スペインで盗難に逢った時にする事をまとめました。まずはクレジット・カードを止める、スマホ携帯を止める、警察に行く、大使館に行く。もちろん盗られないように狙われないよう最大の防御が必要ですが残念ながら盗難にあってしまったら仕方が無い。さあ落ち着いて、命があれば大丈夫です。スペインで盗難に合ったあなたが何をするかをまとめました。
Contents
まずは落ち着いて
盗難にあうと絶望的になるのは間違いないですがまずは落ち着きましょう。深呼吸が一番効き目が有ります。「命があって良かった。お金は何とかなる、前に進もう。」と自分を励ましましょう。そして次の項目から行動開始。
①状況判断ーその場所が人気が無い場所危険なところなら一旦安全な場所、ホテルや人がいるカフェ等に移動して落ち着く事。知り合いがいれば連絡しましょう。自分が盗難に逢ってしまった経緯を思い出す。後で大使館や警察で聞かれたときに役に立つ。
②盗られたものを確認する。現金、パスポート、クレジットカード、保険の証書、エアーチケット、財布、カメラ、スマホ、その他の電子機器、メガネ。盗難に逢った品物によっては後に保険でカバーされます。警察証明の書類にすべて記載してもらいましょう。
③クレジットカードや銀行のカードの盗難の場合はまずカードを止める。状況判断の後一番最初にする事です。
④スマホや携帯電話を止める。
⑤警察へ行って書類を作ってもらう。↑上記の取られたものをすべて記入してもらう事。
⑥保険会社に連絡する。
⑦大使館か領事館でパスポートか渡航書を申請する。旅を続ける場合はパスポートの再発行、帰国するだけなら渡航書。
これらはほぼ同時進行で出来ることから行う。
最初にクレジットカードを止める
***盗難に合ったクレジットカードや銀行のカードを止めるが最優先事項です。
*相手がプロならクレジットカードをなるべく早く使おうとします。20€以下の買い物は暗証番号がいらない為小さな買い物を繰り返して使うかもしれません。
*銀行のATMでクレジットを繰り返すかもしれません。クレジットカード会社に一刻も早く連絡を入れてカードを止めましょう。
*一刻も早く連絡することで不正利用された場合に補償されます。
各カード会社のホームページ等に出ている番号に電話をしてカードを止める。
聞かれるのは名前、生年月日、カード番号です。
*三井住友VISA 00-8001212-1212
*セゾンVISA900-988-123
*VISAカード900-998-947
*アメックスカード 900-994-447
*UCカード00-800-8005-8005
*マスターカード900-971-231
*JCBカード900-978-178
各カード会社が無料の対応電話を持っていたり緊急カードを発行しています。それぞれのカードのステ-タスにもよります。(上記の電話番号は変更になっているときが有ります)
ー注意ー
*ホテルなどから電話をかけたらホテルの外線電話料金はチャージされる。
*携帯電話からかけた場合ローミング料金などが発生する場合がある。
*ネットからできるケースがあるので環境があれば各社ホームページへ
携帯電話を止める
携帯電話やスマホを盗難にあっていたら直ぐに電話を止めましょう。泥棒はスペイン人ではなく外国人が多く自分の祖国へ国際電話をかけるのです。後から高額請求がやって来ます。
*SoftBank 、ドコモ、auそれぞれの携帯電話会社が海外からの無料電話やホームページからの対応をしている。
*ソフトバンク +81-92-687-0025
*ドコモ800-0120-0151
*au +81-3-6670-6944
*各携帯電話会社のホームページからできるので環境があればホームページへ
*⇩の警察の盗難証明を取る
海外旅行保険会社に連絡する
海外旅行保険会社に連絡を入れておく。携行品損害を付けていれば免責金額を引いた盗られたものの金額が現金で戻って来る場合がある。特にスマートフォンやカメラ、メガネなどは金額が大きいので忘れないように請求しよう。
*請求に必要になるのは事故報告を入れる事。
*↓の警察の盗難証明
現地の警察に盗難届を出す
現地の警察に行って盗難届を作る。泊まっているホテルや近くのお店で最寄りの警察を教えてもらいましょう。
*警察が犯人を捕まえたりパスポートやクレジットカードを探してくれると思ってはいけない。あくまでも書類を作りに行く場所と割り切りましょう。
*延々と待たされることを覚悟で行きましょう。
*警察署によってはここでは対応できないと言われ別の警察署へとたらい回しにされる事が有ります。
*もらった書類は失くさないように出来れば2部はコピーを取りましょう。大使館や保険の請求に必要です。ホテルに泊まっていればたいていは無料でやってくれます。
マドリード市内の警察署リスト(日本大使館のページより借用しました)
<マドリード市内の主な警察署の連絡先> | |
Comisaria de Centro (中央地区警察署) C/Leganitos 19 | 91-548-7985 |
Comisaria de Salamanca (サラマンカ地区警察署) C/Principe De Asturias 8 | 91-444-8120 |
Comisaria de Retiro (レティーロ地区警察署) C/Huertas 76-78 | 91-322-1017 |
Comisaria de Barajas (バラハス空港警察署) Aeropuerto de Barajas | 91-301-0900 |
Comisaria de Chamartin (チャマルティン駅警察署) Avda. Pio XII 48 | 91-322-7910 |
Comisaria de Atocha (アトーチャ駅警察署) Estacion de Atocha | 91-527-4627 |
Comisaria de Chamberi (チャンベリ警察署) C/Rafael Calvo 33 | 91-322-3268,3269 |
パスポート
パスポートの盗難に合うと日本に帰る事が出来なくなるだけでなくヨーロッパでは飛行機に乗ることも不可能だ。盗難に合ったら各地の大使館、領事館へ行って再発行手続きをする必要がある。
*帰国直前なら渡航書という身分証明の書類がありパスポートより再発行が早い。
*大使館や領事館は日曜祝日と営業時間外は休みです。営業時間を確認して行きましょう。
*どうしてよいかわからない場合は大使館に電話をして支持を仰ぎましょう。何から始めるのかを教えてくれます。私たち日本人を守るためにあるのが大使館です
*手配を旅行会社に頼んでいた場合はそこに相談すれば何をするかは教えてくれる。有料でアシスタントを手配してもらう事が可能。
*すべて一人で解決しようとは思わないで人を頼りましょう。
必要書類
在スペイン日本大使館の公式ページより
(1)新規旅券
(イ)申請に必要な書類は次の通りです。
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(2)帰国のための渡航書
緊急に帰国しなければならない事情があり、且つ新規旅券発給の時間的余裕がない場合には、日本へ直行(空港から出ないトランジットのみ)で帰国する方に限り旅券に代わる「帰国のための渡航書」を発給します。
(イ)申請に必要な書類は次の通りです。
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マドリード日本大使館
電話番号/FAX番号
+(34) 91-590-7600 (大使館代表)
+(34) 91-590-7614 (領事部直通)FAX番号:
+(34) 91-590-1321 (大使館代表)
+(34) 91-590-1343 (領事部直通)
大使館開館時間(領事部は次項参照)
09時30分-13時45分/14時45分-17時30分
領事部窓口受付時間
09時30分-13時15分/14時45分-16時30分
※人身事故等緊急の場合は、夜間・休日を問わず上記時間以外でも対応しています。
※通常の旅券発給、各種証明手続き、査証手続き等に関するお問い合わせは、大使館開館時間にお願いします。
在バルセロナ日本国総領事館
所在地:
Avda. Diagonal, 640, 2a planta D, 08017 Barcelona
電話番号:
+(34) 93-280-3433
FAX番号:
+(34) 93-280-4496 / 93-204-5439 (領事班直通)
総領事館開館時間:
月曜~金曜(休館日を除く)の以下の時間
<通常期間>
査証手続き:9:00~13:00
旅券、証明等その他手続き:9:00~13:00、15:00~16:00
<夏季期間>**
査証を含む領事手続き全般:8:30~13:30
電話受付時間:
月曜~金曜(休館日を除く)の以下の時間
<通常期間>9:00~13:30、15:00~17:30
<夏季期間>8:00~15:00
**夏季期間は、6月25日~8月31日です。
※ 人身事故等緊急の際は、休日、夜間を問わず対応しております。
帰りの航空券の予約
パスポートや渡航書の再発行が日本に帰る予約の日に間に合わなかった場合は飛行機の予約を変更するか不可能なら予約を取りなおす必要がある。格安航空券の場合は変更が無理だったり変更手数料が高額な場合があるので注意。
スペインでの盗難まとめ
もし盗難に合う前にこれを読んでいる方は「パスポートの盗難に合うと飛行機さえ乗れず大変な費用と労力が必要」を覚えておいてください。腹巻などを使って盗られないように注意。危険は分散、大金は腹巻です。そしてパスポートのコピー、クレジットカードの番号と盗難の場合の連絡先をどこかにメモをしてください。
以上スペインでパスポートやクレジトカードやスマホの盗難に合った場合の対処法をまとめました。大変面倒くさくお金も時間もかかるので盗られないに越したことは無いですね。しかし運悪く盗難に合う時はある。被害がそれ以上大きくならないようにクレジット・カードやスマホを止めるところから前に進みましょう。