マドリードで魚介類料理をいただくとなると値段は高く中心部はツーリスティックな店が多くなる。今日紹介するアトラパジャーダはガリシア料理レストランで先代のオーナー時代から我が家が通っている老舗のレストラン。現在は次の世代になり改装してモダンなレストランに生まれ変わりメニューも少し斬新になったが品質と値段は納得できるままだ。本当は秘密にしておきたい我が家のお気に入りのガリシア料理レストランを紹介します。
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ガリシア料理レストラン・アトラパジャーダ
マドリードの魚介類料理レストラン、アトラパジャーダはガリシア料理店。ガリシアはスペイン北西部のリアス式海岸のある地帯で豊富な魚介類で有名だ。そのガリシアの小さな業者からの新鮮な魚介類を納入しているというアトラバジャーダは先代のオーナー時代から知る人ぞ知るレストラン。食事に来ているのは地元民ばかりで週末は予約しないと満席です。
テラス席とパル部門とレストラン部門になっていて今日はレストランでいただきました。バルとレストランではメニューが違いバルの方はタパス、ピンチョ等が楽しめます。
ワインと魚介類
ワインはゴデージョ
今日は3人で来たので色々美味しいものをシェアーします。飲み物は水と白ワインをボトルで。ガリシアの白はリベイロ、アルバリーニョ、ゴデージョとあるが今日はゴデージョのバルデシル(Valdesil)。すっきりした飲み口の白ワインです。
前菜3品シェアー
まずは前菜に3品注文。我が家は高級品は頼まないので安くて美味しい物で攻めます。ムール貝の白ワイン蒸しMejillones al Vapor=メヒジョネス・アル・バポール9.5€。ムール貝はスペイン語でメヒジョォネス(ジョォのオに強いアクセントで音は半音高い)。スペインの魚介の中で最も安いのがこれ。
ホタテ貝の小ぶりのはスペイン語でサンブリーニャスと言ってホタテ貝のVieira=ビエイラとは別の名前が付いている。マドリードではあまりお見掛けしない一品で味がギューッと身に詰まっていて滅茶苦茶美味しい。アリオリ・ソースで料理されているZamburiña=サンブリーニャス(リーにアクセントで半音高い)は一皿15.6€。ホタテ貝だと一個の値段が7.8€でこちらの方がお得です。
マテ貝の鉄板焼き=Navaja ala plancha =ナバハ・アラ・プランチャ。マテ貝は砂抜きが難しくお店によってはジャリジャリの所が有るので注意。ここは全く砂感なしで新鮮です。マテ貝をスペイン語でNavaja=ナバハ、一皿12€。
メインに2皿
これは下にポテトが入っていてその上に生ハムと半熟卵が乗っている一品。Huevo de corral roto=ウエボ・デ・コラル・ロト。ウエボは卵の事でコラルが付くと放し飼いの鶏。ロトは壊れたという意味で卵がポテトの上で壊れているスペイン定番料理。一皿12€。
ガリシア料理はこれでしょ!の一品、タコのガリシア風。Pulpo ala gallega=プルポ・アラ・ガジェガ。赤いのはパプリカでかなり柔らかくトロッと煮てあります。
今日はこれでお腹いっぱいです。ここはお米料理も定評があり日曜日なのでパエリアを注文しているテーブルが多かった。
*パエリアは最低2人前からの注文になりスペイン人の2人前は日本人には4人でも多いかも。注文してから20分はかかるので待っている間に前菜を楽しむは掟。
デザート
デザートにアルバリーニョ入りシャーベットとフィジョア・デ・クレマ。フィジョアはクレープの様なデザートでガリシアのデザートらしい。
最後にリキュールをプレゼントしてもらった。
お支払い=ラ・クエンタは合計108.40€。
アトラパジャーダのデータ
住所:Paseo de las Acacias 12 Madrid
メトロ5号線Acasiaアカシア下車すぐ。メトロ5号線プエルタ・デ・トレドから徒歩10分。メトロ3号線エンバハドーレスから徒歩6分。
電話:915390892
下はレストラン・アトラパジャーダの公式ページです。
https://restauranteatrapallada.com/
時間:12時から24時(公式ページにこの時間で書いてあるがバルは開いているがキッチンが開くのはお昼は13時30分から、夜は20時以降)
観光客はいないので英語は通じないと思います。スペイン語で頑張ってください。