マドリードの魚介類レストラン「アトラパジャーダ」は我が家のお気に入り№1のガリシア料理屋です

マドリードで魚介類料理をいただくとなると値段は高く中心部はツーリスティックな店が多くなる。今日紹介するアトラパジャーダはガリシア料理レストランで先代のオーナー時代から我が家が通っている老舗のレストラン。現在は次の世代になり改装してモダンなレストランに生まれ変わりメニューも少し斬新になったが品質と値段は納得できるままだ。本当は秘密にしておきたい我が家のお気に入りのガリシア料理レストランを紹介します。

ガリシア料理レストラン・アトラパジャーダ


マドリードの魚介類料理レストラン、アトラパジャーダはガリシア料理店。ガリシアはスペイン北西部のリアス式海岸のある地帯で豊富な魚介類で有名だ。そのガリシアの小さな業者からの新鮮な魚介類を納入しているというアトラバジャーダは先代のオーナー時代から知る人ぞ知るレストラン。食事に来ているのは地元民ばかりで週末は予約しないと満席です。

マドリード海鮮料理アトラパジャーダ
筆者撮影

テラス席とパル部門とレストラン部門になっていて今日はレストランでいただきました。バルとレストランではメニューが違いバルの方はタパス、ピンチョ等が楽しめます。

マドリード海鮮料理アトラパジャーダ
筆者撮影

ワインと魚介類


ワインはゴデージョ

今日は3人で来たので色々美味しいものをシェアーします。飲み物は水と白ワインをボトルで。ガリシアの白はリベイロ、アルバリーニョ、ゴデージョとあるが今日はゴデージョのバルデシル(Valdesil)。すっきりした飲み口の白ワインです。

ガリシアワイン、ゴデージョ
筆者撮影

前菜3品シェアー

まずは前菜に3品注文。我が家は高級品は頼まないので安くて美味しい物で攻めます。ムール貝の白ワイン蒸しMejillones al Vapor=メヒジョネス・アル・バポール9.5€。ムール貝はスペイン語でメヒジョォネス(ジョォのオに強いアクセントで音は半音高い)。スペインの魚介の中で最も安いのがこれ。

マドリード海鮮料理アトラパジャーダ
筆者撮影

ホタテ貝の小ぶりのはスペイン語でサンブリーニャスと言ってホタテ貝のVieira=ビエイラとは別の名前が付いている。マドリードではあまりお見掛けしない一品で味がギューッと身に詰まっていて滅茶苦茶美味しい。アリオリ・ソースで料理されているZamburiña=サンブリーニャス(リーにアクセントで半音高い)は一皿15.6€。ホタテ貝だと一個の値段が7.8€でこちらの方がお得です。

ホタテガイの小さいの
筆者撮影

マテ貝の鉄板焼き=Navaja ala plancha =ナバハ・アラ・プランチャ。マテ貝は砂抜きが難しくお店によってはジャリジャリの所が有るので注意。ここは全く砂感なしで新鮮です。マテ貝をスペイン語でNavaja=ナバハ、一皿12€。

マテ貝の鉄板焼き
筆者撮影

メインに2皿

これは下にポテトが入っていてその上に生ハムと半熟卵が乗っている一品。Huevo de corral roto=ウエボ・デ・コラル・ロト。ウエボは卵の事でコラルが付くと放し飼いの鶏。ロトは壊れたという意味で卵がポテトの上で壊れているスペイン定番料理。一皿12€。

アトラパジャーダのポテトに卵落とし
筆者撮影

ガリシア料理はこれでしょ!の一品、タコのガリシア風。Pulpo ala gallega=プルポ・アラ・ガジェガ。赤いのはパプリカでかなり柔らかくトロッと煮てあります。

マドリード海鮮料理アトラパジャーダ
筆者撮影

今日はこれでお腹いっぱいです。ここはお米料理も定評があり日曜日なのでパエリアを注文しているテーブルが多かった。

*パエリアは最低2人前からの注文になりスペイン人の2人前は日本人には4人でも多いかも。注文してから20分はかかるので待っている間に前菜を楽しむは掟。

デザート


デザートにアルバリーニョ入りシャーベットとフィジョア・デ・クレマ。フィジョアはクレープの様なデザートでガリシアのデザートらしい。

 

マドリード海鮮料理アトラパジャーダ
筆者撮影

最後にリキュールをプレゼントしてもらった。

お支払い=ラ・クエンタは合計108.40€。

アトラパジャーダのレシート
筆者撮影

 

アトラパジャーダのデータ

住所:Paseo de las Acacias 12 Madrid

メトロ5号線Acasiaアカシア下車すぐ。メトロ5号線プエルタ・デ・トレドから徒歩10分。メトロ3号線エンバハドーレスから徒歩6分。


電話:915390892

下はレストラン・アトラパジャーダの公式ページです。

https://restauranteatrapallada.com/

 

時間:12時から24時(公式ページにこの時間で書いてあるがバルは開いているがキッチンが開くのはお昼は13時30分から、夜は20時以降)

観光客はいないので英語は通じないと思います。スペイン語で頑張ってください。

シエラネバダでスキーはいかが?ヨーロッパで最南端にある太陽に一番近いスキー場グラナダのシエラネバダ

シエラネバダはグラナダ県とアルメリア県にまたがるスペイン南東部の山脈の名前。実は太陽の国スペインにもスキー場が沢山あるのです。その中で一番私が好きなのがグラナダのシエラネバダのスキー場。多分日本の皆さんの想像を超える広大なスキー場で急斜面も初心者コースもあり満足できるに違いない。コスタ・デル・ソル(太陽海岸)が近いので午前中はスキー午後はビーチでのんびりも可能だ。太陽に一番近いスキー場シエラネバダを紹介します。

 

シエラ・ネバダ


スペイン南東部にあるシエラ・ネバダ山脈の最高峰はムラセン3478メートル。グラナダ市内から31キロの距離なので車で1時間程。シエラはスペイン語で山の事、ネバダは雪が積もったという意味なので日本語にすると雪山。シエラ・ネバダ一帯は殆ど国立公園になっていてハイキングコースや白い村がある。そしてヨーロッパで緯度が一番低い位置にあるスキー場は110以上のゲレンデで滑走距離は合計100キロ。スキー、スノーボード、車いすスキー等の設備が充実している。

シエラ・ネバダ
筆者撮影

 

バスはグラナダ・バスターミナルから


シエラネバダに行くバスはグラナダ・バスターミナルから出る。グラナダ・バスターミナルは市内から3キロの所。市内から33番の路線バスで約20分。下のグーグルマップはイサベル・ラ・カトリカ広場からのバスの場合の路線図。

又はタクシーでバスターミナルへ行く場合どこから乗るかにもよるが10€から15€で着けると思う。ドライバーにEstacion de Autobusesエスタシオン・デ・アウトブスと告げる。

グラナダからシエラネバダのバスの時間


グラナダ、シエラネバダ、バスの時刻表
筆者撮影

グラナダ発 月曜日から金曜日 8時、10時、17時、土日祝日 8時、10時、15時、17時

シエラネバダ発月曜から金曜 9時、16時、18時30分、土日祝日 9時、13時、16時、18時30分

値段 片道5€往復9€、日帰りの場合は帰りの予約を入れておくことをお勧めする。

タクシーで片道約55€なので4人いればタクシーも良いかもですね(値段は乗る前に確認してください)。グラナダが晴れていても山の途中から雪が降っている事もあり急に雪が降ると道は渋滞します。自分で運転していく場合は急に雪が積もるとチェーンなしでは登れなくなるので注意。

写真下はシエラネバダの駐車場からグラナダ行きのバス。

シエラ・ネバダからグラナダ行きのバス
筆者撮影

リフト券


季節によって値段が4段階に分かれている

PRIMAVERA=春

PROMOCION=プロモーション

BAJA=オフシーズン

TEMPORADA ALTA=ハイシーズン

1日券から7日券まで。このタリフ表は成人のもので6歳から12歳、60歳以上は割引のタリフが有る。

この下のカレンダーでシーズンが解る:オレンジ色ハイシーズン、緑色オフシーズン、ピンク色プロモーション、黄色春に分かれている。下の表と合わせてみてください。これは17歳から59歳の値段で更に年齢によって分かれているので詳しくはシエラネバダの公式ホームページから確認してください。60歳から69歳、13歳から16歳、6歳から12歳で値段が違う。

カレンダー
sierranevada.es

これは17歳から59歳のタリフ表

 

 

PRIMAVERA PROMOCIÓN BAJA TEMPORADA ALTA
1/2 día 36,80€ 38,80€ 39,90€ Comprar
1 día 37,80€ 45,50€ 47,50€ 48,50€ Comprar
2 días 70,50€ 82,00€ 87,50€ 96,00€ Comprar
3 días 104,00€ 121,00€ 126,00€ 137,00€ Comprar
4 días 130,00€ 155,50€ 161,50€ 173,50€ Comprar
5 días 149,50€ 179,00€ 189,00€ 207,50€ Comprar
6 días 175,00€ 214,50€ 226,00€ 247,50€ Comprar
7 días 188,50€ 231,00€ 243,50€ 267,50€ Comprar

シエラネバダの公式ホームページからネット購入が可能。

https://sierranevada.es/es/invierno/forfait/tarifas/

 

プラドジャノが街の中心


プラドジャノPRADOLLANOがシエラネバダスキー場の街の中心になる。ホテルやアパート、レストランやスキーレンタル、切符売り場などがここに有る。プラドジャノで既に標高2100メートル、下から持っ入ったポテチの袋がパンパンになっている。

シエラネバダ、プラドジャノ
筆者撮影

リフト券売り場

シエラネバダのスキーのリフト券売り場もプラドジャノにある。リフト券をスペイン語でFORFAIT=フォーフェイ。有人窓口と機械に分かれている。

シエラネバダ 切符売り場
筆者撮影

有人窓口はこんな感じで英語も通じる(はず)。

シエラネバダ リフト券売り場
筆者撮影

機械の方が空いている。

シエラネバダ
筆者撮影

機械はタッチパネルでスペイン語か英語が選べる様になっている。

シエラネバダ、リフト券購入
筆者撮影

レンタル・スキー・スノーボード

グラナダ市内でもスキー、スノーボードを借りることが可能で値段はシエラネバダよりグラナダ市内が安い。

シエラネバダのプラドジャノにレンタルスキー・スノーボードはいくらでもあり品質も充分良いので気に入ったところで借りると良い。

シエラネバダ、スキーレンタル
筆者撮影

スペイン語でALQUILER SKI SNOWBORD=アルキレールスキー・スノーボードと書いてあるところがショップ。

シエラネバダ、スキーレンタル
筆者撮影

レンタルする時IDカード、パスポート、運転免許証等の身分証明書が必要になる。

 

 

シエラネバダスキー場


sierranevadaホームページより

 

プラドジャノから2つのゴンドラがボレギレスまで一気に運んでくれる。

sierranevada 公式ページより

2つのゴンドラはほぼどちらも同じ所に着くが地図の右側のアル・アンダルースは立って乗るタイプで

シエラネバダ、スキー場
筆者撮影
シエラネバダ、スキーゴンドラ乗り場
筆者撮影

 

左側のボレギレスは座って乗るタイプなのでもっぱら私たちはボレギレスの方を使います。

シエラネバダ、ゴンドラ
筆者撮影

ボレギレスを降りるとカフェ、レストランやスキー学校があり混みあっている。

シエラネバダ、スキー場ボレギレス
筆者撮影

ここから下って行くコースは充分長く最後の方は急斜面になるので初心者や子供連れはこのボレギレス界隈に緩斜面があり子供が遊べる簡単なコースもある。

シエラネバダ
筆者撮影

写真下の尖がった山がベレータ山で3398メートル。ベレータのほぼ近くまでリフトで登れ3300メートル地点になる。ここは風が強いのでリフトは止まることが多い。

シエラネバダスキー場
筆者撮影

リフトを降りて少し滑ると遠くに地中海が見える。

シエラネバダ
筆者撮影

スキー場のスペイン語


(写真下)FUERTE PENDIENTE 急勾配

シエラネバダ急勾配の表示
筆者撮影

(写真下)SOLO EXPERTOS 上級者のみ、DIFICIL 難しい、PISTA ROJA 赤コース

シエラネバダ上級者のみの表示
筆者撮影

(写真下)SOLO EXPERTO 上級者のみ、MUY DIFICIL 大変難しい

シエラネバダ大変難しいの表示
筆者撮影

(写真下)ATENCION 注意、SOLO EXPERTOS 上級者のみ

シエラネバダ上級者のみの表示
筆者撮影

その他

PISTA  ピスタ=コース

TELECABINA テレカビーナ=ゴンドラ

TELESILLA テレシージャ=リフト

 

 

シエラ・ネバダ・スキー注意事項


・標高が高いので酸素が薄い事を忘れない。ヨーロッパのほとんどのスキー場は標高1000メートルほどの所に有るがここシエラネバダは標高2100から3300メートルの所を滑る。酸素が薄いので無理をしない事。

・強風が吹く事が有り時々リフトが止まる。グラナダから日帰りの場合はホームページからシエラネバダの天気やリフトの運行状況が解るので確認してから山に登ると良い。

・標高が高いと天気が良い日は日焼けに注意。薬局で日焼け止めクリームを購入して必ず使う事。AVENEの日焼け止めクリームはSPF50、さらにSPF50の日焼け止めファンデーションもあります。

スペインの日焼け止め
筆者撮影

・プラドジャノに戻るコースの最後がすべて一か所に集まっているので最後のみんなが戻る時間に滅茶苦茶混みあう。そして最後に急斜面が待っている。子供連れや初心者は注意が必要。自信が無ければゴンドラで降りる事。

・自分で運転する方は急に天候が変わって雪の中を走ることもある。天気予報をいつも見ておくこと。標高が高く急に天候が変わり雪が降り出しみるみる積もっていくことがある。!山は甘くみない事!

シエラ・ネバダ・スキーまとめ

イベリア半島最高峰のシエラネバダはヨーロッパ最南端にある太陽に一番近いスキー場だ。標高3000メートルの地点から地中海が見えるなんて素敵な体験が出来るかもしれない。グラナダまで足を延ばしたら一日シエラネバダでスキーはいかがでしょう。

 

バレンシアの観光「バレンシアは最高だ、観光ガイド完結版」見どろことおすすめバル

バレンシアはスペイン第三の都市。地中海に近く温暖で適度に都会だけど人は素朴で親切。物価は安くて街の規模は歩いて廻れる大きさ。治安も良くて食べ物は美味しく見どころ満載なわりに日本ではあまり紹介されていない。私用で続けてバレンシアに行ったのでバレンシアの魅力を紹介します。長い記事なので目次から興味が有る項目へジャンプしてください。パエリアは食べておりませんのでご了承ください。(注意:バレンシアではパエリアは殆どのレストランでお昼のみです)

バレンシアの魅力


地中海沿岸都市バレンシアは気候は温暖で並木にオレンジやヤシの木が使われ街に沢山のモデルニズモ建築が美しい。

バレンシア、街並み
筆者撮影

豊かなバレンシアは周辺の農業や工業、造船、金属、家具、繊維業などがグラオ港から積み出される活気がある街だ

バレンシアの街のモデルニズム建築
筆者撮影

治安も良く人々は親切だ。バレンシアの街の中心部はほとんど徒歩で回れカメラをどこに向けても絵になる景色。

バレンシアの街並み
筆者撮影

バレンシアの街中に素敵な建築がありモデルニズム建築を見ながら散策するのも旅の楽しみのひとつ。

バレンシアモデルニズム
筆者撮影

地中海の方へバレンシア市内から路線バスで行けるので午後はマルバロッサ海岸の方へ行ってはどうだろう。路線バスでバレンシア中心部から約30分で海の方へ行くことが出来る。

バレンシア、マルバロッサ海岸
筆者撮影

マドリードからバレンシアは新幹線で1時間半バスなら4時間30分、バルセローナからバレンシアは列車で3時間又はバスで4時間で到着出来るのでバレンシアをスペイン旅行の行程に入れてみてはどうでしょう。

 

バレンシア中央市場を散策しよう


メルカード・セントラル

8000Ⅿ2の面積のバレンシア中央市場は日曜祝日以外は朝7時から開いている。豊かなバレンシアの野菜や果物、魚に肉にチーズ。中にはカフェもあり果物や生ジュースを買う事も出来る。そして市場内部はフリーWi-Fiが繋がる。

バレンシア中央市場
筆者撮影

バレンシアのほとんどのモニュメントが10時オープンなのでモニュメントが開く前の時間を利用して市場を堪能してみよう。果物は値段はキロ表示で4分の1キロとか100グラムといった買い方が出来る。バレンシア・オレンジのジュースや少しだけ果物パックなども有るので旅行中のビタミンⅭ補給にどうぞ。

バレンシア中央市場
筆者撮影

生ハムは豚の太ももと前足とどちらも使う。このお店にはホセリートという有名ブランドの生ハムがぶら下がっていました。その場で切って貰えますよ。

バレンシア中央市場
筆者撮影

内陸は広大な農地にかこまれ海に面したバレンシアの豊かさを感じる市場です。

バレンシア中央市場
筆者撮影

バレンシア中央市場    Mercado Central

月曜日から土曜日 7時~15時

日曜祝日休み

中央市場の中にミシュラン星付きシェフのバル

バレンシア中央市場にある「セントラル・バル」はバレンシアの星付きレストランのオーナーシェフ「リカルド・カマレナ氏」プロデュース。

バレンシア中央市場、セントラル・バル
筆者撮影

営業時間は大体朝7時30分から15時頃と市場の営業時間と同じ。私が行ったのは朝8時頃、まだ朝食時間なのでコーヒーとトルティージャをいただきました。

バレンシア中央市場、セントラル・バル
筆者撮影

奥にキッチンが有りもう少し後の時間になるとタパス(つまみ系)が準備されるようでした。時間があれば戻って来てビールとタパスをいただきたかったです。また次回。

バレンシア中央市場のセントラル・バル
筆者撮影

カフェ・コン・レーチェ(ミルクコーヒー)は濃厚で目茶美味しく、トルティージャも出来立てで最高でした。カフェが1、55€、ピンチョ・デ・トルティージャが2、50€。

バレンシア中央市場セントラル・カフェ
筆者撮影

セントラルバルCentral Bar :住所 Mercat Central

月曜日から土曜日 7時~15時

バレンシア中央市場のお手洗い

バレンシア中央市場にお買い物に来る人達の為にお手洗いが有ります。

バレンシア中央市場のトイレ
筆者撮影

市場内で購入したりコーヒーを飲んだレシートを持っていればこのカウンターでFICHA=フィチャと言うコインに変えてくれます。

バレンシア中央市場トイレ
筆者撮影

カメラが悪いのか腕が悪いのか肝心のFICHA=フィチャがボケました。

バレンシア中央市場のトイレ
筆者撮影

フィチャ又は50セントコインを入れると中に入れます。50セントは良心的な値段ですね。

バレンシア中央市場のトイレ
筆者撮影

バレンシア中央市場のまわりにもバル

バレンシア中央市場を出ると周りにも沢山のバルがある。メルカード広場に有るボアテージャ・タパスは庶民派バル。朝8時から00時までノンストップで開いている。入り口上にバル・セントラルとあり昔はそういう名前だったのかもしれない。

Boatella Tapas

バレンシア中央市場外のバル
筆者撮影

隣の角につながるバルと同じ経営だそうです。

バレンシア中央市場外のバル
筆者撮影

海老のフリッターこれは最高においしかった。ハーフポーションで6€50。スペイン語でフリトゥーラ・デ・ガンバス(frituras de gambas)。ハーフポーションはスペイン語でメディア・ラシオン(Media Racion)

 

バレンシア バル・ボアテージャ
筆者撮影

クロチナありますの表示。クロチナはバレンシア近くの海で取れる小ぶりのムール貝。

バレンシア ボアテージャタパス
筆者撮影

バレンシア中央市場側に面してテラス席もあり暖かい時期は気持ちいいでしょうね。

バレンシア・バル・ボアテージャ
筆者撮影

ここの店は実は気に入って昼間と夜と2回来ました。夜はテラスでビール飲む人達も沢山。1月で寒かったですが・・・。

バレンシア、バル・ボアテージャ
筆者撮影

ミンチボールは一皿6€50スペイン語でアルボンディガ(albondiga)

バレンシア、バル・ボアテージャ
筆者撮影

カタクチイワシのフライは一皿7€、ボケロネス・フリートス(boqurones fritos)

バレンシア、バル・ボアテージャ
筆者撮影

ボアテージャタパスBoatella Tapas

住所Plaza de Mercado 34

月曜から日曜:8時から24時(火曜日休み)

 

世界遺産「ラ・ロンハ」(ラ・ジョッジャ)


ラ・ロンハは絹の商品取引所

バレンシア中央市場のすぐ横に「これはお城?」と思う堅牢な石の建物が有る。15世紀の絹の商品取引所が世界遺産の「ラ・ロンハ」バレンシア語で「ラ・ジョッジャ」

バレンシア、ラ・ロンハ
筆者撮影

当時にしては珍しい商業取引のみを目的に造られた建物で15世紀のバレンシアの繁栄を物語る。ヨーロッパを旅すると古い大きな建物を沢山見るがたいていはお城か大聖堂や修道院だが民間の建築物でこれほど立派な物はそうは残っていない。

ゴシック教会の様に屋根からガーゴイルがこちらを見つめていた。

バレンシア ラ・ロンハ
筆者撮影

天使が沢山いるのは商取引も神の元に誠実に行われなければならないという事か。

バレンシア ラ・ロンハ
筆者撮影

外回りの数々の彫刻が面白くてぐるりと一周。

バレンシア、ラ・ロンハ
筆者撮影

正面の入り口の柱には人間や想像上の生き物達がぶら下がって何かを奪い合っているようだった。お尻が出ているのは何故なんだろう。

バレンシア、ラ・ロンハ
筆者撮影

お尻をこそばすのやめて~という感じの柱頭彫刻

バレンシア、ラ・ジョッジャ
筆者撮影

きれいな植物模様も沢山で当時の彫刻家のデザイン力に圧倒される。バレンシア周辺に今も見られる植物がモチーフになっている。

バレンシア、ラ・ロンハ
筆者撮影

内部は今回は入らなかったので写真はウィキペディアから借用しました。大きな広間は棕櫚の林の様になっている。

wikipedia CC BY-SA 2.0
Author Emilio García from Parla, Spain

 

ラ・ロンハから丸い広場とオルチャータ屋


レド―ナ広場

ロンハから少し中世の街並みを歩いていくと丸い広場に到着する。

バレンシア
筆者撮影

スペインも各町に様々な広場があるが丸い広場は珍しい。ここはその名も丸い広場、スペイン語でプラザ・レドンダ、バレンシア語でプラサ・レドーナ。

バレンシア レドンド広場
筆者撮影

昔はクロット広場と呼ばれたそうで1840年に造られた。

バレンシア、レドンド広場
筆者撮影

中には刺繍の材料屋さんが沢山あった。ファジャ(バレンシア火祭り)の女性の衣装の様な綺麗な刺繍を今も自分で作る女性達がいるんだね~と思った。

バレンシア レドンド広場
筆者撮影

可愛い焼き物を売る店や飲食店等があり一見の価値あり。

レド―ナ広場のタベルナ・クロット

行きたかったタベルナがお休みでこちらに入りました。

バレンシア、タベルナクロット
筆者撮影

ムール貝の小さいのをバレンシアでクロチナという。クロチナの白ワイン蒸しを8€を頂きました。新鮮でおいしい。

バレンシア、タベルナクロット
筆者撮影

バレンシア・ワインをグラスで一杯ずつとムール貝で合計13ユーロ

バレンシア、タベルナクロット
筆者撮影

 

レド―ナ広場横

写真撮っている人がいるから何を撮っているのかと思ったらこの建物。

バレンシア
筆者撮影

黄色い建物とピンクの建物の間の間口が狭い建物。中はどうなっているんだろう。今も使っているんだろうか。バレンシアで一番間口の狭い集合住宅なんでしょうね。

バレンシア 
筆者撮影

オルチャテリア・サンタ・カタリーナ

レド―ナ広場から少し歩くとバレンシアの有名店オルチャテリア・サンタ・カタリーナがある。

バレンシア カタリーナの塔
筆者撮影

サンタカタリーナ教会の塔(写真上)があるすぐ近くにセラミックの装飾が綺麗なオルチャテリア。

バレンシア オルチャテリア サンタカタリーナ
筆者撮影

オルチャテリアはオルチャータを飲ませるお店の事。オルチャータはバレンシア界隈で夏に飲む飲料で原料はチュファという地下茎。夏の飲み物だそうですが冬でもありました。

オルチャテリア・サンタ・カタリーナ
筆者撮影

バレンシアの地元の人達も沢山朝食にやって来ている普通のカフェテリアで朝食用にカフェや菓子パン(ボージョ)も沢山。

バレンシア、オルチャテリア・サンア・カタリーナ
筆者撮影

綺麗なセラミックが店内に飾られていて絵説きをしながら楽しい時間を過ごせます。そう、バレンシアはセラミックが有名でした。

オルチャテリア・サンタ・カタリーナ
筆者撮影

オルチャテリアなのでオルチャータとチュロスの朝食。今迄人生で飲んだオルチャータで一番美味しかったです。きっとバレンシアはどこでも美味しいのかもですね。

バレンシア・オルチャテリア・サンタ・カタリーナ
筆者撮影

大聖堂とミゲレテの塔と水裁判


巨大なバレンシア大聖堂

バレンシアの大聖堂はもともとモスクが有ったところに造られている。

バレンシア大聖堂
筆者撮影

1262年にロマネスク様式で建築が開始されたが現在見られる殆どの建物は14世紀から15世紀にかけて造られたゴシック期、更に18世紀末の改修でゴシックの部分はほとんど隠れてしまった。

バレンシア大聖堂の入口はレイ―ナ広場(Plaza de Reina)に面したバロックの門。

バレンシア大聖堂
筆者撮影

この入り口を入ると直ぐに右と左に分かれていて「左はCultoお祈りの人用」「右は大聖堂見学用」お祈りしなくても左側に入るのは無料でミゲレテの塔に登るだけなら左から入って塔の下の切符売り場で2€支払う。

 

右側からはいると入場料を払ってバレンシア大聖堂のイヤホンガイド(日本語あり)を聞きながら1時間ほどで内部を見学できる。日本語の説明は解り易く見ごたえがあった。内部はフラッシュ無しで撮影可能。

バレンシア大聖堂内部
筆者撮影

中央祭壇の8角形の天井の窓がレースの様で光が大聖堂の中央祭壇に届く。

バレンシア大聖堂
筆者撮影

 

ゴヤが描いたフランシスコ・デ・ボルハの生涯。聖フランシスコ・デ・ボルハは有名なボルジア家出身の人物。フランシスコ・デ・ボルハはカルロス5世の妻イサベルに恋い焦がれていたがその遺体を見てショックを受け修道会に入った。その後狂女ファナの晩年に静謐な時間を与えた人物。これはフランシスコ・デ・ボルハが家族と別れ修道会に入る場面。

バレンシア大聖堂ゴヤの聖フランシスコデボルハ
筆者撮影

こちらは「悔悛しない瀕死の病人に付添う聖フランシスコ・デ・ボルハ」。死を迎える男性のまわりに悪魔達、十字架から鮮血が飛び出している。

バレンシア、大聖堂
筆者撮影

*ボルハはボルジア家のスペイン語名でバレンシア出身の一族。ローマ法王アレッサンドロ6世やチェザーレ・ボルジア、ルクレチア・ボルジア等有名人を輩出している有力ファミリーだ。

アラバスターの聖母像は子供を授かったバレンシアの女性達が家族と安産を祈りに来る場所だそう。

バレンシア大聖堂内部
筆者撮影

イヤホン・ガイド・ツアーの最後に見る聖杯はイエス・キリストが最後の晩餐で使ったと言われている。聖ペテロによりローマに運ばれその後ローマ法王シクストゥス2世の時代にスペインに運ばれた。その後イスラム教徒の侵略の時代にはピレネーの山の中に隠され再びアラゴン王を経由してバレンシアに運ばれたという。

バレンシア大聖堂内部聖杯
筆者撮影

カテドラル・サンタ・マリア・デ・バレンシア

月曜から土曜 10時から18時30分

日曜・祝日14時から18時30分

入場料:7ユーロ

復活祭やクリスマス時期は時間が変更になります。

ミゲレテの塔

バレンシア大聖堂の横に有る8角形の塔ミゲレテの塔はバレンシア語ではミカレットの塔。有料で上に登ることが出来バレンシアの街並みを楽しめる。

この入り口を入ると入場券売り場が有り2€支払う。

バレンシア、ミゲレテの塔
筆者撮影

入り口はこんな感じで沢山の人が一緒に団体で降りてくるとき等は少し待つことになる。ひとつな段が大きく207段で上まで約10分程で登ることが出来る。

バレンシア、ミゲレテの塔
筆者撮影

らせん階段を最初に考えた人は偉いな。小さなスペースで上に登って行く階段を作ることが出来る偉大な発明だ。

バレンシア、ミゲレテの塔
筆者撮影

上まで登るとバレンシア港まで見渡す事が出来た。

バレンシア、ミゲレテの塔
筆者撮影

ミゲレテの塔 Torre Miguelete

月曜から土曜10時から19時30分(冬18時30分)

冬の日曜10時から13時、17時30分から19時

クリスマス、復活祭等の祝日は変更あり

木曜日なら大聖堂の外で無形世界遺産の水裁判

毎週木曜日の正午12時に行われる水裁判は無形世界遺産になっている。法衣を身に着けた8人のセニョールたちが12時にバレンシア大聖堂のゴシックの門に集まる。20分ほど前にやって来たらもう椅子の準備がされていた。普段はこの8個の椅子は置かれていない。

バレンシア水裁判
筆者撮影

農業が盛んだが水の少ないバレンシアで農業用水を巡る揉め事を解決する法定。何と1000年もの歴史がある民主裁判だ。この8人はこの地方の農家が選んだ総代。灌漑水路の名を順にあげていき訴訟の有無を民衆に尋ねる。

バレンシア水裁判
筆者撮影

大聖堂の中ではなく外で行われるのはイスラム教徒も参加できるように配慮されている。この辺り一帯の水利技術はもともとイスラム教徒達が作ったものでレコンキスタの後のアラゴン王の時代に決められた。

バレンシアの水裁判
筆者撮影

 

12時より10分位前に場所取りをすれば充分見ることが出来る。今はあまり係争が無いそうで裁判は5分程であっけなく終了、待った時間の方が長かった。

ビルヘン広場とデスアンパラ―ドスの礼拝堂


ビルヘン広場

ビルヘン広場には大きな彫刻と噴水がある。水の神と周りにバレンシアの8個の水源を現す女神たち。バレンシアにとって水は大切という象徴。

バレンシア ビルヘン広場
筆者撮影

噴水の向こうに見えるピンクの建物がデスアンパラードスの礼拝堂。

バレンシアの火祭り(ファージャ)の時はこの広場に大きな聖母像が置かれ人々が捧げる花で飾られる。

wikipedia
CC BY-SA 2.0
Author Emilio García

デスアンパラードスのバシリカ

バレンシアの守護聖母デスアンパラ―ドスの聖母が納められている。デスアンパラ―ドスはスペイン語で見捨てられた人々。貧しさや病気や哀しみで見捨てられた人々を守る聖母マリア。

デスアンパラ―ドスの聖母
筆者撮影

天上のドームはフレスコ画で飾られている。

バレンシア、デスアンパロの礼拝堂
筆者撮影

後ろ側の部屋から階段を上ると聖母像の後ろ側へ回ることが出来る。ここでも祈る人々がいた。

バレンシア、デスアンパラドスの聖母
筆者撮影

*入場は無料ですがミサをやっているときは写真は遠慮しましょう。バレンシアの人達が大切にしている聖母を祀る礼拝堂です。短パンや露出の多い服装で入場するのは遠慮しましょう。

デスアンパラ―ドスのバシリカ

Real Basilica de Nuestra Señora de los Desamparados

毎日 7時から14時 16時30分から21時

入場無料

大聖堂近くカルメン地区のバル2軒

タスカ・アンヘル

バレンシアの中心部をカルメン地区を呼ぶ。何軒か実際に行ったバルを紹介します。タスカ・アンヘルは小さなバルでタスカは庶民的なバルの事。

バレンシア、タスカデルアンヘル
筆者撮影

細長いカウンタ―だけの小さな店、タパスが沢山あってどれも4€とか5€です。

バレンシア、タスカアンヘル
筆者撮影

海老のアヒージョ

バレンシア、タスカアンヘル
筆者撮影

イワシ

バレンシア、タスカアンヘル
筆者撮影

タスカ・アンヘル Tasca Angel

住所 Purisima 1 Valencia

月曜から土曜 10時30分から15時 19時から23時

 

ティント・フィノ・ウルトラマリーノ

もともとは食材屋=ウルトラマリーノで奥には今もチーズやハムを売る食材店舗がある。メニューはイタリア料理とスペイン料理のミックス

バレンシア、ティントフィノ
筆者撮影

ワインの種類は豊富でバレンシアのワインをグラスでいただく。美味しそうなものがいっぱいあるバルでしたがお腹が減らずにワインだけな私たちでした。

バレンシア、ティントフィノ
筆者撮影

住所 Carrer de la Corretgeria 38

月曜から日曜 13時から16時 19時から23時

 

セラーノスの塔からバレンシア美術館


セラーノスの塔

大聖堂がある広場から10分程歩くと城門が見えて来る。14世紀の城門で街全体が城壁で囲まれていた。城門自体は修復を加えられているという。

バレンシア、セラーノスの塔
筆者撮影

城門から外に出ると橋があり川が掘りの役割をしていたのが解る。

バレンシア、セラーノスの塔

 

バレンシア美術館

元は「ピオ5世美術館」とよばれていたバレンシア美術館の設立は1837年。現在の建物に移転してきたのはスペイン内戦の後。元々神学校だった建物に14世紀から20世紀までの絵画を中心としたコレクションが展示されており無料で鑑賞できる。

セラーノスの塔から橋を渡り右前方を見るとドームが有る建物がバレンシア美術館。

バレンシア美術館
筆者撮影

バレンシア派のプリミティブ絵画が豊富、中世の教会のレターブルが沢山展示されている。

バレンシア美術館中世絵画
筆者撮影

バレンシア出身の20世紀画家ホアキン・ソロージャの部屋は一見の価値あり

バレンシア美術館ソローヤ
筆者撮影

光の画家と呼ばれたホアキン・ソロージャは愛する家族達の絵を沢山描いている。

バレンシア美術館ソローヤ
筆者撮影

上流階級の人々が優雅な庭園で遊んでいるところ。楽しいムードと美しい衣装、光の扱い等を鑑賞。

バレンシア美術館ソローヤ
筆者撮影

ボッシュのトゥリプティクス(三連祭壇画)。キリストが裏切られた聖書の場面を人々の醜い表情をひとりひとり近くで観察できる。

バレンシア美術館 ボッシュ
筆者撮影

知らないベラスケス作品があって驚いた。福者シモン・デ・ロハス、まだ若い頃の作品らしいが指やロサリオの描写がゾクッとする程綺麗だった。

バレンシア美術館、ベラスケス
筆者撮影

他にもムリーリョやゴヤ、エルグレコ、ティチアーノ等豊富なコレクションを展示していて見ごたえたっぷりでした。

バレンシア美術館     Museo Bellas Artes Valencia

火曜日から日曜日 10時から20時

月曜休館

入場無料

ラ・アルモニア考古学博物館


工事をしていて偶然発見されたという地下の遺跡はバレンシア大聖堂のすぐ裏側にあるラ・アルモニア考古学博物館。

バレンシア考古学博物館
筆者撮影

現在のバレンシアの街の下に古代の街が眠る。内部はローマだけでなくビシゴートやイスラム時代の遺跡も残っていて発掘品が展示されている。

バレンシア考古学博物館
筆者撮影

外側の水が貯められたところの下が遺跡。

バレンシア考古学博物館
筆者撮影

展示の仕方がセンスがあり上記写真の水の真下がローマの遺跡。

バレンシア考古学博物館
筆者撮影

ローマの石畳の街道が残り当時の街の想像図が一緒に展示されている。

バレンシア考古学博物館
筆者撮影

それ以外にもビシゴート時代の教会跡なども地下遺跡を歩きながら見学できる。

ラ・アルモニア・考古学博物館

火曜から土曜10時から19時

日曜、祝日10時から14時

月曜休み  入場料2€ 日曜祝日無料

サン・ニコラス教会


バレンシアのシスティーナ礼拝堂と呼ばれるサンニコラス教会は大聖堂からすぐ。外見は地味で見過ごしそうなところに有るが内部はフレスコ画が全面に描かれている。

バレンシアサンニコラス礼拝堂
筆者撮影

フレスコ画は17世紀のもの、19世紀にこのフレスコを覆ってしまったものを専門家たちが3年間をかけて丁寧に復活させた。

バレンシア、サンニコラス教会
筆者撮影

入り口でオーディオガイドを受け取り聞きながら見学。スペイン語と英語フランス語等(日本語は無し)。内部どこに目を向けても細部に至るまでフレスコ画に覆われていて目が回りそうでした。小さな教会で入場料5€はしびれた。

バレンシア、サンニコラス教会
筆者撮影

サンニコラス教会 Parroquia San Nicolas

月曜と日曜午前中は一般公開なし 10時半から19時30分(夏は~21時)

入場料5€

陶器博物館とパトリアルカ神学学校


国立陶器博物館

建物はドス・アグアス公爵宮殿という貴族のお屋敷でこれを見るだけでも価値がある。

バレンシア、国立陶器博物館

入り口はアラバスターの彫刻が豪華

バレンシア、国立陶器爆物館
筆者撮影

展示されているコレクションはマヌエル・ゴンザレス・マルティ―氏の個人コレクションの寄贈を受け展示している国立博物館。

バレンシア、国立陶器博物館
筆者撮影

バレンシアは伝統的に陶器が盛んだ。バレンシアの三大陶器マニセス、パテルナ、アルコラを鑑賞できる。13世紀から15世紀のマニセス焼きは珍しいという。それ以外にもタラベラやセビージャそしてマイセンや中国の焼き物も展示されている。

バレンシア、国立陶器博物館
筆者撮影

夜は建物が照明で照らされてさらに綺麗でした。

バレンシア陶器博物館の夜景
筆者撮影

火曜から土曜 10時から14時、16時から20時 月曜休館

入場料3€

パトリアルカ神学校

陶器博物館から徒歩で5分程、大学のすぐ横にある建物で神学校と教会、礼拝堂が一部公開されている。ここはセビージャ出身の大司教ファン・デ・リベラによって創設された。正式名称はReal Colegio Seminario de Corpus Christi日本語にすると王立聖体神学校。

 

バレンシア、パトリアルカ神学校
筆者撮影

入り口は2つあって教会の方は無料ではいれる。素晴らしいフレスコ画に囲まれた礼拝堂。ミサをやっていたら写真は遠慮しましょう。

バレンシア パトリアルカ神学校
筆者撮影

右側の入り口から入ると有料の美術館。5つの部屋にあるコレクションはもちろん宗教画ですがカラバッジオやバン・デル・ウェイデン、エルグレコ、リベラと見ごたえがあって驚いた。写真下はカラバッジオ。

バレンシア、パトリアルカ神学校
筆者撮影

フランドル画家のバンデルウェイデンの板絵はキリストの十字架降下。板にテンペラ画だが顔料に油を混ぜる事によって透明感を手に入れた画家。聖母の涙が綺麗だった。

バレンシア。パトリアルカ神学校
筆者撮影

エルグレコの羊飼いの礼拝。キリストの誕生を聖母と羊飼いたちがお祝いをしている。誕生したキリストが光源になり神秘的な感じを出している。同名の最晩年の作品がプラド美術館にある。

バレンシア、パトリアルカ神学校
筆者撮影

小さな美術館でしたが見ごたえ充分で宗教画が好きならおすすめ。

月曜から金曜10時から木曜土曜11時から13時30分

入場料 3€

バレンシア北駅


マドリードからの新幹線は少し離れたホアキンソロージャ駅に到着するが100年の歴史があるバレンシア北駅は今も使われているノスタルジックな駅だ。駅なのでもちろん入場無料です。

バレンシア北駅
筆者撮影

私は駅が好きで旅を連想させるからどこまでも行きたくなる。

バレンシアの北駅
筆者撮影

セラミックが色んな所に使われていてメルヘンな気分に浸れます。

バレンシア北駅
筆者撮影

様々な場所の細部に目を凝らすと時間を忘れて楽しめる。駅でこんなに楽しめるところもそう沢山は無い。

バレンシア北駅
筆者撮影

切符売り場も昔のままでこの切符売り場で「切符が買いたい~」と心から思った

バレンシア北駅
筆者撮影

モザイクでお花の模様にBuon Viaggio良い旅を~とバレンシア語で。ここは駅なので入場無料でいつでも入れ、中心部から徒歩で来れるのでお勧めです。

バレンシア北駅
筆者撮影

ホームはこんな終着駅型

バレンシア北駅
筆者撮影

有料ですがお手洗いもありました。50セントで清潔ならその方が良い。

バレンシア北駅
筆者撮影

直ぐとなりにはバレンシアの闘牛場。ファジャのお祭りの時には一流闘牛士=マタドールがやって来る。

バレンシア闘牛場
筆者撮影

スペイン新幹線AVEが発着するのはここから少し離れたホアキンソロージャ駅。バレンシア北駅から循環バスが出ている。

バレンシア、ホアキンソローじゃ駅
筆者撮影

 

コロン市場


コロン市場=メルカード・コロンは優雅な住宅街に1916年に完成したモデルニズモ建築。バルセロナの建築学校で学んだバレンシア(サグンド)出身の建築家フランシスコ・モラの作品。

コロン市場
筆者撮影

モデルニズモ建築はアントニオ・ガウディの時代ヨーロッパ各地で始まった新しい芸術運動の一環。フランスではアールヌーボー、オーストリアではセセッションと呼ばれた。カタルーニャを中心とする地域は富裕層が建築を注文したので建築家が沢山登場する。

バレンシア、コロン市場
筆者撮影

バレンシアらしくオレンジや豊富な作物をモチーフにした細部も楽しい。内部に入ると飲食店が並びここにもオルチャータ屋やカフェが並ぶ。現在は市場の部分は地下の一部のみ。

バレンシア コロン市場
筆者撮影

地下に降りるとレストラン・スペースと食料品店

バレンシア コロン市場
筆者撮影

生ハムや食材などを売るお店と魚屋がある。

バレンシア、コロン市場
筆者撮影

寿司屋が有った。友達のバレンシア人はここによく来ると言っていた。私たちが来たときは開店前で食べずです。

バレンシア、コロン市場
筆者撮影

綺麗なお手洗いは無料でした。

バレンシア コロン市場
筆者撮影

コロン市場があるJorge Juan通りは素敵なモデルニズムの住宅が沢山あって見ながら歩くと楽しい。

バレンシア、モデルニズム建築
筆者撮影

アラメダ地区


コロン市場から歩いて10分程でトゥリア川の向こう側にあるアラメダ地区へ。バレンシアで今人気があるのがこの地区のテラスだそう。

バレンシア、アラメダ地区のテラス
筆者撮影

私たちが行ったのは12月の終わりでしたが暖かくテラスでお食事する地元の家族連れで賑わっていました。

 

バレンシア、アラメダのテラス
筆者撮影

 

バレンシア、アラメダ地区テラス
筆者撮影

メスタ―ジャでサッカーを見る


アラメダ地区から少し歩くとバレンシアのサッカースタジアム、メスタージャがある。バレンシアCFは1919年設立の歴史あるチーム。エスタディオ・デ・メスタージャは53000人収容のサッカー場。現在新スタジアム建設中だが資金不足で遅延中。

バレンシア、メスタージャ
筆者撮影

レアルマドリードやFCバルサはここでの試合に苦戦するので有名。試合が始まる前にバレンシアのファンが歌いながら行進、まるで戦争。

バレンシア、メスタージャ
筆者撮影

試合前に吹奏楽がはいるのはバレンシアだけだと思う。

バレンシア、メスタージャ
筆者撮影

席が急勾配なのが有名で上の席からでも良く見える。

バレンシア、メスタージャ
筆者撮影

メスタージャは市内、徒歩圏内だ。2021-22シーズンには郊外に新スタジアム「ノウ・メスタージャ完成予定」との事。

バレンシア芸術科学都市


ここは大きなトゥリア川が流れていたが1957年に大洪水が起こり大きな被害が出た。川の流れを付け替えたところが大きな公園になっていて街中のグリーンベルトになった。

バレンシア芸術科学都市
筆者撮影

 

そこに造られた複合施設がバレンシア芸術科学都市。2005年に完成、全体の設計はバレンシア生まれのサンチアゴ・カラトラーバ氏。流線形の橋を沢山作っている有名建築家だ。

ソフィア王妃オペラハウスはコンサートやオペラ、集会などに使われる。

バレンシア芸術科学都市
筆者撮影

フェリペ王子科学博物館は科学の歴史と最新の科学の展示。

バレンシア芸術科学都市
筆者撮影

内部構造はまるで恐竜の体の中にいるみたい。

バレンシア芸術科学都市

レミスフェリックは人の目の形、中ではプラネタリウムやレーザー光のショー等が行われる。

バレンシア芸術科学都市
筆者撮影

 

近未来都市の様な芸術科学都市はここだけで丸一日必要な程だ。私は建築が好きなのでこの界隈を歩いていろんな角度から見て楽しんだ。

 

一番遠くにあるのが水族館=オセアノグラフィックまでは時間が足りなく写真はウィキペディアより借用。この建築のみ建築家はフェリックス・キャンデラ氏。

wikipedia CC BY 2.0
Author Felipe Gabaldón from Spain

どこにカメラを向けても絵になる景色で入場せずに歩き回るだけで2時間ほどかかり疲れ切った。建築好きで写真好きなら絶対楽しい時間を過ごせること間違いなしです。

バレンシア芸術科学都市
筆者撮影

中心部から少し離れているので私たちはバスを使いました。市役所前広場から19番、メトロならアラメダで降りて徒歩15分。

マルバロッサ海岸


バレンシアの魅力のひとつは地中海のビーチがすぐそこに有る事だ。市役所広場のバス停から19番のバスで乗り換えなしで約30分。

 

バレンシアの市バス
EMT Valencia

海岸沿いにはレストランが並ぶ。ここでのんびり過ごすのもバレンシアの楽しみ方のひとつ。

バレンシア、マルバロッサ海岸
筆者撮影

港には豪華なクルーズ船も停泊していた。

バレンシア、マルバロッサ
筆者撮影

レストラン・アドゥアナ

港近くの大きな木の横に有るエレガントなレストラン・アドゥアナに来てみた。

バレンシア、マルバロッサ
筆者撮影

席にテーブルクロスが無いバル部門と

バレンシア、レストラン アドゥアナ
筆者撮影

テーブルクロスがされたレストラン部門。レストランの方だと前菜・メイン・デザートと本格的にお食事。

バレンシア・レストラン・アドゥアナ
筆者撮影

バルの方も高級感が漂いちょっと躊躇した。既に食事をしている人達もリッチな感じだし。

バレンシア、レストラン・アドゥアナ
筆者撮影

勇気を振り絞って「軽く食べたいだけですがいいですか?」「Solo queremos picar un poco」と言うととっても感じのいいお店のセニョールがどうぞどうぞと案内してくれた。

メニューにタパスやお米料理など色々。どれも美味しそうです。

バレンシア・レストラン・アドゥアナ
筆者撮影

アーティチョークのパリッと仕上げ

バレンシア・レストラン・アドゥアナ

筆者撮影

アスパラガスの薄皮包み上げに白アスパラのソース

バレンシア・レストラン・アドゥアナ
筆者撮影

ここはお店の感じも良く美味しかったので将来必ずリピートします。隣のフランス人が頼んだ魚介のリゾットや反対側にいたスペイン人が頼んでいたイワシやイカも美味しそうで見つめてしまいました。激おすすめレストランです。

バレンシアの移動は歩き、時々バスとメトロ


バレンシアの街の中の重要部分はほとんど歩いて廻れる。マルバロッサ海岸やバレンシア芸術科学都市に行くのにはバスやメトロを利用すると良い。バレンシア市役所広場から19番のバスに乗ると芸術科学都市の横を通りマルバロッサまで約30分。

バレンシアの滞在が1日~2日ならTargeta Transporte というカードを購入すると毎回支払うよりお得になる。地下鉄の駅か街のキオスクで購入できる。カード代込で10回分で11€。

バレンシアのバスの切符
筆者撮影

バレンシアのバスとメトロとトラムに利用でき複数人でも利用可。5番のバスは街をぐるりと回る巡回バスで便利でした。

バレンシア バス
筆者撮影

5番のバスのルート

バレンシア5番のバスルート
EMT Valencia

5番のバスはグルグル街を一周廻るバス(時計回り)なので例えば中央市場からセラーノスの塔まで、セラーノスの塔から市役所広場等の移動に便利。

バスに乗るとき現金なら1.5€ドライバーに直接支払う。交通カードを持っていればドライバーの横にあるこの機械にタッチするだけ。2人なら2回、3人なら3回タッチ。

バレンシア バス
筆者撮影

トラムの場合は乗る前に駅にあるこの機械でタッチ。プリペイドカードにチャージも出来る。

バレンシア・バス・メトロ
筆者撮影
バレンシア・バス・メトロ
筆者撮影

トラムの中には機械は無いので乗る前にタッチしておくこと。抜き打ちの検札が来て罰金100€ですと書いてあります。

バレンシア バス・メトロ
筆者撮影

1時間以内の乗り換えも同じ切符内で使えるのでお得。

バレンシア・バス・メトロ
筆者撮影

トラムから地下鉄に乗り換えた。自動改札を通るが時間内なので回数券の数は減っていなかった。凄い!

バレンシア・バス・メトロ
筆者撮影

バレンシアのメトロはシンプルで何号線に乗るか表示を見ながら進む。

バレンシア・メトロ・バス
筆者撮影

出口にも改札がありカードをタッチする。1時間以内で外へ出たので回数券は減っていませんでした。

バレンシア・バス・メトロ
筆者撮影

まとめ


バレンシアの街はほとんど徒歩で観光出来る。駅や市場、建築を見ながら歩くのが楽しい街だ。治安が良く温暖で人々も親切で食事も安くて美味しいバレンシア。夏のトマト祭りのブニョルにもバレンシア北駅から電車で行くことが出来る。スペインの旅にバレンシアを加えてはいかがでしょう。

バレンシア州のブリョルで行われるトマト祭り(トマティーナ)の記事です。

<トマティーナ>トマト祭りは毎年8月最後の水曜日です

パリ・シャルルドゴール空港のターミナル2E~F乗り継ぎとエアーフランス・ドリームライナーのビジネスクラス

マドリード在住の私が関空へ帰るルートはいつもパリ経由かアムステルダム経由。これが最速で最も快適なので毎回どちらかのルートを使っている。今回は往復エアーフランス、パリのシャルルドゴール経由でビジネスクラス利用。

パリのシャルルドゴール空港ターミナル2EーFの乗り継ぎが複雑で質問を受けることが多いので記事にまとめてみました。私はマドリードから帰るので日本から来られる方とは逆ルート、関空~パリ~マドリードは記事の後の方になります。

エアーフランス・マドリードからパリ経由関空へ


*マドリードから不要な方は目次からジャンプしてください。

*記事は先にパリ〜関空、次にパリ〜ヨーロッパ乗り継ぎになっています。

マドリード、バラハス空港ターミナル2

マドリードのバラハス空港は4つのターミナルに分かれている。エアーフランスとKLM等スカイチームはマドリード、バラハス空港ターミナル2利用。マドリードの空港のターミナル2は小さく大変わかりやすいので迷うことはほとんどない。チェックインを済ませてラウンジへ向かう。

マドリードの空港
筆者撮影

マドリードの空港は大変シンプルでエアーフランスが使うラウンジが有るのはEゾーン。E69のゲートのすぐそばだ。表示は解り易くAからFと順番に並んでいて矢印に従ってすべて徒歩移動。下写真の上の方のガラス張りの所がラウンジ。

マドリード空港
筆者撮影

 

プエルタ・デル・ソルという名前のVIPラウンジで休憩します。

マドリード空港ラウンジ
筆者撮影

広い空間に椅子やソファーが置いてあって仕事をしているビジネスマンも沢山。

マドリード空港ラウンジ
筆者撮影

朝からしっかりワインやリキュールも置いてあって魅力的ですが今日は長い一日なので見るだけ。

マドリード空港ラウンジ
筆者撮影

マドリード~パリ間で簡単な機内食が出るが朝食を頂くことにします。

マドリード空港ラウンジ
筆者撮影

AF1001パリ・シャルルドゴール行きは出発の約30分前に登場が開始。E75ゲート、ラウンジから近いゲートなのも嬉しい。

マドリード空港出発
筆者撮影

ヨーロッパ内のフライトはどこの航空会社も機材が小さく今回はエアバスの318。ビジネスクラスでも座席はエコノミーと同じ配列で3列の真ん中は使用しない設定。私はいつも一番前の1Aで取る。パリでの乗り継ぎが短いので早く外へ出るためだ。通常は乗り継ぎ2時間以上で予約を取るがマドリード発が早朝になるのもつらいので今日はパリはダッシュ移動と昨日からイメージトレーニング。

エアーフランス パリーマドリード
筆者撮影

携帯電話の充電用USBジャックがある。パリの空港で何かあったときの為に電話の充電は満タンで降りたいと思うので充電開始。空港の乗り継ぎは何かとトラブルが想定されるものです。フライトの遅延によるミスコネクション、突然のゲート変更や天候によるキャンセル等ひどい目に何度もあって来た。

エアーフランスビジネスクラス
筆者撮影

暫くするとシャンパンが配られてきて一人乾杯の後簡単な朝食をいただきます。

エアーフランスビジネスクラス
筆者撮影

パリは曇り空でしたが定刻通りシャルルドゴール・ターミナル2Fに到着。1時間の乗り継ぎなのでさっさと降りて移動します。パリ・シャルルドゴールはヨーロッパ主要空港からの到着は通常2Fに到着し日本へのフライトは通常2Eから出発する。

エアーフランスビジネスクラス
筆者撮影

 

パリ・シャルル・ド・ゴール・ターミナル2Fから2E-Mの移動

パリ・シャルルドゴールに着いて乗り継ぎの場合まずはこの表示を見逃さない事だ。Flight connectionとBaggege Exit。乗り継ぎの場合は「フライト・コネクション」の方へ移動して行く。もちろんパリで降りる場合はSortie=Exitの方へ行きスーツケースを受け取る。

パリシャルルドゴール空港
筆者撮影

フライトコネクションの方へ移動するとモニターがあって次のフライトがどこから出るかが表示されている。出発時間ごとに出ているので探していくと。

パリシャルルドゴール乗り継ぎ
筆者撮影

{13:10 Osaka Kansai}この文字の右の方に移動するとどこのゲートから出るかが表示されている。関空行きは2EのMゲート。同じパリ・シャルルドゴール2の中の移動だが随分大きい空港なので表示を見逃さないように移動する。

パリシャルルドゴール空港乗り継ぎ
筆者撮影

ターミナル2の注意はターミナル2Eに「K,L,M」の3つのホールが有りそれぞれに数字が付いたゲートが有る。「2EのK53」とか「2EのM38」とかアルファベットが2回付くので勘違いしやすい。

<パリ・シャルル・ド・ゴール空港全体図>

パリ、シャルルドゴール空港ターミナル2見取り図
https://www.parisaeroport.fr/homepage

 

2EのKゲートからの出発だとこのまま徒歩で移動しパスポートコントロールを受けてゲートに移動できる。

パリシャルルドゴールターミナル2E
エアーフランス公式ページより

今までほとんどの乗り継ぎがこのケースだったが今回は2EのMゲートまでバス移動になる。

パリシャルルドゴール空港乗り継ぎ
筆者撮影

2EのMなのでこちらへ進みます。ゲートは毎回違うので確認が必要。

パリシャルルドゴール空港乗り継ぎ
筆者撮影

表示を確認しながらターミナル2EのL,Mの方へ移動。乗り継ぎ時間が1時間と短いのでどんどん移動あるのみ。

パリシャルルドゴール空港乗り継ぎ
筆者撮影

ここでパスポートコントロール、パリでEUの出国となる。シャルル・ド・ゴール・ターミナル2E-Kの出国はいつも長蛇の列だがここは空いていた。パスポートと搭乗券、私の場合は更にスペインの滞在許可証を提示してEUの出国手続き。ヨーロッパ在住者はパリ出国のハンコを押してもらう事。

パリ、シャルルドゴール空港乗り継ぎ
筆者撮影

エアーフランスのスカイ・プライオリティー・メンバーとビジネスクラス客は出国検査も優先ゲートを通れる。

パリ乗り継ぎ
筆者撮影

今度はエレベーターで地上階に行きバスに乗り換えだ。パリ・シャルル・ド・ゴール・ターミナル2E-Mを目指して今日は大変な移動です。

パリ乗り継ぎ
筆者撮影

ここからバスに乗る。バスの乗り場などは撮影禁止なので写真無しです。このバスはターミナル1まで行くので車内放送と電光表示でターミナル2E-Mを確認してバスを降りる。

パリ乗り継ぎ
筆者撮影

ターミナル2E-M無事到着。そして時間があれば必ずラウンジを探し飲み物を飲んで一息ついてビジネスクラスを楽しむのだ。

パリ、シャルルドゴール空港ラウンジ
筆者撮影

飲み物をいただいたら登場時刻、優先登場が始まっているのでゲートに移動する。

パリ シャルルドゴール空港ラウンジ
筆者撮影

パリのシャルル・ド・ゴールで1時間の乗り継ぎ時間はぎりぎりです。マドリード発が遅れたら厳しい、そして「飛行機は遅れる」と思った方が良い。

パリ乗り継ぎ
筆者撮影

パリ、シャルルドゴールで1時間乗り継ぎは結構辛い、出来ればパリは乗り継ぎに2時間あるのが理想です。

チケットが発券されたということは航空会社エアーフランスが承認したということなので安心して、でもしっかりどんどん移動しましょう。

 

エアーフランス機材
筆者撮影

 

下はマドリード〜シャルルドゴールターミナル2Fから2EーMからの出発をビデオにまとめてみました。記事は2E-Mからの出発ですがビデオは2EーLからの出発の時です。参考にどうぞ〜

ボーイング787ドリームライナー

エアーフランスのパリ・シャルル・ドゴール~関空間の機材はボーイング社の787機が投入された。ボーイング787はドリームライナーと呼ばれ新素材を使った広い空間が特徴。炭素繊維(カーボンファイバー)を使う事により機材の重量を減らした軽量化で省エネに成功。使われている部品の35パーセントは日本の企業が担当しているそうだ。

エアーフランス、ボーイング787
筆者撮影

機内の騒音の低減に成功し内部のライトはLEDが使われている。実際機内は従来機よりもかなり静かだ。カーボン素材を使う事で機内の乾燥度を抑える事ができたので長距離飛行でも肌やのどがカラカラにならないメリットもある。座席はフルフラットで窓側1席なので1人旅の場合完璧に個人の空間が守られる。

エアーフランス、ボーイング787
筆者撮影

ドリームライナーの窓は従来のボーイング機よりかなり大きい。そして日よけの為に上下していたシェードが無いのが特徴。

エアーフランスボーイング787
筆者撮影

長距離フライトなどでは中央で窓の開け閉めをコントロールしていてパネル操作で一気に窓を閉める技術。通常時は航空機用電子カーテンで5段階で乗客は窓の採光をコントロールできる。

エアーフランス、ボーイング787
筆者撮影

下のボタンを押す事でガラスの色が次第に変わって電子カーテンの色が変わって行く。

エアーフランス、ボーイング787
筆者撮影

電気を加える事で色を変化させることが出来る物質が窓の間に入っていてスマートウィンドウとも呼ぶそうだ。

エアーフランス、ボーイング787ドリームライナー
筆者撮影

電子カーテンを完璧に降ろした状態。食事の後の就寝時は中央のコントロールにより閉められ各自で開けられなくなっていた。

エアーフランス、ボーイング787ドリームライナー
筆者撮影

真っ暗になるとこんな感じで後は映画を見るか就寝するかですね。

エアーフランスのビジネスクラス座席
筆者撮影

ボーイング787ドリームライナーはモニターがしっかり大きいのも嬉しい。

エアーフランスボーイング787ドリームライナー
筆者撮影

座席を倒した状態でもチャンネルが変えられるように手元にもコントローラー。

エアーフランス、ビジネスクラス
筆者撮影

座席はほぼ水平になるフル・フラット・タイプ

酸素量も従来機より多いので時差ボケも少ないらしい。

関空行きエアーフランスAF292

今は各航空会社、航空券を購入する時に既に座席を選ぶことになる。私はビジネスの最後部8番のAを選んだ。窓側両側1席、中央2席の合計4席x8列でビジネスクラス合計32席ほぼ満席。

ボーイング787ドリームライナー

 

エアーフランスはパーサーにそれぞれ独自のサービスを任せているので人によってサービスのやり方が違う。今日は手書きのメッセージが入っていた。マニュアル通りのサービスより居心地がいい。

エアーフランスビジネスクラス
筆者撮影

エアーフランス、ビジネスクラスのアメニティはスリッパと靴下

エアーフランス、ビジネスクラスアメニティ
筆者撮影

歯ブラシ、歯磨き粉、ボディークリーム、アイマスク、耳栓とボールペン等。

エアーフランス ビジネスクラスアメニティ
筆者撮影

 

落ち着いたころシャンパンが配られてきた。ジュースも有るけれどもちろんシャンパンで無事乗り継げた乾杯。1時間の乗り継ぎは荷物が間にあうかが心配だけれど仕方が無い。

エアーフランス、ビジネスクラス
筆者撮影

今日のメニューを確認。チョイスメニューをどれにするかを決めておく。カモの胸肉、鶏もも肉、海老とイカのソテー、ポルチーニ茸のリゾットの中から私は海老とイカのソテーとレンズ豆を選ぶ。

エアーフランス、ビジネスクラス食事メニュー
筆者撮影

食事を決めたらワインリストに目を通す。

エアーフランス、ビジネスクラスメニュー
筆者撮影

エアーフランスの楽しみはワインのセレクション。まずラングドックの白から始めます。チーズによく合いそうな濃厚なワインでした。

エアーフランス、ビジネスクラス、ワイン
筆者撮影

アミューズはホタテガイの燻製

エアーフランス、ビジネスクラス、食事
筆者撮影

次のワインはフォアグラに合わせて赤にした。ローヌ谷のワインでガルナッチャとシラーも入っているバランスのいいワインだ。

エアーフランス、ビジネスクラス、ワイン
筆者撮影

前菜はフォアグラとスモークサーモン

エアーフランス、ビジネスクラス、食事
筆者撮影

メインはチョイスしたエビとイカとレンズマメ

エアーフランス、ビジネスクラス、食事
筆者撮影

ワインいかがですか?とクルーが再び来てくれた、では遠慮なく最後にボルドーの赤。メルロー、カベルネソービニオンとカベルネフランク入りのボルドーらしいしっかりしたワイン。

エアーフランス、ビジネスクラス、ワイン
筆者撮影

デザートはチョコとかアイスもありましたが軽めにシャーベットにしました。

エアーフランス、ビジネスクラス、食事
筆者撮影

食事の後は映画を見ながらくつろぎます。私は機内はいつも殆ど眠れないので映画のセレクションは大切だ。

パリから関空までは約12時間、到着1時間ほど前に朝食が配られる。

機内モニター
筆者撮影

朝の到着なのでアルコールは控えてジュースをいただきます。クロワッサンが機内食になのにぱりぱりで美味しい。マドリードのその辺のバルでは出ないレベルの高さ。

エアーフランス、機内食
筆者撮影

朝日が当たって綺麗ですよとクルーが教えてくれひとつ前方の窓から写真を撮ってくれました。ありがとう。

エアーフランスボーイング787から外の景色
筆者撮影

 

エアーフランス関空発パリ経由マドリードへ

関空から

出発の24時間前からウェブチェックインが可能。関空の出発はKIXターミナル1。北入り口と南入り口があるが小さな空港なのでどちらで降りても問題ない。私はMKタクシーの乗り合いで神戸から空港へ出発の約2時間前を目安に到着。出国審査は日本人は自動ゲートから出国出来て殆どならばない。エアーフランスのラウンジはモノレールに乗る手前にある。ラウンジでくつろいだ後ゲートまでモノレールに乗る時間を見ておかないといけないのが面倒です。

関空のラウンジ
筆者撮影

巻き寿司と稲荷寿司をいただくことにする。

エアーフランス関空のラウンジ
筆者撮影

ワインやお酒類はしっかり置いてある。

エアーフランス、関空ラウンジ
筆者撮影

エアーフランスAF0291KIX-CDG

関空からパリ・シャルルドゴール行き、今回もビジネスの最後列8番のAを取った。ここは後ろに人がいない快適さが好きなのかもしれない。機材は行きと同じくボーイング787ドリームライナーです。

エアーフランス、ボーイング787ビジネスクラス
筆者撮影

関空発エアーフランスは何故か忙しそうなバタバタしたムードに満ちる機内。シャンパンが飲みたかったがオレンジジュースを渡された。「忙しいですッ」オーラ満載のクルーにシャンパンが欲しいと言えず後で「いただきますから」と心に決める。

メニューが配られてきたのでメインディッシュを何にするか考えるのも楽しい時間だ。

エアーフランス、ボーイング787ビジネスクラス
筆者撮影

食前酒が配られてきたのでさっき飲みそびれたシャンパン。アミューズは生ハムとマンゴーの串

エアーフランス、ボーイング787ビジネスクラス
筆者撮影

前菜盛合せはカモのパテ、サーモンのマリネ

エアーフランス、ボーイング787ビジネスクラス
筆者撮影

メインディッシュはワインに合わせ牛肉にした。ほかには鴨、カレイのグリル、ピーマンのマッシュルーム詰め合わせが有った。

エアーフランス、ボーイング787ビジネスクラス
筆者撮影

デザートはピスタッチオのとヘーゼルナッツのケーキ。

エアーフランス、ボーイング787ビジネスクラス
筆者撮影

シベリア上空を飛びパリまで約12時間

エアーフランス、ボーイング787ビジネスクラス
筆者撮影

いつもと同じで殆ど眠れないなか到着1時間ほど前に軽食。チョイスメニューに何と海鮮焼きそばがありました。迷わず「ヤキソバ、シルブプレー」

エアーフランス、パリ行きビジネスクラス食事
筆者撮影

冬のパリは曇り空。夏ならこの時間まだ太陽は上の方ですが。エラー・フランス0291便パリ・シャルルドゴールに定刻に到着しました。

エアーフランス、ボーイング787ビジネスクラス
筆者撮影

 

パリ・シャルルドゴール・ターミナル2Eから2Fの移動

関空からのエアー・フランスはシャルルドゴール空港ターミナル2Eに到着。ターミナル2EはK,L,Mに分かれている2EのLに到着した。

パリ シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

マドリードに乗り継ぎなのでフライトコネクションFlight Conection=Correspondancesの方へ移動。パリで降りるならExitバゲッジの方へ。

パリ シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

表示に従って移動する。

パリ、シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

到着ではなく乗り継ぎなのでTransferの表示に従って移動。

パリ、シャルルドゴールターミナル2
筆者撮影

途中でBageggeとTransfer荷物受け取りと乗換の表示に分かれるのでこれさえ見逃さなければ世界中どこの空港も同じです。

*もし間違って出てしまっても入りなおすだけです。

パリ、シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

乗り継ぎの方へ行くとモニターが有るので乗継便がどこから出るのかを確認する。

パリ シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

巨大なモニターで世界中へのフライト便が表示される。出発時間から探すのが一番わかりやすい。17時10分発のマドリード行きAF1100はターミナル2F50からの出発。

パリ シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

表示を見ながら2Fへ向かっていくと手荷物検査。「ヨーロッパからパリに着いて長距離便」のへの乗り継ぎの場合は手荷物検査は無いが逆ルート「長距離便で降りてヨーロッパ便に乗り継ぐ」場合は再び手荷物検査があるので100cc以上の液体物やクリーム状の物はジップロックに入れる事。

パリ シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

手荷物検査を抜けると更にゲートごとに分かれるが表示はしっかりしているので迷うことは無い。ターミナル2Fを目指して移動するだけだ。

パリ シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

ターミナル2は大きく2EのLから2Fは遠いが徒歩でい移動できるのは簡単でいい。まだまだムービングウォークを移動しますがバスや電車に乗らないの方が楽でいい。

パリ、シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

ここで入国審査になる。EUへの入国審査なのでパスポートと乗り継ぎの搭乗券が必要。ヨーロッパ在住者は滞在許可証も一緒に出して入国のハンコを押してもらう事。エアーフランスのスカイ・プライオリティー・カード所持者とビジネス・クラス客は優先レーンが有ります。

パリ シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

 

パリ シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

パスポートコントロールを超えると出発ロビーに到着。私はお買い物はしないのでラウンジへ直行します。

パリ シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

地下にエスカレーターで降りたところにエアーフランスのラウンジ。

パリ シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

シャルル・ド・ゴールのラウンジはいつも込み合っていて座る場所を探すだけでも大変。

パリ シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

カップヌードルがあってビックリしましたがもうお腹いっぱいで食べられません。そのうち試します。あ、フランス製か見るの忘れた。

パリ シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

シャルルドゴールターミナル2F50ゲートの準備が整ったようです。

パリ シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

出発時間の30分前に優先登場

パリ シャルルドゴール空港ターミナル2
筆者撮影

座席はやはり1Aを取りました。マドリードで早く降りたいので。

エアーフランス パリーマドリード
筆者撮影

雲に反射する夕陽、あ~帰って来た。

エアーフランス パリーマドリード
筆者撮影

軽食が配られた。家に帰って夕食が待っているのでいつもは食べないのですが記事様にいただいてみました。あ、それとシャンパンおかわり。

エアーフランス パリ―マドリード
筆者撮影

19時10分予定通りにマドリード到着。エアー・フランスのこの乗り継ぎはヨーロッパ経由でマドリードに到着する一番早い時間に着けるフライトです。最短で最速、夏ならホテル・チェックイン後バルに行ける時間ですね。

エアーフランス パリ―マドリード
筆者撮影

マドリードの到着時は力尽きて写真撮り忘れました。

エアーフランスが到着するターミナル2は大変小さく迷うことは無い。到着Arrival スペイン語でLLegada とバゲッジbaggege スペイン語でMaletasの表示に従えば預けた荷物を受け取るところに着きます。荷物の受け取りの後は出口はひとつしかありません。

パリ、シャルルドゴール空港ターミナル2E~Fの乗り継ぎまとめ


パリ、シャルルドゴール空港ターミナル2見取り図
https://www.parisaeroport.fr/homepage

*パリにはシャルルドゴール空港とオルリー空港がある。エアーフランスなどのエアーラインのホームページから自分で航空券を購入する場合は注意が必要。オルリーに到着しシャルルドゴール発の乗り継ぎも購入リストに出てくるので到着も出発もシャルルドゴールの航空券を購入するように注意が必要だ。

*シャルルドゴール空港はスリーレターコードCDGで表される。オルリーはORYとなり荷物のタッグには最終目的地のスリ―レターコードが入ったタッグが付く。マドリードならMADバルセローナならBCN。

*シャルル・ド・ゴール空港にはターミナルが3つある。ターミナル1,2,3と名前が付いていてターミナル間の移動は無料シャトルバスを利用する。

*エアーフランスはシャルルドゴール空港ターミナル2を利用している。

<パリ・シャルルドゴール・ターミナル2の図>

パリシャルルドゴールターミナル2E
エアーフランス公式ページより

 

*ターミナル2はAからGに分かれていて日本からの長距離便はターミナル2Eから出発と到着。ターミナル2Eは更にホールK、L、Mに分かれていて徒歩やバスや電車で移動する。どこに到着してどこに行くかによって徒歩、バス、電車となるが表示をしっかり見て移動すれば難しくは無い。(2EのKに着いて2Fへの移動なら徒歩だが2EのMに着いて2Fへの移動ならバス等)

*新しく2Gというターミナルが出来ている。使っているのはエアーフランスのLCCやイタリアやスペイン北部の都市など近距離のフライト。2Gという表示に従ってE-Fの間からバス移動になるらしいです。(私は未体験ゲート)

*日本からCDG経由で他のヨーロッパ都市(フランス国内含む)へ旅行する場合荷物はスルーバゲッジと言って最終目的地で受け取る。エアーフランスで乗り継ぎなら乗継便の搭乗券も既に出ているのでパリの空港では自分の体の移動のみ。(エアーフランスの搭乗券は一枚に2つのフライトが出ているのでの最後まで失くさないように)

*EUの入国・出国はパリで行う。ヨーロッパのシェンゲン条約国内に国境は無いので例えば「関空からパリ経由でマドリードまで」ならパリで入国手続きをするのでヨーロッパへの入国は終了。パリ~マドリードは国内線扱いとなる。他のヨーロッパの殆どの都市も同様。

*ロストバゲージの可能性があります。万が一預けた荷物が着かなかった場合に困らないように当日必要な薬や電話の充電器、日本帰着時は家の鍵などは手荷物にいれましょう。

 エアーフランス公式パージ乗り継ぎについて

以上パリのシャルルドゴール、ターミナル2E~Fの乗り継ぎの場合の参考にしてください。

夕陽が浦木津温泉の旅館「夕彩響季」へ高齢母を連れて一泊旅行の記録(2019年1月)

高齢者を連れての旅行は色々下調べが大変だ。毎回高齢の母との鉄道を使っての旅行は乗り継ぎや旅館の設備等をかなり調べてから予約をする。今回は1泊2日で丹後半島の夕陽が浦温泉へ行って来た旅の記録。ほぼ自分の忘備録です。

 

行きは京都から天橋立経由

母との旅の条件は

1あまり歩かせない

2乗り継ぎは走れない

3ホームの移動に階段は無理

4旅館は温泉だけど和洋室タイプでベッド付

5旅館の食事は椅子席

6騒がしい旅館はダメ

という何かと難しい母の要望にあう旅館を探した後JRの乗り継ぎ等を調べ上手く行きそうなら予約を入れる。今回は「遠くには行きたくない」という希望だったので美味しいカニを食べに丹後半島に行くことにしたが、今度は「食事がカニ尽しは嫌だ」というのでカニとお肉も有るメニューで探す。色々注文が多いのだ。

旅館は夕日が浦温泉の「響季(ひびき)」7部屋だけの旅館でバリアフリー、お部屋の前が海で和洋室ベッドに食事は椅子席。これにしようとほぼ決めた後JRの乗り継ぎに悩んだ。

京都タンゴ鉄道路線
京都タンゴ鉄道ホームページよりお借りしました

 

JRから途中京都タンゴ鉄道に乗り換える事になるが乗換駅の情報があまり無くて困った。ホームの階段の有無や駅間の移動等詳細がわからないのだ。JRのみどりの窓口でタンゴ鉄道の切符は購入できるのか等とネットで調べているうちに京都から「はしだて号」という特急に乗ると乗り換えなしで京都タンゴ鉄道に乗りいれていることが分かった。「これにしよう~」そして帰りは豊岡経由で尼崎からJR神戸線に乗って帰って来る事が出来そうだ。

2019年1月10日JR摂津本山駅出発

JR本山駅を朝8時37分の普通電車、次の芦屋で快速に乗り換え京都駅に9時41分到着。45分程乗り継ぎ時間が有るのでどこか座れる所を探す。京都駅で改札から出してもらいグランビア・ホテルのロビー喫茶に行こうと決めた。ところがこれが思ったより移動距離があって随分歩き最初の大クレーム。なだめながら歩いてもらってホテルのロビー喫茶へ。コーヒーとサンドイッチの朝食をいただきました。

京都駅ホテルグランビアのテールーム
筆者撮影

メニューにある「カフェラテ」と「カフェオレ」の違いが納得出来ずイタリア語とフランス語の違いで同じ物でしょ?と思ったがホテルの人に罪は無いので黙って注文。

ホテルのロビー喫茶は値段が高いけど静かで落ち着くので母も好きなんです。

京都駅ホテル喫茶
筆者撮影

45分の乗り継ぎなので大丈夫だと思ったがミックスサンド作成の15分が命取りになり最後は時間切れで一気にいただきました。

京都駅ホテル喫茶
筆者撮影

コーヒーが1050円なのね、ホテルだけあって値段も立派でした。でも美味しかったしサービスもムードも満足。

京都駅ホテル喫茶
筆者撮影

JR京都駅はかなり大きい。「特急はしだて」が出るホームは京都駅北西側の端の方の31番ホーム。またしても随分歩かせたので2度目の大クレーム。高齢者を連れての旅は大変だ。

JR京都駅
筆者撮影

10時25分発はしだて3号入線してきました。はしだてはJR山陰線から京都タンゴ鉄道を通り天橋立まで行く特急。

はしだて3号路線
JRお出かけネットページよりお借りしました

次のはしだて5号は宿泊地の夕日が浦温泉まで行くようだがひとつ早い「はしだて3号」に乗って天橋立で降りて軽く見学をしてみようと母に内緒で決めた。「はしだて3号」は287系の新型車両。

JR特急はしだて
筆者撮影

つるんとした可愛い顔の特急電車でした。

JR特急はしだて
筆者撮影

グリーン車は1号車、京都天橋立まで乗車券は摂津本山から夕陽が浦温泉。

JR特急はしだて
筆者撮影
はしだて号グリーン車
筆者撮影

車両の一部がグリーン車仕様でA,Bが並び席通路をはさんでC席。平日という事もあり電車内はガラガラ。窓からの景色は山の上の方は雪が薄く積もっていた。

JR特急はしだてグリーン車
筆者撮影
JR特急はしだてグリーン車
筆者撮影

お手洗いは普通席を通り過ぎて次の車両間まで移動が必要でした。スペース上仕方が無いんでしょうね。これに関しては母は特にクレームなしでしたが「グリーン車にも専用お手洗いをお願いします・・JRさん」とつぶやく。

はしだて3号
筆者撮影

 

車窓から福知山城が見えた。ここは明智光秀のお城らしい。城は明治の初めに取り壊された後、昭和61年に市民運動で再築されたのが現在の福知山城。ここで乗り換えにしてお城を見る案も考えたんだった。うちの母はお城好きでお城見学なら意外と頑張ってくれる。しかし駅から遠くタクシーを使うにしても時間が読めなく乗り継ぎ時間に見学するには無理があるので諦めた。

福知山城
筆者撮影

特急は途中スイッチバックもあり約2時間で天橋立到着。

天橋立駅
筆者撮影

駅はエレベーターが有り移動は問題なしでご機嫌な私たち。

天橋立駅エレベーター
筆者撮影

エレベーターが有るのは調査済みだったがここからが大変。「乗り継ぎ2時間取ってあるから」と発表すると母は「駅で座って待ってるわ~」とめんどくさがり「ちょっとだけ散策しよ」と言うと「どこいくのん?何にもないって~」「やめとこ~」と母のネガティブ発言が始まる。

天橋立駅
筆者撮影

騙して透かして母を歩かせるのも一苦労だ。近くの文殊堂まで連れていく。駅を出て右に少し歩くと文殊堂に到着です。正式名称は知恩院。知恵の神様文殊菩薩を祀っている。今日は1月10日、文殊堂は「えべっさん」の御参りの人でにぎわっていた。。

天橋立駅周辺
筆者撮影

天橋立には車やバスで何度も来ているがいつも有名な「又覗きの丘」の所だけしか行っていなく鉄道で来るのは初めてで私はとっても新鮮だ。次回は夫か友達とゆっくり来る事にします。

天橋立駅周辺
筆者撮影

知恵の輪は船の安全の祈る灯篭だそう。この輪を3回くぐると文殊様の知恵を授かるという言い伝えがあるという。くぐるって?この輪の中に入るのか?頭を入れるのか?行き交う人の動きを見ても皆さん様々でしたが頭だけを3回入れるというが正解の様でした。私は見ただけで終了。

 

天橋立駅周辺
筆者撮影

石のベンチが有ったのでの母を座らせ「ちょとだけそこまで行って来る~」と一人で散策。知恵の和の先に橋があって渡って行くと橋にロープが張られはじめて慌てた。係りの人に「戻れなくなりますか?」と尋ねたら「5分くらいですよ~」。この橋は船が通り度に90度水平に回転する橋で天橋立と陸の文殊堂の方を繋ぐ橋だそう。大正15年に手動で回す橋が作られ昭和35年にに電動の廻船橋になった。

天橋立駅周辺
筆者撮影

もう少し先まで行きたかったが駅に戻りましょう。お土産物屋さんを冷やかしながら駅に戻った。

天橋立駅周辺
筆者撮影

乗り継ぎは特急に乗ることにします。指定席を取ろうとしたら駅員さんが「空いてますからいりませんよ~」と提案してくれ特急券だけ購入。

天橋立駅周辺
筆者撮影

お腹が減ったので何か買って来よう。しかしこの辺りの名物鯖寿司は母は食べない。若い頃に鯖にあたってひどい目に合ったらしくそれ以来口にしていない。「鯖のアレルギーは無い」と何度説明しても全く聞く耳なしでめんどくさいので我が家では母は鯖アレルギーで解決している。年を取るという事はこういう事なのだ。

駅の売店で見つけた牛の稲荷寿司を買ってみた。好みを知っているのは選ぶときに楽だ。これなら絶対食べてくれるのが見ただけで解る。

牛稲荷寿司
筆者撮影

ホームに早めに行くと一両しかない可愛い電車がやって来た。これに乗って行くのも良かったかも。いやいや座れないと大変な事になるので特急で良かったんです。

天橋立駅
筆者撮影

特急は丹後の海という観光列車で自由席はかなり混んでました。「駅員さん~話が違うヨ~」と思ったがとりあえず何とか2人一緒に座れてセーフでした。

特急丹後の海
筆者撮影

「特急はしだて5号」約40分で夕陽が浦温泉到着しました。旅館にあらかじめ送迎をお願いしていたので駅から送迎車で5分程の移動。駅前にはお土産店もタクシー乗り場も無い。

夕陽が浦温泉駅
筆者撮影

母も私も観光地っぽい賑やかな温泉は好きではないのでこのひなびた感じは問題なし。

夕陽が浦温泉駅
筆者撮影

旅館「響季」到着しました。

夕陽が浦温泉旅館入り口
筆者撮影

到着するとお茶と和菓子で一息つきながら宿帳を記入。靴は履いたまま自分の部屋まで移動。

旅館響季入り口
筆者撮影

部屋が7室しかない2階建ての旅館。エレベーターが有る事を確認済みで2階の部屋をリクエストした。海を見るのには2階の方が見えるかなと思った。

夕陽が浦温泉 響季
筆者撮影

お部屋は2階突き当りの夕帆。全室が室和洋室でベッド付で海の前オーシャンフロント旅館だ。

夕陽が浦温泉、旅館響季
筆者撮影

浴衣

作務衣

テラスに出るには今日は寒かった。暖かい頃なら海を見ながらテラスでのんびり過ごすのも良いでしょうね。

夕陽が浦温泉 響季
筆者撮影

冷蔵庫の飲み物は自由にお飲みください。

コーヒーとお茶はエスプレッソマシーンで。コーヒーは嬉しかったがポットと急須が有った方が自由にお茶が飲めるなあと思った。

大浴場が無く部屋の温泉のみ。アメニティ類はこんな感じ。

夕陽が浦温泉、響季
筆者撮影

全館バリアフリーでお風呂の中も手すりや台座など配慮が感じられた。

夕陽が浦温泉、響季
筆者撮影

必要だと思うところに手すりが付いている。

夕陽が浦温泉 響季
筆者撮影

窓は両側にスライド式に開くようになっていて海を見ながら入浴が出来る。手前にも手すり。

夕陽が浦温泉、響季
筆者撮影

窓を全開にするとテラスに繋がっているのでおしゃべりしながらユックリ入れますね。

夕陽が浦温泉、響季
筆者撮影

生憎の曇り空です。夏は海水浴客が来るんでしょうか。ビーチに人がいるとこのお風呂の静けさはどうなんだろう。果たしてくつろげるものなのかと疑問に思った。夕食前にマッサージをお部屋に頼んで二人並んで50分間ほぐしてもらった。

夕陽が浦温泉、響季
筆者撮影

夕食は1階に降りて個室でいただきました。

夕陽が浦温泉、響季、夕食
筆者撮影

冬の日本海はやはりカニです。松葉ガニを中心にしたコース。丹後半島のあたりで水揚げするカニは特に品質、味ともに最高級。

夕陽が浦温泉、響季夕食
筆者撮影

ワインを一本注文。

夕陽が浦温泉、響季夕食
筆者撮影

新鮮なお刺身。

夕陽が浦温泉、響季夕食
筆者撮影

丹後半島の沖合は直ぐに200メートルの急斜面になっているそうでそこに定置網漁でカニを日帰りで取って来るので鮮度も良く味は最高です。

夕陽が浦温泉、響季、夕食
筆者撮影

松坂牛。

夕陽が浦温泉、響季
筆者撮影

カニ鍋の後の雑炊はお腹いっぱいでお断りしました。

朝食は7時半にお願いして1階の個室にて。

夕陽が浦温泉響季朝食
筆者撮影
夕陽が浦温泉響季、朝食
筆者撮影

チェックアウトは11時。朝食の後私はもう一度お風呂に入る。単純泉でお湯は管内循環式でいつでもたっぷりで暖かかったです。

旅館について

夕陽が浦温泉 夕彩Resort響季

今回は楽天トラベルから予約を入れた。ポイント貯めているので。

夕陽が浦温泉 響季公式ページ

旅館はほぼ満足。1泊2日2食付きで2人合計で約8万円。大浴場が無いのが物足りないが他の宿泊客に一度も会わず過ごせたのは良かった。部屋でのんびり過ごす人にはいいだろう。仕事もしようとコンピューター持参で行ったがデスクが無くコンセントもソファーの近くになかったのは苦労した。仕事持ち込みで高齢者と来る人もいることを今後配慮してくださるといいですね。お食事担当の方もお部屋担当の方も親切で丁度いい距離感でした。松葉ガニは最高に美味しかったです。宿泊料金の半分は食事代でしょうね。

1月11日神戸へ帰る

 

旅館の送迎で駅に向かう。駅で市役所の観光局のアンケートをやっていて長い長いアンケートに答えた。京都のこの辺りはマイナー観光地でこれから取り組んでいくのだろう、アンケートは観光の目的や旅館の満足度など多岐に渡っていた。

夕陽が浦温泉駅
筆者撮影

駅のホームはひとつだけなので階段無しで到着も出発も同じ改札を出たところ。

京都タンゴ鉄道夕陽が浦駅
筆者撮影

 

10時09分発の宮豊線で豊岡へ。単線で一両編成の電車にゆられ約33分で豊岡へ。

京都タンゴ鉄道
筆者撮影

地方のローカル線は楽しい。

豊岡で乗り継ぎ便のようなJRがあったけれど念のためさらに次の電車にしておいたが乗換は通路を通って歩くだけでJRのホームに着いた。これなら高齢者でも5分もあれば乗り継げる。

豊岡駅京都タンゴ鉄道とJRの乗り換え
筆者撮影

仕方が無いので駅で時間をつぶすが母は椅子に座って待っている宣言。

豊岡駅乗り継ぎ
筆者撮影

小さなキオスクと駅前にスーパーが有るだけだった。夕陽が浦から同じ電車だった男性は別の旅館の板長だそう。最近は中国の船が底からカニをさらって行くのでカニが少なくなってもう日本人の口に入らなくなるかもと話していた。

豊岡駅
筆者撮影

JR特急コウノトリ号は城崎温泉から大阪に向かう特急だ。

JR豊岡駅
筆者撮影

11時3分豊岡発のコウノトリ14号は14時16分尼崎着。

JRコウノトリ号
筆者撮影

コウノトリ14号のグリーン車。殆どお客さんいませんでした。

JR特急コウノトリ号
筆者撮影
JR特急コウノトリ号
筆者撮影

私たちは尼崎で降りてJR神戸線に乗り帰宅。

JR尼崎駅
筆者撮影

今回の旅行に使ったお金

旅館1泊2食 76000円+消費税6080=82080

入湯税150円x2=300円

JR往:乗車券 摂津本山~夕陽が浦木津温泉4020円x2=8040円

特急グリーン車京都~天橋立3600円x2=6200円

特急券 天橋立~夕陽が浦木津温泉x2=?

JR帰り 乗車券 木津温泉~摂津本山3850円x2=7700円

特急券グリーン車豊岡~尼崎4480円x2=8960円

京都駅喫茶 3700円

マッサージ 6000円x2=12000円

夕食ワイン 4000円+消費税320円=4320円


合計約133300円

母がJRジパング倶楽部会員だが同一区間往復101キロ以上ではなく適応されなかった。3割引きになるので次回はもっと上手く使いましょう。

 

アルムデナ大聖堂はマドリードの守護聖母のマリアを祀る信仰の中心そして入場無料

マドリードは新しい街だ。首都になったのは16世紀でそれまではかなり小さな村だった。その為長い間大聖堂が無くマドリードの教区はトレドの大司教の管轄となっていた。首都になったマドリードにも大聖堂が欲しいという人々の念願が叶い1993年に完成した近代的な建築がアルムデナ大聖堂。中に納められている褐色の肌の聖母マリアの名前がアルムデナ、その聖母を祀った大聖堂とその歴史をまとめました。マドリード王宮のすぐ横にあるので王宮観光の後に是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

アルムデナ大聖堂


完成したのは1993年

1883年から1993年にかけて創られたアルムデナ大聖堂の正式名称はカテドラル・デ・サンタ・マリア・ラ・レアル・デ・ラ・アルムデナ。実は建築計画は16世紀に始まっていたが様々な理由で遅れが続き完成は20世紀の最後となった。

アルムデナ大聖堂
筆者撮影

建築が始まった1883年はアルフォンソ12世王の時代。従妹のマリア・メルセデスと恋に落ち結婚するが半年後にマリア・メルセデスは子供を産んだ後直ぐ天に召された。最愛の妻を亡くしたアルフォンソ12世が妻を埋葬できるように大聖堂の建築を命令する。

アルムデナ大聖堂
筆者撮影

完成した折マリア・メルセデスのお墓もエスコリアルから移動しアルムデナの聖母の真下に置かれた。

アルムデナ大聖堂
筆者撮影

 

1993年に完成した折は当時のローマ法王ヨハネパウロ2世によって献堂式が行われた。

アルムデナ大聖堂前のヨハネパウロ2世像
筆者撮影

2004年には現国王フェリペ6世の結婚式が行われている。当時まだ皇太子のフェリペとジャーナリストだったレティシア妃。

フェリペ皇太子とレティシア
大聖堂内展示物より筆者撮影

 

 

アルムデナとは聖母マリアの名前

「アルムデナ」少し変わったこの名前は大聖堂の中に納められている聖母マリアの名前。アラビア語で要塞とか城壁のAl-Mudayna=アル・メディーナという言葉から来ている。現在の王宮とアルムデナ大聖堂があるあたりはイスラム教徒時代アルムダイナという村だった。イスラム教徒達は城壁に囲まれた要塞都市=メディーナを作って暮らしていた。

アラブ時代のマドリード
筆者撮影
聖母の発見

聖母の話は伝説から始まる。イスラム教徒が来るより前にキリスト教徒の小さな教会がありそこに村人たちの信仰の聖母像があった。712年のある日、村にイスラム教徒軍がやって来たので村人がその聖母像を2本の蝋燭と共に城壁の中に隠した。

レコンキスタが進んだ11世紀トレドを奪回したカスティーリアの王アルフォンソ6世は隠された聖母の噂を聞き探し出す決心をする。王の祈りの日々は続きある日国王率いる宗教行列がベガの坂道を登って行くと城壁が崩れその窪みから聖母が発見された。

そしてなんと聖母に捧げた蝋燭の炎は未だ灯されたままだった。この話はレコンキスタの宗教的情熱と上手くマッチし13世紀には人々な間で好まれ語り継がれていた。

(写真下)マドリードに残るアラブ時代の城壁跡、その向こうにクリプタ(地下礼拝堂)の入り口が見える。

アラブ時代の城壁
筆者撮影

又別の伝説ではロドリゴ・ディアス・ビバール通称「エルシッド」の元にある日、美しい聖母が現れ「マドリードをキリスト教徒の手に奪い返すよう」にとお告げがあった。マドリード陥落戦の日、城壁の一部が壊れそこからエルシッドはマドリードに入城する事が出来、そこに聖母像が灯された蝋燭と共に発見された。

(写真下)現在聖母像がクエスタ・デ・ベガの壁に置かれている

城壁に聖母像
筆者撮影
最初の教会

レコンキスタが終わったアルムダイナ村にあった回教寺院にアルフォンソ6世は聖母像を安置しサンタ・マリア教会と呼んだ。マヨール通りに交差する小さな小道に今もにアルムデナ通りが有る。

アルムデナ通り
筆者撮影

その教会は1868年にこの辺りの道路の拡張工事の際に壊れてしまった。写真下の後姿の人(銅像)がのぞき込むところにサンタ・マリア教会の基礎部分が見える様になっている。

サンタマリアアルムデナ教会跡
筆者撮影

アルフォンソ6世がその教会の主祭壇に「ユリの聖母」の絵を描かせた。ユリの聖母については後述する。

マヨール通りにある旧サンタマリア教会の模型

旧サンタマリア教会
筆者撮影

 

アルムデナ聖母像

伝説は大切に置いておくとしてこの聖母像は後期ゴシック期の物で15世紀から16世紀に創られたものらしい。

アルムデナの聖母像
筆者撮影

聖母像は木製に彩色されており、王座の部分は更に後の時代1640年バロック期の銀製でフェリペ4世の時代にマドリード市から贈られた。

ネオゴシック様式の大聖堂内部は斬新な絵画で飾られている。

アルムデナ大聖堂
筆者撮影

ユリの聖母

アルムデナのマリア像が見つかる前にアルフォンソ6世はサンタ・マリア教会(回教寺院を改装した教会)にユリの花を持った聖母の絵を描かせた。

ユリの聖母
筆者撮影

その聖母はフランス王女だった妻コンスタンサに似ていたという。後サンタ・マリア教会に大きな中央祭壇画が創られユリの聖母の絵は祭壇によって覆われてしまう。約500年後の1623年に偶然発見されたユリの聖母の絵は教会の入り口に置かれ大切にされた。現在大聖堂の地下礼拝堂(クリプタ)に置かれている。(ユリの聖母の絵は2019年現在修復中で展示されていません)

クリプタ(地下礼拝堂)

大聖堂の地下に大聖堂と同じ規模の地下礼拝堂がある。大聖堂に向かって左の方から坂道を降りていくと入口が有り無料で入ることが出来る。

地下礼拝堂
筆者撮影

入場無料ですが寄付金を入れるところが有るので少額入れましょう。ひとり1€から2€と書いてあって寄付金に金額書いてあるのも不思議なものだが。

寄付金入れ
筆者撮影

 

内部はロマネスクのアーチが続き真摯に祈る人達がいる。

地下礼拝堂
筆者撮影

墓所になっていてお花が沢山置いてあるのはどなたのお墓かと思ったらフランコ夫人だった。

地下礼拝堂
筆者撮影

11月9日はアルムデナの聖母の日

マドリードの守護聖母アルムデナのマリアの日が11月9日でマドリードは祝日。この日は大きなミサが行われ聖母像が街に出る。

アルムデナの聖母の日
筆者撮影

大都会のマドリードには今も伝統的なお祭りが残っており毎年この日は民族衣装を着た地元の人が沢山集まる。

アルムデナのマリアの日
筆者撮影

各信徒会の人達が旗を先頭に歌ったりお祈りしたりしながら列を作る。

アルムデナの祝日
筆者撮影

近衛兵の綺麗な騎馬隊も登場。

アルムデナの祝日
筆者撮影
アルムデナのマリアのお祭り
筆者撮影

最後に聖母像が担がれて通って行くと周りの人達が「ビバ・アルムデーナ」「サンタ・マリア~」などと声をかける。泣きそうになっている人もいてこの辺の感情は私の理解を超えている。

アルムデナの聖母のお祭り
筆者撮影

アルムデナ大聖堂

C/Bailen マドリード王宮すぐ横

スペイン広場から徒歩で10分、マヨール広場から徒歩15分

時間:9時から20時30分

入場無料

博物館入場の場合は6€

入場口は王宮に向かい合う広場ではなく大聖堂沿いに少し歩いたところにあります。

 

神戸のグルメ、地元民が通う昔ながらの美味しい物を紹介します。神戸に来たら絶対食べて帰ってほしい物特集。

神戸のグルメ、ちょっと美味しいものを御紹介。神戸の中心部はJR元町駅から三ノ宮(阪急、JR)南北は山と海に囲まれた一帯。JR元町駅近くの地元民人気の美味しいグルメを紹介します。私が一時帰国で必ず頂く美味しいものを神戸元町駅から三ノ宮駅周辺で選別しました。

 

JR元町駅


神戸の中心部は神戸駅ではなくてJR元町駅から三ノ宮駅。元町駅はJRのみで三ノ宮駅はJRと阪急と阪神の3つの鉄道会社にそれぞれ三ノ宮駅がありどの駅も近いので都合が良い鉄道駅を使うと良い。今回はJR元町駅近くを中心にご紹介します。

神戸元町駅
筆者撮影

JRの元町駅のホームは東西に長く出口は2つ、東出口と西出口がある。今日はトアロードや居留地方面のJR元町駅東出口の方から出ることにします。

神戸JR元町駅
筆者撮影

神戸のグルメ<森谷商店のコロッケ>

JR元町駅東口から大丸方面(南側)に歩くと朝から列が出来ているお肉屋さん。ここのコロッケは一個買いが出来る。随分並んでいても観光の人達は皆さん一個とか二個買いなので列は早く進んでいきます。

神戸のグルメ、森谷商店コロッケを買うのに並ぶ人
筆者撮影

値段はコロッケひとつ90円で税込み。揚げたてなので目茶美味しいです。他にもミンチカツやカレーフライ等魅力的な名前が続くが、ほとんどの人の目当てはコロッケ。

神戸のグルメ、森谷商店コロッケ屋メニュー
筆者撮影

コロッケと心に決めて並んでいても順番が来たら心が動く魅力的な物が沢山。

神戸のグルメ、森谷商店コロッケ屋
筆者撮影

黒豚デミカツはミンチカツ。

神戸のグルメ、森谷商店コロッケ屋
筆者撮影

注文すると手際よくコロッケを準備してさっさと計算して集金もしてくれます。「すごい出来る従業員やな」と感心する。

神戸のグルメ、森谷商店コロッケ屋
筆者撮影

一個の注文時は食べやすいように紙の小さな袋に入れてくれるのですぐにいただきます。やっぱり揚げたては美味しい~。

神戸のグルメ、森谷商店コロッケ屋
筆者撮影

神戸のグルメ<とんかつの武蔵>

コロッケ屋さんのすぐわきにある雑居ビルの2階にあるとんかつの武蔵。神戸の地震の後ここへ引っ越したが創業昭和14年というと1939年。何と80年の歴史のあるとんかつ屋。とんかつは当時にしては珍しかったに違いない。

神戸のグルメ、武蔵とんかつ
筆者撮影

この看板を目印に雑居ビルの2階にエレベーターで上がる。

神戸のグルメ、武蔵のとんかつ
筆者撮影
神戸のグルメ、とんかつの武蔵
筆者撮影

地元人気店でいつも混みあっていますが今日は連休明けの月曜日なので並ばずに入れた。

神戸のグルメ、とんかつの武蔵
筆者撮影

おひとり様ならカウンターもあり。

神戸のグルメ、とんかつの武蔵店内
筆者撮影

爪楊枝入れが豚です。すべてに昭和な感じが素敵に落ち着く。

神戸のグルメ、とんかつの武蔵店内
筆者撮影

お品書きはとんかつのロースかヘレ、海老カツ、えび椎茸。定食に2000円はちょっと贅沢ですが絶対後悔なしの絶品です。

神戸のグルメ、とんかつの武蔵
筆者撮影

私はいつもヒレカツ定食。きゃぺつとお味噌汁とごはんはお代わりできる。

神戸のグルメ、ヒレカツ定食
筆者撮影

ちょっと甘めのとんかつソースとさっくり上がったとんかつの相性は抜群です。

神戸のグルメ、とんかつの武蔵
筆者撮影

 

神戸のグルメ<老松記(ろうしょうき)の豚まん>

JR元町駅の東口をコロッケ屋さんから更に南に歩くと大丸百貨店の脇に中華街。地元では南京町と呼ぶ神戸の中華街はとっても小さく東西200メートル南北100メートル。ここから入り少し歩くと十字路に出る。

神戸のグルメ、神戸元町中華街
筆者撮影

 

この小さな中華街にお店がぎっしり、その中でも有名なのが老松記(ろうしょうき)の豚まん。

神戸のグルメ、神戸中華街の豚まん屋の列
筆者撮影

十字路が交差するあたりに有り必ず列が出来ているので迷うことは無い。大正4年創業という歴史ある店が老祥記(ろうしょうき)。

神戸のグルメ、神戸元町老祥記
筆者撮影

私は老祥記に来るときは朝一を狙います。少しでも出遅れると随分並ぶことになる。朝10時開店の少し前には既に行列が出来ていました。

神戸のグルメ、中華街の豚まん老祥記に並ぶ人

 

小さな店舗で座れる席は長椅子とテーブルが2列のみ。地元の人はお持ち蹴りが多い。

神戸のグルメ、神戸老松記の豚まん店内
筆者撮影

ここの従業員は福利厚生がしっかりしていて満足度が高いらしい。中でいただく場合は一個90円で一皿3個から。

神戸のグルメ、神戸中華街老松記の豚まん
筆者撮影

中はジューシーで何もつけなくても美味しいがお好みでソースと醤油とからし、お茶は自由にお代わりできる。

神戸のグルメ、神戸元町老松記の豚まん
筆者撮影

一皿いただいている間にお持ち帰りを20個注文。家に帰って冷凍しておけば2週間くらいは大丈夫です。

神戸のグルメ、老祥記の豚まん
筆者撮影

神戸のグルメ<ユーハイム本店で神戸牛ミートパイ>

元町商店街に入った所にあるユーハイム本店。神戸牛のミートパイは今日は品切れで写真無しです。外はパリッパリのパイ地の中にミンチが入ったミートパイは絶対おすすめ。あ、これはデパート等に入る日本全国のユーハイムで買えます。

神戸牛のミートパイ
筆者撮影

神戸のグルメ<たちばなのタコ焼き>

JR元町駅からセンター街を三ノ宮方面に少し歩くとタコ焼きのたちばな。

センター街入り口
筆者撮影

タコ焼きの事を神戸では明石焼き又は玉子焼きとも呼ぶ。大阪のタコ焼きはソースをかけて鰹節をのせて食べるが神戸では柔らかいタコ焼きを出汁(だし)に入れて食すのです。

明石焼たちばなの入り口
筆者撮影

飲食店が並ぶ通りにヒッソリ有るので通り過ぎてしまいそうだ。「タコ焼きのたちばな」もお昼時は混んでいるので少し時間をずらしてやってきました。

明石焼のたちばな
筆者撮影

小さな店舗でカウンターとイス席少し。店内撮影禁止なので明石焼のみ撮影することに。

神戸のグルメ、たちばな明石焼き
筆者撮影

一人前10個で出汁と薬味が出てくる。必ずおひとり一つ頼んでくださいと書いてあった。これを3人でひとつとか頼まれたらお店は迷惑という事ですね。

神戸のグルメ、たちばな明石焼
筆者撮影

ソースはお好みでつけられるように2種類置いてある。私は辛口派。

持ち帰りも対応してくれるので注文しておくと食べ終わるころに持って来てくれる。母にお土産に持ち帰りを注文。可愛い箱に入って出汁も入れてくれました。

神戸のグルメ、たちばなのタコ焼きの持ち帰り
筆者撮影

 

神戸のグルメ<いすずベーカリーのスコッチ・エッグ・カレーパン>

神戸いすずベーカリー
筆者撮影

歴史のあるパン屋が沢山ある神戸なのでパンのレベルは高い。私の実家の駅近くにはドンクやフロインドーという有名どころがあるが元町に出て来たらここに来る。

神戸のグルメ、いすずベーカリー、スコッチエッグカレーパン
筆者撮影

 

神戸のグルメ、いすずベーカリー、スコッチエッグカレーパン
筆者撮影

家に持って帰って少し温めていだたきます。中にカレーと茹で卵が入っている揚げパンなのでこれ一個でお腹いっぱいになります。

神戸のグルメ、いすずベーカリースコッチエッグカレーパン
筆者撮影

アップルパイやガーリックトーストや食パン等種類は豊富です。

神戸のベーカリー、いすゞベーカリースコッチエッグカレーパン
筆者撮影

神戸のグルメ<神戸オリエンタルホテルのカレー>

神戸オリエンタルホテルは1870年創業の歴史のあるホテルだ。神戸の震災で旧建物は被害を受け現在の建物は2010年にオープンした近代的な建物。

神戸のグルメ、神戸オリエンタルホテル
筆者撮影

レセプシオンとレストランは17階にある。

神戸のグルメ、オリエンタルホテル
筆者撮影

 

昔のカレーの復刻版だそう。子供の頃祖父に連れられここのカレーを食べに来ていたが味の記憶はもうないので当時のままかどうかは不明。

神戸のグルメ、オリエンタルホテルのカレー
筆者撮影

復刻版で昔のレシピで作っているという話。

神戸のグルメ、オリエンタルホテルのカレー
筆者撮影

中に松坂牛がゴロゴロ入っている。カレーとは別にローストして入れてあるそうだ。

神戸のグルメ、オリエンタルホテルのカレー
筆者撮影

神戸のグルメ<ビフテキのカワムラ>

神戸に遊びに来たらやっぱり神戸牛食べてみたいという方の為に。神戸三ノ宮駅近辺に沢山神戸牛を食べさせる老舗が沢山ある。スエヒロやモーリ、高級店で荒川なども有名だ。カワムラも有名店のひとつで本店が三ノ宮駅東口近くにある。ここは上品でこじんまりしたお店なので少人数の接待にも使えます。

神戸牛
筆者撮影

前菜のサラダ

ビフテキのカワムラ
筆者撮影

 

黒毛和牛のコースも有りますが特選神戸牛をいただきます。100グラムコース14300円、140グラムコース19100円、180グラムコース23900円。お昼のランチにすると100グラムコースが12600円になります。

ビフテキのカワムラ
筆者撮影

綺麗な神戸牛が目の前に並ぶ。鉄板焼きの板前さんとの会話も神戸牛の楽しみのひとつ。

ビフテキのカワムラ
筆者撮影

目の前でジュージュー焼きたての神戸牛は肉の油がトロリとしはじめ最高に美味しい。

ビフテキのカワムラ
筆者撮影

<番外編>神戸市役所の展望台

県外の知人が神戸に来たら案内するのが神戸市役所の展望台。無料で土日祝日も開いている。

神戸市役所
筆者撮影

神戸市役所の1号館へ。

神戸市役所
筆者撮影

24階展望ロビーに向かいます。

神戸市役所
筆者撮影

港の景色

神戸市役所
筆者撮影

山側の景色

神戸市役所
筆者撮影

喫茶もあって窓のカウンターに座ると景色を見ながら軽食がいただけます。

神戸市役所
筆者撮影

以上神戸に来たら是非参考にしてください。

マドリードでサンセバスティアン料理「シドレリア・ドノスティ」はスペイン広場すぐ

マドリードでサン・セバスティアン料理。シドレリア・ドノスティはマドリードの中心部スペイン広場近くにあるシドレリア。

北部スペインのバスク地方、サン・セバスティアンに行くと山の中にシードラ(リンゴの発泡酒)を作るシドレリアがありそこにレストランを併設しているところが点在する。マドリードでサンセバスティアンの雰囲気を楽しめる店がスペイン広場の近くに有る。今日はシドレリア・ドノスティを紹介します。

 

シドレリア・ドノスティ


シードラ屋

シードラの樽
筆者撮影

シドレリアはリンゴ酒「シードラ」を飲ませるシードラ屋の事。バスク地方のサンセバスティアン郊外に行くと大きなシードラの酒樽が有る店がありその横に長テーブルを囲んで食事が出来るところが山間部に点在する。ドノスティアはサンセバスティアンの事なのでマドリードに数々有るバスク料理でもここは「サン・セバスティアン風」のレストラン。

スペインのレストランは外側をあまり主張しないので通り過ぎてしまいそうな店構え。

レストラン外観
筆者撮影

12月の終わりの方に来たのでスペインも忘年会シーズン。レストランは満席で最後のテーブルをセットしてくれた。今日は3人出来たので色々注文できるぞー。

シドレリア・ドノスティアのメニュー
筆者撮影

カルタ(お品書き)はスペイン語のみです。

メニュー内部
筆者撮影

アミューズにチストラ=Txistorraを出してくれた。チストラはバスクの細長いチョリソーソーセージの事。豚肉やパプリカなどを混ぜ合わせ手でこねて子羊の腸に入れて風で乾かして作る一品。ここのは油で揚げていなくて湯通しされているのでさっぱりで軽くて良かった。

チストラ
筆者撮影

シードラをまず最初に注文。大きな樽から直接ピッチャーに入れたシードラはさっぱりしていてフルーツジュースのようでした。

シードラを入れるところ
筆者撮影

シードラは軽いのでお水変わりです。

シードラで乾杯
筆者撮影

前菜を3皿注文して「色々試したいのでシェアーします」と伝えると分けやすいように準備してくれた。

 

ワインはハウスワインの赤で行きます。ボトルの値段12€でかなり美味しかった。予想通りリオハ・アラベサ(リオハ地区のバスク側のワイン)のワインだった。スペインの大抵のレストランが勧めてくれるワインやハウスワインは安くて美味しい。外国人だからと言って高いのを勧められたことが一度も無いので信じて大丈夫と思っている。ハウスワインはスペイン語でvino dela casa(ビノ・デラ・カサ)あとは赤か白を指定してください。

ハウスワイン
筆者撮影

前菜、まずはバスクの小豆料理、トロサのアルービアス=Alubias de Tolosa。ぜんざいの甘くないみないなのです。体になじむ優しい味です。

豆料理
筆者撮影

付け合わせにしし唐ピーマンの酢漬けをかじりながら豆をいただきます。

付け合わせ
筆者撮影

チャングーロ・ドノスティ=Txangurro Donostiaは毛カニの味噌とカニの身をニンニクや玉ねぎ、にんじんやトマトと混ぜて炒めてオーブンで焼いたもの。サンセバスティアン料理でマドリードではあまりお目にかかれない一品。

チャングロ
筆者撮影

ピーマンの詰め物ピミエントス・レジェノスPimientos Rellenosは良くバスクのレストランでいただく一品。赤ピーマンの中に魚と野菜を料理したものが詰めてオーブン焼きしてソースがかかっている手間のかかる一品。

 

ピーマンの詰め物
筆者撮影

メインはチュレトンChleton(骨付き赤肉の塊)の400グラムを3人でシェアーしました。400グラムが一番小さい単位でスペイン人はこれを一人で食べると思うが800グラム、1キロ、1200グラムと選べるようになっていた。ひとりで1キロ食べた人を見た事が有る。

チュレトン
筆者撮影

デザートはチーズケーキTarta de quso。濃厚で目茶美味しかった。

チーズケーキ
筆者撮影

カプリッチョ・バスコCapricho vascoは元々はサラサーテのバイオリン曲の名。意味は「バスクの気まぐれ」。クアハダとリンゴに甘いソースナッツのデザート。嬉しすぎて写真はボケました。

デザート
筆者撮影

シンプルにアイスクリーム、Helado

アイスクリーム
筆者撮影

最後にリコールを御馳走していただき満足。値段は約100€位でした。

 

シドレリア・ドノスティ詳細

住所:Calle Luisa Fernanda 21

公式ページ http://www.sidreriadonosti.com/

最後に

スペイン広場界隈で食事となるとどうしても大通りの方へ行ってしまいがちだがグランビアの方はツーリスティックな店が多くいつも人でいっぱいでサービスの質も良くない。少し大通りからそれただけで地元の人しか来ないレストランが結構あるものです。メニューがスペイン語だけになるので躊躇してしまうかもしれないがマドリードでサン・セバスティアンが感じられるレストランです。

スペイン人を4人連れて日本を旅した記録2018年10月5日~12日

スペイン人を4人も連れて日本に行くことになった。ピレネーのオルデッサに住むアントニオ夫妻とその友達バレンシアのカルロス夫妻に私たち夫婦が同行した旅の記録。

スペイン人4人を連れて日本へ行った旅の記録


2018年10月5日マドリード出発

日本は巨大台風の後で被害がスペインでも連日報道されるなか、次の台風が来ている。心配しながらの出発だったが今回の台風はとりあえず日本海から抜けていくようだ。マドリードの空港でアントニオ達と合流し後はバレンシアのカルロス達がイベリアで到着するのを待つのみ。

ところが早速トラブルだ。バレンシアからイベリア航空が遅れているというカルロス達から連絡。乗り継げなかったらどうしよう。と心配したが、何とか無事乗り継げマドリードの空港で合流、アントニオはワイン6本購入。日本に美味しいワイン無いと知り持って歩く覚悟。

このワインは後半まで持ち歩くことになる。出発前に生ハムとワインで乾杯。

飛行機乗る前に「どれだけ食べて飲むネン~」というくらい注文していました

2018年10月6日成田着、箱根へ

長かったフライト、マドリード発のイベリア航空は13時間30分で成田到着。イベリアのエコノミーは初めて乗ったがかなり狭いのと機材も小さいので後ろの方に行っても立っていられる場所も無く14時間は長い、と思った。アントニオとカルロスはどちらも不動産業やらホテル業やらやっている経営者ですごいお金持ちなんですがビジネスにする?って聞いたけど「いやエコノミーでいいでしょっ」て、望んでエコノミー。お金持ちって時々不思議だ。

成田空港で両替後移動

為替はスペインの各銀行より成田の方がレートが良いので成田で両替。その間に大きなスーツケースを明後日の京都のホテルへ送る。「台風の影響で荷物の運送が遅れています」間に合わないかもと言われた。東京駅までは京成バスで1000円、これは他のリムジンバスより安い。成田のジャパンレールパスの交換場所がいつも混んでいるの東京駅までバスで移動した。東京駅は巨大で迷ったが何とかジャパンレールパスの手続きと列車の予約を終えて駅構内のすし屋へ。定食の寿司は安くて美味しかった。全員満足。

 

東京から小田原へ新幹線で移動。JRパスはグリーン車にしたので快適。小田原からタクシーで旅館へ。タクシー代1台5600円。本当は登山電車に乗ると喜ぶと思ったが連休で混んでいる中並んだり待ったりはダメな人達なのでタクシーを選んで正解だった。

今日の宿泊は小涌園天悠

 

チェックインを済ませて近くの滝へ15分程で移動。

最初は車が走る道路をかなりあるく、標識があまりなくて着けるか心配したがグーグルマップを頼りに旅館から下り15分ほど。

 

 

温泉に入るかと思って温泉のある旅館を選んだがどうやら彼らは無理らしい。スペイン人は驚くほどの綺麗好きで温泉が衛生的観念で無理なんだと思った。(この人達は最後まで一度も共同の温泉には入らずでした。)

宿泊した小涌園は各部屋に露天風呂。最近の流行で部屋に露天をつける旅館が増えたががベランダの露天風呂はどうなんだろうと思った。一応温泉がでましたので足湯だけしました。

お部屋は洋風の和室。大型ホテルでアジア系の宿泊客が多いせいか従業員もアジア系の人が沢山で日本語があまり通じない。一泊一部屋6万円超にしてはソフトの部分がもう少し足りない印象。チェックインに時間がかかり過ぎ色々頼んだ事が出来ていなかった等色々これから改善できる点多し。

 

夕食のレストランでマドリードの空港で買ったワインを飲もうと思って持ち込み料を聞いたら5000円。20€のワインに5000円の持ち込み料はあほらしいとホテルのワインを頼む事にした。

食事は満足で浴衣を着て全員でテーブルを囲む。

夜は彼らはマッサージへ。

 

10月7日箱根から京都

箱根でジャンボタクシーを3時間チャーター。事前に伊豆箱根交通にメールで問い合わせて9人乗りのジャンボタクシーを3時間で25、560円で予約。バスに並んだり待ったりする人達ではないので予約してよかった。ひとり頭にすると4500円ほどで快適だ。モーターボートをチャーターしようと思ったが台風の影響で船は運休。日本の連休と重なって渋滞が有るのを考えて予定を立てる。箱根神社だけじゃなく九頭竜神社まで行くつもりがどこでも楽しむスペイン人たちは時間がかかって箱根神社でタイムアウト。

箱根はロープ―ウェイとか乗らなくても充分楽しめた。

小田原から新幹線で新横浜へ(小田原駅に泊まる新幹線は少ないので新横浜に戻り京都行に乗り換える)ランチは新横浜駅構内の千房でお好み焼き。

ホテルは祇園の真ん中にあるザセレスティン京都祇園。狭い土地をうまく利用して京都らしさのある作りだった。JR京都駅から送迎バスで15分。

入り口を入ると地下にいったん降りたところがレセプション。大浴場もあって快適だった。未だ新しいからか従業員は不慣れな感じでミス連発。日本でミスが続くのに少し驚いた。それも単純なミスと連絡の悪さ。

アントニオの最初からのリクエストは「神戸牛が食べたい」。そして「最後の日だとリベンジが出来ないので早めに」という事で京都の最初の夜に神戸に本店があるモーリヤへ。

神戸牛だアワビだシャンパンだ、ワインだと全員で22万円少し。

鉄板焼きの担当の方も感じが良く満足。最初にワインを頼んでから出てくるのに随分待った以外は良かった。

 

夕食後はホテルのバーへ。全員上機嫌で行ったがバーの男性のアテンドが大変感じ悪く全員でさっさと部屋へ戻る。あまりに失礼だったのであとでレセプシオンに忠言だけしてに行った。

 

10月8日京都観光

最初の予定では保津川下りへ行くつもりだったが台風の影響で中止。祇園のスターバックスで朝食を済ませ人力車で京都の観光。高台寺前から1時間1台17500円。

アントニオは人力車の仕事は非人道的な扱いで「信じられない、可愛そうだ、あり得ない」と最後に全員にチップを払っていた。タクシーで三十三間堂に行きランチは八坂神社近くの王将の餃子と焼きそばにした。午後は自由行動でアントニオは私にマッサージを招待してくれた。

 

夕食はステーキのコースをホテルで。

ワインの持ち込みを最初5000円と言われていたが何故か無料にしてくれた。ここでやっと2本のワインを消費。初日に予約を入れたのに入っていなくてもう一度入れたら時間が違っていた等々のお詫びかもしれない。

 

10月8日京都から高野山へ

ホテルの朝食は予約していないで大丈夫と言われていたのにカルロス達はレストラン入り口で止められたと連絡。慌てて降りて説明するがこのホテルは何かと連絡が悪い。

チェックアウトの時に支配人が出て来て様々な不具合を謝ってくれた。初日のバーの飲み物代を返金しますと言われたが断った。飲んだんだからそれはいらない。東京のホテルにスーツケースを送る料金を払ってくれた。

タクシーで京都駅へ向かい今日は高野山へ行く。

乗り換えの新今宮でジャンジャン横町へ。「治安悪くないかな~怖いおじさんに絡まれたりしないかな?」と思ったけどみんな親切だった。串カツ屋が並ぶ通りをネットで調べた有名な「ダルマ」に行こうとしたら後ろから自転車押した大阪人のセニョーラが「あんたらダルマ行くんちゃう?ダルマよりこっちの方がおいしいで~そこならび」と教えてもらった八重勝。既に列が出来ていたが後ろに着いた。

二度付禁止の店で外国人連れなのでさらに厳しい監視の目を感じた。

こういう店はヨーロッパにないので随分楽しんだ。

 

どこに行っても大きな声でしゃべって何でも楽しむ人達だ。

南海の駅に戻り高野山へ。電車内で「扉が開きます~」のアナウンスが気に入ってヒラキマス~ヒラキモス~とスペイン語の活用形にして笑っていた。

 

かなり急勾配の登山電車。

 

極楽橋から南海バスで宿坊へ。10月の旅行を4月頃から予定を立てたが宿坊は予約が難しかった。唯一3部屋予約が可能だった熊谷寺は奥の院にも近いので決めた。少し値段が高めだったが2階の奥の部屋で他の人達が来ない所にある部屋。

カルロスは190センチの身長なので浴衣がミニ。

畳で寝るというか床で寝るのはどうか心配したがそれなりに楽しんだ。奥の院は神秘的で幻想的で全員喜んでいた。

 

帰りのバスを待っているところにタクシードライバーが営業に来ていて明日6人乗れるタクシーを2時間貸切る。

 

 

10月9日高野山から城崎温泉へ

朝の法要に出席したのは私たち日本人だけだった。ここの住職はちょっと修業が足りない。プンプンいつも怒っていてお説教にもそれが伝わって来た。一緒にいる修行僧は大変だろう。これも修行という事か。

朝食の後約束通り大型タクシーが待ってくれていた。お任せで帰りの電車の時間まで色々連れて行ってくれた。

大阪へ出てランチは大阪駅構内でスパゲッティとかハンバーグ。

大阪から城崎温泉へ特急で。

城崎温泉はあいにくの雨。旅館は志賀直哉も宿泊したという創業300年の旅館三木屋。和洋室が2部屋あって日本庭園に面している。

夕食はカニと松坂牛の懐石料理。

 

ここの楽しみは温泉巡りだけどスペイン人には無理だった。共同のお風呂に入るというのが無理の様で夜は散歩に出かけた。

 

10月10日

城崎温泉から大阪行き特急

グリーン車で大声でずっとしゃべり続けた結果車内の日本人夫人にうるさいと注意され、それでもしゃべり続けたため車掌に言いつけられ車内アナウンスされたが気が付かないスペイン人たちでした。

新大阪駅でラーメンのランチ後東京へ。東京でもう一度神戸牛というリクエストだったけど銀座で調べると随分高くあのペースで食べたら100万円くらい行くぞ~と脅したら諦めた。で代替え案は何故かブラジル料理。

東京のホテルは三井ガーデンホテル銀座。ホテルのロビーから銀座の夜景が見える。

選んだポイントはロケーションと成田空港行きのリムジンバスが止まる事。銀座の真ん中にあり狭いがセンスのいいホテルだった。

ちょっとランクの上のビジネスホテル位の感じだが満足。アントニオは部屋が狭いのでスイートに変更。

「渋谷の交差点に行きたい」とリクエストがあったのでタクシーで渋谷へ。東京のタクシードライバーはみんな親切だった。近距離はもっと嫌がられたりするのかと恐れていたが全く問題なかった。

 

10月11日東京

朝は秋葉原へ行ってお買い物。高級時計などは決して安くないとスペイン人。良く知っていいるなと感心。侍と書いたTシャツやら仏像やらを買っていた。

タクシーで浅草へ移動。

ランチは浅草でお好み焼き。ネットで探した「つる次郎」というお店へ。

お好み焼きが気に入っていたのでリピート。だけれど東京でお好み焼きは大丈夫かと心配したが美味しかったです。

 

午後は自由行動でアントニオはマッサージを頼むが80歳くらいの年配の女性で気の毒になって途中で帰って貰ったそう。夕食はイタリアンへ。最後の夜どこかに飲みに行きたいというかと思っていたが明日が早いのでおとなしく解散だった。

 

10月12日

成田空港へ。ホテルのすぐ前からリムジンバスで成田空港へ。荷物はホテルの人が運んでくれ丁寧な対応だった。チェックインを済ませて彼らは帰って行きました。

*スペイン人は何でも楽しむ。

*温泉はダメな人も多いかも。

*食事も毎回懐石料理や豆腐や魚だとつらいみたいでステーキが食べたいようだ。

*お好み焼きが随分気に入った。

マドリードから日帰りでセゴビアへ行った旅の記録

知人の義理の御両親が来ているが知人たちが「仕事が忙しくてどこにも連れていけないのでお願いできませんか?」と突然連絡が入り丁度体が開いていたので半日でマドリードからセゴビアへ行って来た旅の記録です。

*行きは新幹線で帰りはバスにした。

*新幹線はチャマルティン駅から出発。

*新幹線の切符の値段は時間によってかなり違うので安い時間を選んだので10時15分発になった。

*ネットで購入しようとすると個人情報をかなり入れ無いと購入できないのでアトーチャ駅にあらかじめ購入に行った。

*バスは片道1時間10分で4.05€、新幹線は片道約30分で安い時間帯で12.90€

マドリードから半日日帰りセゴビアの旅


チャマルティン駅から

チャマルティン駅
筆者撮影

マドリードにレンフェ(スペイン国鉄)の主要駅はアトーチャ駅とチャマルティン駅。AVEアベと呼ばれる新幹線はほとんどがアトーチャ駅から出るが北に向かうセゴビア行きのAVEはチャマルティンから出発なので注意が必要。

チャマルティン駅
筆者撮影

今日乗るアベは10時15分発のValladolidバジャドリ―行き。念のため少し余裕を持って9時45分頃チャマルティン駅に到着した。アベの切符の値段は時間によってかなり違うので買う時に調べてから行くことをお勧めする。たったの30分しか乗らないのにほぼ倍くらいの値段の違いです。

出発の20分ほど前にゲートが決まり掲示板にホーム番号が表示された。一番右端の方の17番はアベ専用のホーム。

チャマルティン駅
筆者撮影

ホームに降りたところで荷物の検査がある。空港程の検査ではなく液体物は大丈夫。

チャマルティン駅
筆者撮影

時間通りチャマルティン駅をを出発したアベは約30分でセゴビアに到着。山の中をトンネルを掘って創られた線路なのであまり景色が良くない。帰りはやっぱりバスにしよう。

セゴビア行きのアベの中
筆者撮影

殆どトンネルの中だが時間が短いのは良い。駅の名前はセゴビア・ギオマールで一瞬不安になるがセゴビアはアベではこの駅しかない。

セゴビア行きアベの中
筆者撮影

人の流れに沿って駅の外へ出ていく。

セゴビアの駅
筆者撮影

外に出たところにタクシーと路線バスが待っていた。

セゴビアギオマールの駅
筆者撮影

路線バスはどちらに乗っても大丈夫

バスはL11とL12 が止まっていたがL11は満員だったのでL12に乗った。L11 は水道橋行きでL12 はバスターミナル行き。バスに15分程揺られて市内のバスターミナルへ。値段は1人2€。タクシーでも水道橋迄10€位で着くので4人くらいいればタクシーでもいいと思う。今回は座れそうだから「バスも乗ってみましょうか~」とバスにしてみた。

セゴビアの駅
筆者撮影

バスはバスターミナルには入らず道の反対側で止まる。バスターミナルと言っても小さなバスの待合所。帰りはここからマドリード行きに乗る。少し歩くと水道橋が見えて来る。

セゴビアの観光は兎に角水道橋

バスターミナルから方角が解らなければアクエドゥクト?と聞いてみよう。バスが止まるところから5分程で水道橋が見えて来る。

セゴビアの水道橋

少し歩いて水道橋の始まりのあたり等を見学。

セゴビア水道橋
筆者撮影

次第に道路の方が下って行き水道橋が上に高くなって行くのが解る。

セゴビア水道橋
筆者撮影

今度は水道橋の横にあるタクシー乗り場からタクシーでアルカサールが良く見えるところへ移動。ここの正式の名前はミラドール・デ・フエンシスラMirador de Fuencislaという。

アルカサールの展望場所

セゴビアのアルカサール
筆者撮影

セゴビア城は入場も出来るが今回は入らなくても良いですという事で外からだけにした。

タクシーでマヨール広場まで行きあとはもう一度水道橋へ戻る。タクシー代は水道橋からお城の展望場所経由マヨール広場で8.5€だった。

セゴビアのタクシー
筆者撮影

マヨール広場から大聖堂を外から見て(ここも内部は見なくていいですという事で)水道橋迄ゆっくり下り坂になる。

セゴビア大聖堂
筆者撮影

メインストリートには昔のお屋敷やお店が続く。

とげの家
筆者撮影

マヨール広場から15分ほど歩くと前方に水道橋が再び見えて来る。

セゴビア水道橋
筆者撮影

今度は水道橋の横の階段を上まで登って行きましょう。

セゴビアの水道橋
筆者撮影

水道橋の上には登れないがかなり高い位置から水道橋を見ることが出来る。

セゴビア水道橋
筆者撮影

ここから水は街に入り写真下の車の後ろの部分が水路が下に下がって水をここから水槽に貯めたところ。

セゴビア水道橋
筆者撮影

水路は意外と狭くこんな感じ。

セゴビア水道橋
筆者撮影

お食事は子豚

セゴビアの名物は子豚の丸焼き。有名店が水道橋のたもとにあるが沢山は食べられないという事で水道橋のたもとにある小さなバルで少しだけ試していただくことにした。あらかじめたくさん食べれないので子豚をひとつだけ試してみたいのでいいかしらと聞いたら「ノープロブレム」

セゴビアのランチ
筆者撮影

ワインとニンニクスープを注文。

セゴビアランチ
筆者撮影

子豚はこれを3人でシェアーします。

セゴビアランチ
筆者撮影

グリーンアスパラとエビと卵の料理

セゴビアランチ
筆者撮影

バスでマドリードへ

バスターミナルに移動してマドリード行きの切符を購入。切符売り場は一か所しかない。マドリード行きは割と頻繁に出ていて気をつけるのは直行便と村を経由するのが有る。直行はディレクトDirecto。

セゴビアバスターミナル
筆者撮影

マドリード行きのバスはどこから出るの?と聞くと「その辺~」と指を刺されて、まあスペインでは良くあることかとその辺で待つ事に。割と時間ぎりぎりにバスが入って来た。座席は自由でWi-Fi付きだった。(つながらなかったけど・・・)

セゴビアバスターミナル
筆者撮影

バスは約⒈時間程でモンクロア・バスターミナルに到着。マドリードモンクロアバスターミナルは地下鉄4号線と6号線のMoncloaモンクロアと乗りいれている。

セゴビアからマドリードのバス
筆者撮影

レンフェとバスのページ

renfeはスペイン国鉄の事。公式ページはこちらから

http://www.renfe.com/

AVANZA BUS=マドリードーセゴビアのルートをやっているバス会社の公式ページ。かなり頻繁にバスは出ているが注意はあちらこちら経由するバスが有るので直行=DIRECTO=ディレクトを見る。もちろん小さな村を経由しながら行くのも良いものですが。

https://www.avanzabus.com/linea-madrid-segovia/horarios-madrid-segovia/

ローマ時代の水道橋の技術について書いている記事です。

ローマ時代2000年前に水は無料だった、セゴビアで古代ローマ人の土木技術インフラ堪能

日帰りセゴビアまとめ

朝10時15分にチャマルティンを出てセゴビア観光とランチを食べて16時頃にマドリードに戻ってきました。朝もっと早くから動けばさらに効率よく回れる。バスターミナルから水道橋が近いので往復バスも有りだと思う。値段もバスの方がうんと安い。マドリードからセゴビアに日帰りで行く方の参考に書きました。