぷりに行き方を教えてくれる。次の人に聞いたら全然違う方向を教えてくれたりする。なのでもう1人聞いてみるべき。3人目も違ったらもう1人聞いて多数決にするしかない。

 

 

道を尋ねる位ならいいのですが生活していると労働許可証の更新や税務署への申告など猥雑な事務処理をやらなくてはならない。それさえ人によって違うことを言われるのでせっかく作った書類の形式が違ったり並んだ列が間違ってたり本当にこれは住んでいて困る。

会話の途中で話し始める

「人の話は最後まで聞きましょう」と思っているスペイン人は1人もいないんだと思う。テレビの討論会なんて司会者も含めて何が何だかわからないくらいみんな同時に議論している。複数の相手の話を聞きながら話す力は聖徳太子なみ。

スペイン語と日本語の構造もあってスペイン語は最初に動詞や否定形が来るので初めの方を聞けば大体相手の意見が想像できる。日本語は最後まで聞かないと何が何やら全く分からない。動詞は最後だし否定形も最後なので否定文かどうかさえ最後まで聞かないとわからない。

一度スペイン人が話し始めて全員の日本人が黙って聞いていたらスペイン人が黙ったことがある。「えっ?」「なんで黙るの」「黙られると聞いてないみたいで不安になる」そうです。

街を歩いてスペイン人同士が話しているのを注意して観察してみてください。2人いたら2人とも同時に話しています。3人でもたいてい同時に話しているのに会話が成り立っているのが凄いです。

自己主張が無茶苦茶凄い

これはほかのヨーロッパ人もそうだと思いますが絶対自分が正しく自分の主張を曲げない。正当性をどこまでも追及する。折り合いをつけるとか妥協するとか適当なところでまあまあ~が無い。なるべく対立を避けてなあなあになんてしない。小さな子供でもしっかり自分の欲しい物がわかっていて親に対して主張するしテレビの街頭インタビューなんて延々と話してる。相手に合わせることが無いので日本だと「空気が読めない人」扱いされる人がどっさりなのがスペイン。注意するほどでもないですが議論は絶対勝ち目なし。

信じてはいけない

これも注意が必要。日本はいいなあと思う事はこれ。小さな商店で何か注文してもちゃんと指定した日に来ているし誰かに何かを頼んだらその通りに出来ているのが普通だから。スペインではそうはいかない。車の修理を頼んでも予定通りに終わっていないし連絡もないので出かけようと思っていた時に車が使えないとか。

以前家のペンキ塗りを頼んだ時に決めた時間に家で待っていたけど結局永遠に現れなくてまた別の業者に頼んだ事があった。私の1日どうしてくれる。

まずはできないことを想定して事を進めるべし。ちゃんとした人もいっぱいいるけど基本知らないところで何かを頼んだらまずは信じない事。

No pasa nada とValeの使い方が間違っている。

気にしなければいい。そう自分に言い聞かせて暮らしてきたけど、時々「えっ?」と思うことがある。No pasa nada は「何でもないよ」とか「大丈夫」みたいな意味。相手が遅れてきたときにこちらがNo pasa nada なら別に何も言わないんです。遅れてきた側の人がNo pasa nada というのがスペイン。以前本当にあったのが横断歩道の歩行者がいるので車をブレーキを踏んで止めたら後ろの車はアクセル踏んできて(スペインでは信号黄色は多くの場合アクセル)コツンとぶつかった。車から双方降りて私の車のあてたところを見ながら相手はNo pasa nada! 違うでしょ~。地下鉄で足を踏まれたとき「ウィッ」と言ったら踏んだ人がNo pasa nada といったこともあったなあ。

valeの方は「オッケー」とか「いいよ」みたいな意味でカジュアルな表現。これも「ちょっと待てよ」と思う場面が良くある。バス停でバスを待っていた私。後から杖をついた年配の女性が来たのでどうぞお先にと譲ったときに「vale」と言われると心の中で「valeじゃなくてgraciasでしょッ」とつぶやく。あちこちでケンカにならないのはスペイン人的に問題ないからで心が狭いのは私なんだと思いますが。


まとめ

以上スペイン旅行で注意が必要な「スペイン人の困ったところ」をまとめてみました。スペインでも地域によっても違うでしょうね。これがローカルルールなのでケンカにもならず日常生活がすごされる。良い面も沢山あってスペイン大好きで住んでいますが日本人的に違うなと何年たっても思うことをまとめてみました。基本こういう時は怒らずに諦めるか笑うことにして自分を保っています。そうNo pasa nada(何でもない)とつぶやきながら。

スペイン人の人生観

 

 

人生で大事な事は今を楽しむ事。この国に住んでいつも感心するのはみんなとにかく楽しむことが上手で参った。楽しませてもらうのを待っていなくて自分で勝手に楽しんでいる。

街を歩いていても難しい顔で歩いている人はあまりいない。スペイン人はみんな楽しそうだ。遠慮とか先に相手の事を考えるように育っていないので気楽でいい。

そう大事なことは「人生は楽しむためにある」

 

 

パーソナルディスタンス

お喋りしていてもエネルギッシュで顔と顔がくっつきそう。

なのにすごい大きな声で話している。

耳悪いんじゃないの?

どっかに金鉱でも見つけたわけ?

一緒に話すとこちらはヘトヘトになる。

 

パーソナルディスタンスというのがあって

文化によって人と人が話すときの距離が違う。

アングロサクソンは遠くてラテンは近い。

スペイン人のパーソナルディスタンスは目茶近い。

目がクラクラする。

後ろに下がると向こうが近づくから又下がる。

人生観

仕事でも子育てでも悲壮感がない。

貧しい人も病気の人も離婚した人やシングルマザーも

 

知り合いのスペイン人の男性が離婚して

「僕のエックスワイフ(離婚した前奥さん)に彼氏ができてさ~

この間紹介されたよ。今その彼と暮らしているんだって。

僕が買った家にね」

って明るく話してくれた。

 

もちろん問題がないわけでも悩みや苦しみが無いわけでもないけど

若者の失業や政治家の汚職、問題山積みだけど。

今この時間は楽しむためにあるなら楽しく過ごすのよ~という考え方。

もう遺伝子レベルだと思う。

問題が無いわけではない

テレビのニュースを見れば失業や事件は数々あるけれど。今の自分をわきまえながら又は悲しい現実を受け入れながらも今を生きる事に執着しているのがスペイン人。

守られた労働者が働かないとかもっと安い東欧諸国に生産拠点が移動するなど今も労働環境は問題は山の様にあります。

ライフワークバランス

「ライフ・ワーク・バランス」というの言葉をご存じでしょうか。人生の中で仕事と自分の時間のバランス。

これがすごくいいのがスペイン。残業なんかしないし、単身赴任はもちろん無い。仕事が終わったらあっという間にみんな自分の趣味の時間。金曜日は午前中で仕事は終わる会社が沢山ある。バカンスは年間4週間確実に消化。自殺者より交通事故死のほうが多い。それはそれで問題ですが。

先日学校の子供たちの宿題が多すぎると言って父兄会が学校に抗議。だって、家族で楽しむ時間減るでしょうって・・・・

日本から見るとスペインはまだまだ遅れている国という感覚が強いかもしれません。日本からくる観光客の方々はスペインの休憩時間やバカンスの話をすると「働けよ!」というリアクションが多いですが今一人当たりのGDPは日本もスペインもほぼ同じです。残業しない国でバカンス取って労働時間はずっと少ないという事です。日本も新しい時代を迎えないといけない時期がやって来ました。

でもそれとこれは別

様々な問題を抱えて生きている人が外に出てバルに行くと生き生きと楽しそうに語りだし周りもみんなで連れ出して楽しむ。外に出て人と会話をすることが人を明るくするのだと思う。弱者にも優しい社会なので様々な人々が街で楽しめるのが魅力ですね。ボートで命からがらやって来た人が生きていける社会があるのは素晴らしいと思う。

 

スペインの現在、GDP世界14位EU5位、昼寝に帰れないスペイン人たち

スペイン人は働かないと思っているのは日本人だけではない。アスタ・マニアーナの国で様々の事はスムーズには進んでいかない。しかし都会に住むスペイン人たちはお昼寝には帰れないしサービス残業も無いわけではない。

 

現在のスペイン

本来スペインでは昼食が一日のメインの食事、すなわち家族そろって食卓を囲む。学校にもお昼休みがあり働いている父親も家に戻り母親が作った手料理を家族そろってゆっくり楽しむ、こんな生活をしているのは地方の都市や小さな村。

スペインの都会でお昼休みに家に帰れるビジネスマンは今や少ないのではないか。銀行などでも窓口業務の人は時間で帰るが内部のエリートたちは残業手当なしの居残りは普通になった。と言っても14時に帰れずに15時30分まで残ったというレベルなので日本の終電で帰るエリートたちとはレベルが違うが。

 

BBVA(スペインナンバー2の銀行)の調査によると従業員250人以上の
スペイン企業の生産性はドイツ、フランスと遜色ない。現在GDB世界14位
EU5位

 

実は現在のスペインはインフラ整備、建設産業、エンジニアリング事業の分野では
世界トップレベルに達している。

 

PPPという官民連携事業での受注はスペインが世界ナンバーワンだ。意外と知られていないがスペインの建設業界は世界のトップレベルなのだ。
その活動範囲も5大陸85カ国世界の主な交通事業の40パーセントを請け負っている。

フロレンティーノ・ペレス氏(現レアル・マドリッド会長)の建設会社ASCは世界のトップを行く。

更にスペイン12社から成るコンソーシアムはサウジ・アラビアで新幹線の工事を行っている。メッカからジェッダ経由メディナ間を結ぶ。全長450キロ
工事は砂漠の砂嵐で難航していますが。

 

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更にベトナムでスペイン建設会社が大型リゾートホテル建設中だ。
あるバイオの企業が人間の皮膚を再生できる3Dプリンターを作成した。

名ねのない風力発電機を発明したのもスペインの技術者だ。

現在のスペインは新しい分野を開拓しながら技術大国を目指す。

 

スペインの1人あたりのGDPは日本と変わらない。
が。残業ほとんど無し、産休4か月から1年(有給)疾病や怪我でも有給で休める

週働36時間、バカンス4週間、日本の労働時間と比べて随分短いのに一人当たりのGCPほぼ同じという事

スペインは医療費無料、教育費保育所から高校まで無料、大学も文学部なら授業料年間10万円程。政府が医療や教育に税金を投入している。所得税平均15パーセント、住民税なし、相続税無です。消費税は物品によって違い最高額21パーセントから4パーセントまで。

 

スペイン人の挨拶はキス。両方のほっぺにチュッチュッです。

せっかくスペインに来たらスペイン人を理解して文化や習慣も楽しんで帰ってください。スペインで街行く人々を見ているとあちらこちらでほっぺを合わせて挨拶しているのが目に入ると思います。日本だとお辞儀にあたるのがこれ。挨拶はキスなんです。ちょっと知り合いになれたらかわいいセニョリータと是非この挨拶して帰って下さい。

ただの挨拶です

スペイン人の挨拶はキスなんです。文化や国によってパーソナル・ディスタンス(人と人の距離)が違いラテンは近くゲルマンは遠い。向かい合わせで話していると顔の距離の近さに時々めまいがする。しかしその距離の近さにえらい驚かれるのがこのキス。そんなに知らない人でも初めて会って紹介された時も挨拶はキスなんです。

 

スペイン語でベソスbeso はキス。複数形になってbesosベソス。2回のキスだからドス・ベソスdos besos

 

ちょっとした知り合いに会った時にほっぺに軽くベソスをする。複数形なのは片側だけでなく両方だから。普通は右、左の順だけど時々反対の人がいて顔がぶつかる。だけど頬を合わせてチュッと音を出すだけです。

 

そういえばフランス人は3つだよって(右、左、右)聞いたけど今もやってるのかなあ?と言っても軽く頬を合わせて小さく音を(チュッ)とたてるだけで実際にブチュッとはやらないし、やったら嫌がられるどころか殴られます。

 

その時に軽く腕をつかんだり肩を持ったり手を触ったりは普通。男性同士はハグハグハグハグこれもすごい力でギュー。そのときに背中を掌でバンバンバン、又はガンガンガンとたたく。親密なほど激しく。

昨日会ってたのにまるで戦争から生還したくらいの挨拶。なのでこれが久しぶりだったりしたら頬っぺた両手挟まれてムグーってされたりものすごい力で抱きしめられたり。

 

街で5人で歩いていて5人グループの知り合いに会ったとする全員が全員にドス・ベソス(2回のキス)か男性同士はギューッとハグをやり終わって初めて話が始まる。

 

これはまるで厳粛に行わるなければいけない儀式。相手が外人の時はスペイン人もちょっと戸惑う様子で、「どうしよ」な風の時もある。
あなたが構わなければちょっと顎を上げて右のほっぺを相手の方に差し出すと大丈夫合図になります。いやだったら握手の手を差し出せばそれで大丈夫。

基本ベソも握手も女性側が構わないなら先に頬を差し出すか手を差し出します。女性が何にもしなかったらやりません。

挨拶がキスと聞いて空を見上げるドン・キホーテ
バルなどで座っているところに人が来たら必ず立ち上がって近くまで行ってベソス。基本男性は立ち上がる運命で女性はそのまま座ってベソでも大丈夫。向こうが来るから。

空港の到着ロビーはいつも大変な騒ぎで戦争から戻って来た人を迎えているほどの大喜び。待っていた人にみんなで寄ってたかってベソの嵐です。

私の銀行は係りの人が必ずデスクから出て来てドス・ベソスで「どう、元気?今年はバカンスはどうするの?」なんてちょっとプライベートなことも話してご挨拶。仕事の手を止めて申し訳ないと思うのは私のような日本人なんだろうなあ。もちろんすごい高額預金者では全くありません。

 

とにかくこれが普通の挨拶で日本のお辞儀にあたるんです。いつも思うのが人との距離が近い。

街を歩いていて知らない人との距離なんて近くて近くてびっくりします。日本じゃ親戚でもこんなに近くない。

 

 

そして忘れてはいけないのはひとしきりお話しして、「あ、行かないと」がなかなか言い出せないけど、とりあえず言えたとして別れるときに・・・もう一度全員とドス・ベソスです。

別れのあいさつの後…まだまだ話が終わらないスペイン人多いですが。

マニュアル「スペイン人の取り扱い方」スペイン人について理解を深めるために。

スペイン人

よくイギリス人が2人いたら2つの政党ができると言われるが
スペイン人が2人いたら絶対に3つ出来る

反骨精神旺盛で幼少の頃にみんなで同じ動きをさせないので                 何だかてんでバラバラ、動きだけじゃ無くて考え方も。子供の時にみんな一緒にお遊戯とか運動会の整列行進とかは無い。

でも仲間意識はとっても強くて信頼をいったん手に入れたらとても大切にしてくれる。乳児から保育園に入るからなのか仲間といるのが大好き。横の繋がりは大切にする人達です。

大切すぎて縁故主義とか身内主義が横行しています。

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1: 挨拶は何処でもマスト絶対。

スーパーやコンビニで日本であいさつなんてしないと思いますが

まずは挨拶は常識です。「オラー」でいいので。スーパーやバル、美術館やタクシーとにかく人にあったら挨拶をしましょう。エレベーターで乗り合わせた人にも挨拶をします。お店で
店員さんに声かける時も「ディスクルペ」とか「ペルドン」など丁寧に話しかけましょう。

レストランなどでウェイターさん忙しそう〜〜〜だけど追加何か頼みたい時の魔法の言葉は
「クアンド・プエダ・ポルファ」「出来る時にでいいので、お願い」と声をかけると割とすぐ「ディメ・ディメ」「なに、なに」って来てくれますよ。
先ずは何処にいっても誰と会っても挨拶をしましょう。あ、にっこり笑ってね。

挨拶をしないと横柄だと思われるんですね。日本だと無言で何でもできますがヨーロッパでは知らない人にも挨拶をかわします。意外と楽しい出会いになったり気持ちが通じたような気がして幸せな気分になれますよ。一番簡単な挨拶オラ―を覚えておきましょう。

 

2: 絶対的に持っているのが人間は皆平等意識。

神の前には皆一緒。なので必ず嫌われるのが上から目線。無礼な態度がとっても嫌がられます。お金払っている人ともらっている人も同等。お客様とバルのおじさんも対等です。政治家と私も、社長と貴方も。親切にした人と、してもらった人も同格「ありがとうございました〜ー」と深々と頭をさげるとびっくりされるし席を譲っても軽く「グラシアス」時には無言。
「やってあげたのにけしからん、お礼も無い」なんて誰も思わない。当たり前のことを普通にしただけだから日本の感覚だと礼を言え〜「無礼じゃ〜謝れ〜〜」となるかと思いますが。
文化の違いとご理解下さい。

 

3 :相手の気持ちを探る習慣が無いので察し無くていいし察してくれなくても怒らない。

慣れるまで戸惑うかもしれませんがこの辺がストレートで直球でわかりやすく楽なところ。日本人の優しいところで相手の事を先に考えて「こんなこと言ったらこう思うだろう」とか「こんな事したらこういう風に思われる」とか考えない。日本人のこれは特殊能力なんだと思っています。スペイン人はそんな能力は持っていないのでだた喜ばせたいとか親切にしたいとかはありますが。なにげに遠慮したり察してくれるところもあるんです。基本わからないことは主張したり話し合ったりして解決です。

4、待つことに慣れましょう

相手が何かやっている時に強引に何か言うと大抵無視。
日本でも嫌がられると思いますがこれは間違いの元。
少し待ちましょう。
又は無視じゃなくて聞こえていない事も
耳が遠いのとスペイン人は話し声が大きいから小さい声は聞こえないように
脳がプログラムされているんじゃないかなあ。
みんな集中力が凄いので何かやっている時に別のこと言われるのダメなんです。




5:とにかく会話力が必要(テーマは何でも大丈夫)

みんな何処いってもよく喋ってる
日本じゃ黙って行動する方が美徳ですが
こちらは話しをして理解し何かを作っていく文化。
子供の時から自分の意見を持つように育てられる。
政治家が国会で用意された紙を読んでるなんて見たことない。
とにかく口は達者で小さな子供でもしっかり意見を持っている。
無駄に話しているようですがそこには重要なコムニケーション。

 

今日の会話が明日のトラブルの解決になる事ってあるんです。
本当にそれで何度も窮地脱出ありました。

6、大きな声で目を見て話そう

スペイン人の声は大きい。何人かいると相手より大きな声で話そうとするからもっと声は大きくなる。あまり小さな声では聞こえないのか無視されるのが落ち。後はしっかり目を見て話しましょう。日本ではあまり相手の目を見ないほうが良いようなケースがありますがバルでビールを注文するときさえもしっかり相手を見つめましょう。

(火傷に注意)

怒らせたらすごい罵声を浴びます
どこにこんなにボキャブラリーがあるんだというくらい相手を罵る言葉が泉の様に怒りに任せて溢れ出るので、スイッチ押さない様。あ特に、セニョーラね。女性。

 

簡単なスペイン語を使ってみましょう

簡単なスペイン語ができるだけでスペイン人との距離は縮まります。うまく話せなくても挨拶や簡単な飲み物の名前が言えるだけで対応は絶対に違う。簡単なスペイン語が話せる記事もありますので時間があるときに見てください。

すぐに使えるスペイン語1<キーワード>

バルで使えるスペイン語

スペインの食事は1日5回、バルは生活の中心。メニューの見方も解説。スペイン人てこんな人達です。

スペインでは食事を一日に5回いただきます。そしてバルは毎日の生活の中心なのです。いろんな国によって習慣に様々な違いがあり旅をすると戸惑う事も多いですがスペインの大きな違いは食事の時間。昼食は14時以降で夕食は20時以降。スペイン人と夕食の約束をすると夜の21時や22時という事も度々です。そして食事はなんと1日5回あるのです。朝食は通常2回やってきます。お昼が正餐で山盛りの食事で本来家族そろってテーブルを囲みました。19時頃におやつの時間がやって来て夕食は21時~22時頃に簡単に。これが一般的なスペインの食事の仕方です。

 

 朝食は2回


<1度目の朝食>

スペイン人最初の朝食は朝起きて家でコーヒーと小さなガジェータというビスケットのみ。卵焼き焼いたり絶対しません。トマトやレタスや野菜なんて絶対食べない。とっても簡単な朝食で家を出ます。

<2度目の朝食>

そして11時前後2回目の朝食の時間がやってくる。労働者は朝15分間の休憩時間がある。この休憩時間は労働者の義務なんです。これが2度目の朝食。この朝食も卵やソーセージ食べる人はいない。

この時間に街のバルに行くと大変な喧騒の中、朝食を食べているスペイン人達。休憩時間に休憩なんてしないでみんな大声でお喋りです。市役所や銀行や色んな会社のオフィスからみんな交代でバルにやってくる。座ってゆっくりなんて人はあまりいなくてカウンターで立ったまま、無茶混んでいても何とかカウンターにたどり着く。15分の休憩だから少し待てば場所はできるのです。

<マドリードのバルで朝食の時間>

バルの中
筆者撮影

 

町中のバルが活気付きカウンターで老いも若きもコーヒーにチュロスや菓子パン常連さんは毎朝同じもの頼むのでバルの主人は覚えていて「いつもの?」なんて聞きながらテキパキと次から次からお客さん達をさばいていく。

この手際のいい事と言ったら芸術です。あっという間にカフェを1個づつエスプレッソマシンで作って出していく。向こうでは「お金取って〜」「クアント?」「カフェ・コン・レーチェだけどミルクは温めね」「カフェ・ソロだけどカフェインないのでね」注文が細いのも大変だ。15分しかないので時間がかかっては致命傷。

お客さんも一気に頼んで仲間とおしゃべりしてあっという間に居なくなる。まるで嵐、いや台風。

何処のどなたですか?スペイン人は一度に2つの事しないって言ってたの。バルの主人は別の生き物でこの短い朝食時間に全力で戦う戦士だ。

朝食をdesayuno デサユノと言います。「ayuno」断食 それに「des〜否定形」が付いて朝食。断食の終わり。英語でもbreakfast 「fast」が断食それをbreak するわけで夕食からの長いファスティング終わって最初の食事。

<朝食の看板>

バル朝食の看板
筆者撮影

朝食のメニューの見方

朝食例

上の看板はマドリードのあるバルの朝食の看板です。どのバルでも大体似たような感じ。コーヒー又は何か暖かい飲み物とパン、それにオレンジジュース(絞たて)をつけると割り増し料金。

Café o infusión
コーヒーかお茶系

Bolleria churros o tostado

菓子パン類、チュロス、トースト

mini zumo de naranja

ミニ・オレンジ・ジュース

<コーヒーはミルクの量で名前が違う>

朝はミルクたっぷりのカフェオレが普通 =カフェ・コン・レーチェ

コーヒーたっぷりミルク少なめだと= カフェ・マンチャード

ミルクたっぷりコーヒー少なめ =レーチェ・マンチャード

エスプレッソに少しミルク だと= カフェ・コルタード
エスプレッソ は= カフェ・ソロ

スペイン人は更に細かく注文。こういう事には絶対エネルギーを惜しまない主義。

ミルク入れる時に「¿ como quieres leche?」「ミルクはどんながいいの?」と聞聞いてくれるかもしれません。熱いミルクと温めのミルクが入った入れ物持ってきてくれて好みの熱さに調整してもらう。「カリエンテ」「熱いの」とか「テンプラーダ」「温め」とか。スペイン人はあまり熱いのが飲めない人が多く少しぬるめ「テンプラーダ」にする人多し。

<お茶類>

コーヒーが飲めない人はお茶類も有ります。

紅茶 ストレート= テ・ソロ
ミルクティー= テ・コン・レーチェ
カモミルティー =マンサニージャ
菩提樹ティー= ティラ

<菓子パン、チュロス、トースト>

Bollerías. は菓子パン類 やクロワッサン等、tostada はトースト
四角いパンもだけどクロワッサンを焼いてもらったりパン・コン・トマテ等も一般的です。

大体どこでも2〜3ユーロで朝食メニューやってます。ホテルの朝食付けないでバルで楽しむのも良いですね。

朝食は通常12時までやっています。

食事の中心は昼食


1日の食事で一番の大きな食事は昼食です。14時30頃から始まるので随分日本より遅い。昼食のレストランが開くのは早くて13時頃から。大抵のレストランにお昼の定食が有るのでお得に飲み物とデザートが付いて値段が設定されている。

定食はスペイン語でmenu del dia メニュー・デル・ディア。バルやレストランの入り口に看板が出ていたりメニューが貼ってあったりします。

<定食の品書き>

定食のメニュー
筆者撮影

primero  プリメロ 前菜から一品

segundo  セグンド 2枚目のお皿から一品

bebida   ベビーダ 飲み物(ワイン、ビール、水、コカ・コーラやジュース類)ワイン頼むと一本置いて行ってくれるところも結構ありますよ。あまりいいワインじゃないですが。安物のワインを定食屋で食べるときはガセオサという少し甘い炭酸水で割って飲みます。ビノ・コン・ガセオサと言って少し飲みやすくなる。

postore o cafe ポストレ デザート又はコーヒー

ランチ激戦区はマドリード中心部でも11ユーロ位から定食があります。一皿と飲み物で7ユーロ等お店によって色々。人がいっぱい入っているところは安くておいしいのは間違いなし。

午後のおやつの時間


午後19時頃なるとまた街のバルは混み始める。又しても立ったままおしゃべりしながらおつまみとビールのセニョールや、テーブル席でケーキを食べながらおしゃべりするセニョーラたち等で活気に満ちてくる。

バルのタパス

夕食は21時とか22時


夕食は基本軽く家で食べるときはハムとチーズとか玉子焼きとか簡単な事が多い。しっかり料理する家庭は少なく外に出るならバルでビールとおつまみで済ませる事も。この頃にまた街のバルは人であふれかえる事に。

スペイン、バル

 

レストランで食事となるとこの遅い時間でも真剣に食事に取り組むことになるので終わると23時。食前酒から始め、前菜・メイン・デザートでワインもしっかり頼んで食後酒までいただくと2時間はかかりますので覚悟が必要。

アサドールドノスティのお肉

 

 

まとめ


1日5回の食事ですが通常はランチにしっかり食べて遅い夕食は軽いので生活のリズムとしては健康にいいかもですね。忘れていけないのは昼食は14時以降夕食は20時以降です。旅行中の方はバルを最大限に利用すれば早めに軽い夕食で済ませたり朝食を遅めにしたりでメリハリをつけられますね。スペイン人の一日はバルに始まりバルに終わる。朝食から夜のお酒までバルは生活に欠かせないものです。スペインに行ったら絶対バルを利用しましょうただ、食べすぎ注意ですね。